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2022年2月

2022年2月26日 (土)

刑事ダルグリッシュ

P・D・ジェームズという作家のことは知っていても(「高慢と偏見、そして殺人」とか)、本を読んだことはなかったのですが、このドラマはとても気に入りました。

まず、時代設定が1970年代と、「刑事モース」なんかと同じ匂いを感じました。それに、正統派ミステリというのが最近少なくなっているので、硬派な主人公がとても好感持てました。

対照的に俗っぽさが際立つ部下のマスターソンは、容疑者の一人に手を出したりするチャラ男なのですが、とがめだてされることもなく仕事を続けていられるのが不思議でした。

良かったのは、ダルグリッシュに引き抜かれて田舎から都会に出てきたミスキン。勝手な推測で犯人と断定するマスターソンと異なり、的確な判断をしますが、マスターソンにやっかまれて苦労します。

ダルグリッシュ(邦題と異なり実は警部)は詩人とのことですが、過去に出版した本がちらっと触れられただけで、捜査中に目立った言及はありませんでした。

でも、原作は10冊以上あるシリーズで、今回映像化されたのは、そのうちの3つだけなので、最初の頃に取り上げられていたのかもしれません。

今後、他のエピソードも作られるのか不明ですが、まずは原作のほうを読んでみたくなりました。


Dalgliesh」(2021年イギリス)


2022年2月20日 (日)

夜の大捜査線

先月、名優シドニー・ポワチエが亡くなりました。フランス映画月間中だったので、今月になったらこの映画を久々に見ようと心に決めており、今日実現しました。

30年前に初めて見た時には、アメリカの人種問題について知ってはいたものの、今ほどの知識はなかったし、単純に話として面白いと思っていました。最初は反発しながらもバージルの協力を得ていた署長が、殺人事件の捜査に詳しい彼の指摘を受けて渋々容疑者を釈放したりする様子が爽快だったし。

年を経るにつれ、差別の根深さだけでなく、田舎署長の心境なども深く理解できるようになり、この作品の凄さがより分かってきました。

白人を殴り返すシーンも以前は何気なく見ていましたが、当時の黒人は皆驚いたという話を後から聞き、今回特にそのシーンに注目しました。
署長もバージルの行動に驚いたでしょうが、何もせず見て見ぬふりをした時点で、彼の態度の変化が見て取れました。

そして、2人で署長の家で語らうシーン。白人優位と思っていたのに黒人に同情されそうになり、抵抗する署長の姿に悲哀を感じました。

アカデミー賞で作品賞を受賞したのも納得の名作です。
ちなみに、主題歌を歌っていたのは、レイ・チャールズでした。


In the Heat of the Night」(1967年アメリカ)

2022年2月19日 (土)

プロミシング・ヤング・ウーマン

昨年のアカデミー賞でノミネートされていた時から、気になっていた作品です。

キャリー・マリガンは最も好きな女優の一人ですが、過去に複雑な思いを持ちながら、半分投げやりな人生を送り、唯一ささやかな復讐に喜びを見出しているキャラクターを見事に演じていました。

せっかく新しい出会いに前向きに生きようと決意したのに、ひょんなことから過去に引き戻されていくのは、運命のいたずらということなのでしょうか。
かなり想定を超える展開で、アカデミー賞で脚本賞を受賞したのも納得です。

何でこんなタイトルかと思ったけれど、将来を有望視された若い女性の行く末が、ってことなんでしょうね。
脚本を書き監督も務めたのは、自らも女優のエメラルド・フェネルという人ですが、どこからこんな話を思いついたのかと感心しました。


Promising Young Woman」(2020年イギリス・アメリカ)

2022年2月15日 (火)

グッド・ワイフ ファイナル

ようやく最終の第7シーズンまで漕ぎつけました。第4シーズンまで見た後に中断し、再開してファイナルまで足かけ〇年、長かったです。終わって残念というより、ようやくという気がしたのは、スピンオフ「グッド・ファイト」を見始めちゃっているというのもあると思います。

今シーズンでは、再び独立して自宅に事務所を構えたアリシアが、依頼人獲得のために行った保釈裁判所で、ルッカに出会います。
普通に見てたら何てことないのでしょうが、「グッド・ファイト」の彼女を見ているので、出てきただけでおおー!と思いました。

また、カリンダに代わる調査員として、ジェフリー・ディーン・モーガンが出演し、私は「グレ・アナ」の頃から彼がお気に入りだったので、嬉しかったです。

NSAの盗聴騒ぎがまたも起こった時には、正直ほんとウンザリ(前からすでにウンザリでしたが)。でも、カナダとの盗聴合戦は、ちょっと面白かったかな?

ラストは、当然予測すべきでしたが全く予測していなかったウィル・ガードナー登場で、さすがにもう終わりなんだなと実感しました。

「グッド・ファイト」もいよいよシーズン3以降がスパドラで放送されるので楽しみです。


The Good Wife」(2015~2016年アメリカ)

2022年2月 6日 (日)

ロンドン警視庁 コリン・サットンの事件簿

以前見た「ペンブルックシャー・マーダー」や「ソールズベリ 毒殺未遂事件」などと同じ、実際の事件を取り上げた実録もの犯罪捜査ドラマです。

イギリスってこういう実話映像化が好きなのでしょうか。でも、事件をよく知らない私が見るのと異なり、当時ニュースを見聞きしていた人たちは、恐怖がよみがえったりしないのかなと考えたりしました。

フィクションと違って、地味な捜査をコツコツと積み上げて(川底をさらったり、防犯カメラを延々見続けたり)、容疑者を洗い出そうとする努力に頭が下がりますが、人員も時間も限られているので、どこかで区切りをつけなければならない時もあるのかなと思います。

この事件の場合は、発生から数か月で容疑者が見つかったものの、証拠が十分でなく、起訴まで2年ぐらいかかったようなので、諦めずに辛抱強く捜査した結果の賜物だとつくづく感じました。


Manhunt」(2019年イギリス)

2022年2月 5日 (土)

ブルーブラッド シーズン3

第1・第2シーズンを再視聴した後、ようやく新しいシーズンを見ることができました。

まず、ダニーの相棒だったクラトーラが、家庭の事情で休職に・・・。「NCIS」のクインも同じような理由で突然去りましたよね。定番なのでしょうか。

そして、後任がまたもやコロコロ変わり(「ブラックリスト」のメーガン・ブーンとか)、でも3人目でちょっと落ち着いた様子があるので、これで固定されるかな?
ずっと白人が続いていたので、やはりヒスパニック系のほうがバランスが良いと判断されたのかも。

一方のジェイミーは、先輩の指導から外れて独り立ちし、こちらもヒスパニックの相棒ヴィニーと組んでいましたが、シーズン終盤で不幸な結末に! ヴィニーを演じるセバスチャン・ソッツィは、以前見た「レッドライン」でも印象的だったので、このヴィニーにも好感を持っていて、ずっとジェイミーの相棒でいてほしかったのですが、とても残念です。

第4シーズンも放送開始していますが、本国アメリカではシーズン12が放送中とのことで、まだまだ先は長いです。


Blue Blood」(2012~2013年アメリカ)

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