オール・ライズ
裁判ドラマはいくつも見てきましたが、いつも検察官か被告側弁護士ばかり、判事が主人公なのは初めてだったので、とても新鮮でした。
最初は、ローラが理想主義すぎることや、公平であるべき判事が被告(大抵無実だったり同情すべき事情があったりする)に入れ込みすぎるのが鼻につき、あまり楽しめませんでした。
ローラが熱血なのはいいとして、判事の権限を逸脱しすぎるのは否定できず、自分が正義だと信じるほうに肩入れするのは明らかだし、証明や弁護は双方に任せるべきなので、職権乱用と言えなくもありません。
実際それで異議申し立てがあったけれど、お咎めなしだったのでOKってことなのでしょうが、私はあまり納得できませんでした。
とはいえ、ローラの親友で検察官のマークや、公選弁護士エミリーの側からの話も描かれ、多面的な群像ドラマなのが面白く(普通はどちらかなので)、後半は結構はまってきました。
シーズン最終話は、コロナ禍に突入したせいでオンライン裁判になっていましたが、実際に俳優たちも自宅から参加したそうで、苦肉の策だなーと感心しました。
現実の裁判はどうなっていたのか考えたこともなかったけれど、調べてみたら延期されたことも多かったようですね。改めて、コロナの影響の大きさを感じました。
「all rise.」(2019~2020年アメリカ)
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