海外ドラマ

2021年6月13日 (日)

アストリッドとラファエル

よくある刑事と部外者の相棒による犯罪捜査ドラマですが、両方とも女性っていうのが現代的だし、片方は自閉症というのも目新しかったです。

確かに高機能自閉症の人たちは賢くて目の付け所も違うし、捜査能力に秀でていそうですよね。問題は人間関係の構築ですが、ここではラファエルがうまく対応し、アストリッドをサポートしていました。

とはいえラファエルも自閉症に詳しいわけでなく、支援グループの人や、アストリッドが懇意にしている日本人のムッシュー・タナカから教わっていました。

アストリッドは本当に日本の物が好きみたいで、タナカさんの日本商品の店に通い詰めるだけでなく、パズルにはまったきっかけは、父親からもらった寄木細工の秘密箱!

そんな彼女に私もどんどん魅かれました。ラファエルだけでなく、最初は自分のミスを指摘されて反感持ってた検視官のフルニエでさえ、すっかり彼女の評価を変えましたものね。

アストリッドの知識と洞察力を披露するドラマなので、証拠の発見やトリックの見破りに主眼のある本格捜査なのも、このドラマを気に入った理由の一つです。


Astrid et Raphaelle」(2019~2020年フランス)

2021年5月30日 (日)

マンハント:謎の連続爆弾魔ユナボマー

1シーズンごとテーマが変わる(「アメリカン・クライム・ストーリー」など)はアンソロジードラマと呼ぶことを最近学びましたが、これもそんなドラマの一つで、第1シーズンはユナボマーについてです。

当然リアルタイムで記憶していますが、名前だけやたら聞いていた割に、具体的にどのように解決されたのかは知らずにいたので、とても面白かったです。

他に何の証拠もなく、彼が出した声明文や主義主張を研究し、知人に似たような文章を書いたり主張をしたりしている人がないか情報を募ったんですね。それで犯人が見つかったのもすごいけれど、主人公の捜査官フィッツが、上司の賛同を得られなくても、その手法に固執し続けられたのもすごいと思いました。

解決にこれだけ時間がかかったのは、FBIがルビーリッジとウェーコという二つの事件の失態で世間に叩かれていた折で、下手に動いて批判の矢面に立ちたくないという心理が働き、慎重な判断しか下そうとしなかったという状況も災いしたのでしょう。

ユナボマー=テッド・カジンスキーの視点で描かれた第6話も興味深くて、賢すぎて周囲から浮いていた幼少期や、大学で心理テストの実験台にされて精神を病んだのではという説など、同情したくなる側面もありました。

逮捕されて結果オーライだったけれど、ほんのちょっとした偶然の重なりに左右されたようにも見え、事件がそれ以上続かなくてほんと良かったと思います。


Manhunt:Unabomber」(2017年アメリカ)

2021年4月25日 (日)

The Great

ロシアの女帝エカチェリーナのことは、歴史の時間に学んだ記憶がありますが、詳しいことは知らなかったので、興味を持って見始めました。

そうしたら、「時々真実」の副題通り、ほとんどフィクションぽくて拍子抜け。あまりにバカバカしいし、面白おかしく描かれ過ぎて、最初はいかがなものかと思いましたが、登場人物の設定だけ借りた完全な創作と考えたら許容できました。

ピョートルがあそこまでお馬鹿なのはあり得ないし、エカチェリーナがあんなに策略家だったのかは不明ですが、エカチェリーナがピョートルを操縦する術を心得てからは楽しんで見ることができたし、戦争相手のスウェーデン国王も同じくらいおバカで、どちらも王妃が手綱を握っているのは爽快でした。

最終話はいよいよエカチェリーナが、ピョートルを失脚させて自分が権力の座に就こうとするところ。愛人レフを犠牲にしてまでロシアに尽くすとしたら相当の覚悟だけれど、シーズン2もあってピョートルもまだ出るのなら、そう簡単にはトップになれないのかなと思います。


The Great」(2020年アメリカ)

2021年4月23日 (金)

This is Us シーズン4

これまでジャックとレベッカ、そして3人の子供たちを中心に描いてきた本ドラマですが、前シーズンのラストでちらっと見せたように、次の世代への移行を感じさせるシーズンでした。

ピアソン家はもちろん、トビーやベスのことも取り上げたので、先に進まないと、という判断なのかもしれません。ケイトとトビーの息子が大人になって音楽で成功する姿(レベッカとケイトの血筋ね)や、ケヴィンにも子供が生まれると分かったし。

ただしケヴィンの相手が誰かについては、散々気を持たせられました。

まず、叔父ニックとの断酒会で出会ったジェニファー・モリソン(「Dr. House」)がいて、次にカフェで出会うソフィア・ブッシュ(「シカゴP.D.」)がいたのに、どちらともくっつかず、果ては元妻ソフィーと再会したので元サヤか?と思ったのに、それもアウト。

結局子供の母親は一夜限りの相手だったけれど、今後彼女との仲は進展するのでしょうか?

ケヴィンの職業もあって映画ネタが多いのも、このドラマの楽しみの一つですが、今回ケヴィンはM・ナイト・シャマラン監督の映画に出演。「グッドウィル・ハンティング」のラストを想像するゲームもありました。

そうそう、ケヴィンが降板した「シッターマン」の後任は、モリス・チェスナット(「ローズウッド」「レジデント」)だそうです!

最終話はいつも意味深ですが、今回も次シーズンに向け期待の高まるエンディングでした。


This is Us」(2019~2020年アメリカ)

2021年4月 2日 (金)

The Sinner:ジェイミー

先日見たばかりの第2シーズンのジュリアンに続き、第3シーズンも見ました。

残念ながら、前シーズンのように一気見を誘うほどの展開ではありませんでしたが、マット・ボマー出演なので、どうしても気分は高まりました。

シーズン2は、次々と新事実が明らかになるので先が気になりましたが、今回はどちらかというとジェイミーの精神状態に焦点があり、おどおどしてアンブローズに助けを求める気弱な高校教師が、罪を犯す理由を探っていく感じでした。

ラストはさすがにスリリングで目が離せず、殺人者として覚醒しちゃったようなジェイミーが、もはや気弱どころか自信さえ感じさせるほどで、これがニックの影響なのか、それとも彼の中に眠っていただけの素質なのか、分かりませんでした。素質が無ければ、影響も受けないのかもしれませんが。

トレードマークのヘアスタイルを短髪にしたマット・ボマーは、顔立ちの美しさが際立っていました。
高校教師と聞いて、私が生徒だったら絶対好きになっちゃうなんて考えていたら、案の定、卒業生と会うシーンで、皆が先生に夢中だったと言っているセリフがあり、やっぱりねーと思いました。


The Sinner」(2020年アメリカ)

2021年3月31日 (水)

プロディガル・サン

正直そこまではまってはいなかったのですが、シーズン終了まで見終えました。

主人公マルコムがシリアルキラーの息子で捜査官という設定は新鮮ではあるし、親子の葛藤みたいなのも良いのですが、息子が父を通報して逮捕されたのに、父の助けを借りて捜査するパターンばかりなのもどうかと思いながら見ていました。

でも終わり頃は、マルコムが子供の頃にその姿を見て父が殺したと思っていた「箱の中の女」にまつわる話に進展があり、収監されている父親とも関係のあるニコラスが出てきて、ちょっと面白くなりました。
そしてシーズンラストは予想外の展開に!

それにしても、マイケル・シーンのシリアルキラーははまり役でした。

マルコムの妹エインズリーを演じるのは、「宇宙探査船オーヴィル」のアララちゃんことハルストン・セイジ。彼女とニコラス役のダーモット・マローニーが一緒にいるのを見たら、「Crisis」繋がりだよーと思ってしまいました。

第2シーズンもあるそうなので、ストーリーにちょっと興味が出てきたところで、引き続き見ようかなと思います。


Prodigal Son」(2019~2020年アメリカ)

2021年3月30日 (火)

NCIS:ニューオーリンズ シーズン6

第6シーズンが終了しましたが、まずは記事を書いていなかった前シーズンについて。

ドウェインに昇進の話があり、新しくチームリーダーとしてハンナがやってきました。これでドウェインはあまり出なくなるのかと思ったけれど、何だかんだ捜査に協力していました。
ハンナを演じるのは「24」のダリア・ハッサンが印象に残るネカー・ザデガンです。

久々にドウェインの父親が出てきて腹違いの弟も登場しました。弟のほうは店を任せるまでになったけれど、父親はアポリオンという組織を追う事件の絡みで亡くなってしまいました。

今シーズンの大きな話題はやはり、ラサールを演じるルーカス・ブラックの降板でしょう。しかもシーズンエンドではなく途中での、あの退場の仕方は結構衝撃的でした。

でも、ラサールの代わりに新加入のカーター捜査官は、「シカゴP.D.」でも言及したチャールズ・マイケル・デイヴィス! すごくカッコよくて、ちょっとシニカルなキャラも気に入っています。

もう一人、「ジ・アメリカンズ」で大好きだったリチャード・トーマスが、ここではハンナを敵視して降格させた副局長ヴァンクリーフ役で出ていて、どうしてもギャドさんのイメージが拭いきれず嫌いになれないのですが、捨て台詞を残して去ったので、来シーズンも出たりするかしら?と期待しています。


NCIS:New Orleans」(2019~2020年アメリカ)

2021年3月25日 (木)

リンカーン ボーン・コレクターを追え!

アンジーとデンゼルの映画「ボーン・コレクター」は随分前に見ましたが、ドラマ化するなら事件をより深く細かく見せ、周囲の人物像も詳しく描かれるのだろうと思いながら見始めました。

実際にはボーン・コレクターは半分くらい脇に追いやられ、ニューヨーク市警が捜査する別の事件が一話完結で取り上げられていました。
犯罪捜査好きの私としては、それはそれで良かったのですが、他の捜査に手をかけすぎて、ボーン・コレクターとの対決が冗長になったのも事実。もう少しテンポよく進めても良かったかもしれません。

助手となるアメリアがハイテクな装備をつけ、動けないリンカーンもまるで一緒に現場にいるようなのが現代的で、いわゆる昔のベッド・ディテクティブみたいなのはもう存在しないな、と感心しました。

リンカーンの様々なうんちくがすごすぎて、もちろん駆け出しの頃からニューヨークの歴史や土地をホームズばりに調査していたし、動けなくなってから更に知識を蓄えたのかもしれませんが、「クリミナル・マインド」のリードみたいな天才ではないのに都合よすぎじゃ?と感じました。

ラストはボーン・コレクターを追い詰めて終わりかと思いましたが、次シーズンも当て込んでいたみたいで、リンカーンに新たな挑戦者が現れたところで終了。でも、私と同様、興味を引かれなかった人が多かったのか、1シーズンで打ち切りとなったようです。


Lincoln Rhyme: Hunt for the Bone Collector」(2020年アメリカ)

2021年3月21日 (日)

The Sinner:ジュリアン

シーズン1の放送時にあらすじを聞いた時には興味を持てず、シーズン2もそのままスルーしていましたが、今回シーズン3でマット・ボマーが出ると知り俄然注目(単純!)
で、その前に集中放送されていたシーズン2も見てみたら、すごく面白くて一気見してしまいました。

まず冒頭から、両親と思われる男女を少年が毒殺するシーンで始まり驚きました。でも、親を殺すなんて相当の理由(虐待とか?)があるか、根っからのソシオパスか?なんて考えながら見ていたら、次々と新事実が明るみになり、先が気になってどんどん続けて見てしまいました。

中には想定していた展開もありますが、全く予見できなかったものもあり、通常の単なる犯人を追う捜査じゃないところが、引き込まれるゆえんなのでしょうね。

基本は「第一級殺人」などと同じでシーズンごと異なる事件のため、前のシーズンを見ていなくてもついていけますが、主人公ハリーの母親の話は、前シーズンも出てきて私の知らない情報があるのか、それとも今回故郷に帰ったことで新しく出てきた話なのか分からず気になりました。

引き続き第3シーズンも見る予定ですが、もし第1シーズンもこんなに面白いんだったら見逃したことを後悔・・・。チャンスを見つけて、最初の事件も見てみたいと思います。


The Sinner」(2018年アメリカ)

2021年3月20日 (土)

グッド・ワイフ シーズン5

先月見終えた「グッド・ファイト」の記事でも書いた通り、ずっと前にシーズン4まで見た後に見そびれていたドラマの続きを見ました。

ケイリーと一緒に独立したアリシアに怒ったウィルが、裁判でことごとく対立するのは分かるとしても、ピーターの知事選不正疑惑や、NSAの盗聴騒ぎにまで発展したのは行き過ぎな気もしました。NSAの若者が昼メロを楽しむかのようにアリシアたちの会話を聞いている様子をずっと引っ張っるのは正直ウンザリでした。

特筆すべきは、やっぱりウィルの退場でしょう。ジョシュ・チャールズが降板するのは聞いていたので、どう辞めるのかと一挙一動に注目していたけど、まさかこんな去り方とは!
同じ回にマシュー・グードがポーマー検事補で出ていて、彼があまりにカッコイイのでそっちばかり気を取られていたら、あんなことに・・・。

しかも、そのポーマーは、てっきり事件後アリシアの事務所に入るとかするんだと思ったら、そんな様子もなくて、今後が気になります。

ダイアンの側も、デヴィッド・リーと彼が引き込んだケニング(マイケル・J・フォックスが再登場!)が彼女と敵対し、波乱万丈のままシーズンエンドとなりました。

若干興味は失いつつも、マシュー・グードが引き続き出ることに気を良くし、次シーズンもすぐに放送されるので、このまま見続けます。


The Good Wife」(2013~2014年アメリカ)

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