ザ・シークレットマン
ウォーターゲイト事件の密告者ディープスロートが自分だったと、当時FBI副長官だったマーク・フェルトが名乗り出たのはごく最近のことですが、その彼についての実話映画化です。
フーバー長官の側近でFBIを動かしていた彼が、なぜ大統領を告発することにしたのでしょう。強大な権力を持っていたフーバーがタイミング悪く亡くなって、大統領の制御が効かなくなったからなのか、はたまた自分が順当に長官に昇進すると思っていたのに、大統領が自分の腹心を据えてしまったからなのか。
ウォーターゲイトそのものが凄い事件で、裏で情報捜査しようとする政府にFBIも対抗することができず大変だったのでしょうが、密告以外に事実を明るみに出す手立てはなかったのかと思っていたら、最初は単にFBIの操作を妨害する政府の動きをメディアの力で止めようとしただけだったんですね。
その時は知り合いのタイム記者にも話をしていたけれど、ワシントンポストのほうが粘り続けて、こういう結果になったということのかなーと思いました。
「Mark Felt: The Man Who Brought Down the White House」(2017年アメリカ)
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