マーメイド・イン・パリ
アニメかと思っていたら実写映画でした。
同じく人魚に恋をする「スプラッシュ」や、天使と恋に落ちる「天使とデート」を思い起こしましたが、青年相手の2作品と大きく異なり、40歳になろうという中年さしかかり男性っていうのがミソ。
とはいえ、ちょっと若き日のランベール・ウィルソン似で、見た目は悪くありませんでした。
何で普通は若い男性かというと、人魚や天使という存在を受け入れる純粋さや恋愛の未熟さっていうのがあると思うのですが、こちらの主人公ガスパールは、40歳でも心は大人になっていないようですし、恋愛経験は豊富でも失恋ばかりというのも、その辺りに原因があるのかなと考えたりしました。
「スプラッシュ」のダリル・ハンナや「天使とデート」のエマニュエル・ベアールと同様、こちらの人魚もキュートで、男性を虜にするのも納得でした。
ガスパールが歌声を聞いても平気っていうのは都合よすぎな気もしますが、そこはファンタジーってことで。
ガスパールのお父さん役チェッキー・カリョがいい味だでした。夫を殺されて人魚を追いかけるロマーヌ・ボーランジェ(「そして誰もいなくなった」)の鬼気迫る感じもすごかったです。
「Une Sirène à Paris」(2020年フランス)
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