おかえり、ブルゴーニュへ
セドリック・クラピッシュ監督のワイン造り映画です。
最初のほうはあまり面白さを感じず、家を飛び出した長男のことも共感を持てなかったし、醸造家としての自分に自信のない妹や、妻の実家で遠慮している末弟の苦労は、それなりに理解はできたものの、それだけでした。
ただ、ワイン農家が舞台の映画はいくつも見てきましたが、ここまで具体的に一年を通してワイン造りが描かれるのを見たのは初めてだったし、品種の違いで収穫のタイミングを測ったりする様子は楽しめました。
後半は、長男の妻子がオーストラリアからやってきて、家族の微妙な関係や、そこから発展して徐々に理解し合っていく兄妹たちが、それぞれ成長していく姿はなかなか良かったです。
父が亡くなった後に相続税が払えず売却しようかと考える辺りはリアルでしたが、実際にワインを造っているメゾンではどう乗り越えているのでしょうね。
フランスのニュースで中国人が投資のために買ったりしてるって話も聞いたことがあるけど、それも相続税が理由の売却なのかな、なんて思ってしまいました。
「Ce Qui Nous Lie」(2017年フランス)
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