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2021年12月

2021年12月29日 (水)

2021年のまとめ

今年は仕事が忙しくて、なかなかブログに時間を割けませんでした。仕事があるだけでも有難いので不満はありませんが、本ブログを見てくださっている方の中には、しばらく更新がないのを不審に思われた人もいるかもしれません。

途中からは2か月遅れぐらいで記事をアップし、何とか続けられました。まだ今月見た分で書ききれていない海外ドラマは、来月記事にします。

そんな事情で、見た映画もいつもより少なかったのですが、今年見た全158本、うち記事にした35本の中から、トップ5を選びました。

1.パターソン
2.ラスト・フル・メジャー
3.リュミエール!
4.ポルトガル、夏の終わり
5.サウンド・オブ・メタル

それでは皆様、良いお年を!

2021年12月21日 (火)

ブル シーズン5

第5シーズンが終了しました。こちらもリアルタイムのドラマなので、コロナ禍真っ只中でしたが、「オール・ライズ」のようなリモート裁判はなく、傍聴がないだけでした。
ただし、かつてのような模擬陪審員の作戦は取れず、苦労していましたね。

ベニーが地区検事選に立候補するという話も出ました。で、代わりにチャックが弁護士として前面に出たのはいいとして、途中選挙の話が全く出なくなった時には、どーなったの?と思いましたが、終わり頃にようやく出て、諸事情から立候補は取り止め・・。この騒動は何だったのでしょうね。

そうそう、良かったのは、12年前にブルが今の仕事を始めるきっかけになった事件(陪審選びが正しかったら無罪になってたっていう無念の裁判)の話と、マリッサと出会って彼女をTACに引き抜くいきさつが描かれるエピソード。
これでようやく彼らの原点を知ることができました。

ブルとベニーの姉イザベラは、シーズン当初から婚約していたけれど、こちらも「グレイズ・アナトミー」のマギーと同様、コロナ禍で仲間うちだけの簡素な式を挙げたところでシーズンエンド。海ドラもコロナ婚ばやりですね!


Bull」(2020~2021年アメリカ)

2021年12月19日 (日)

北氷洋

捕鯨船に乗る船医の話と聞いて、「白鯨との闘い」のようなストーリーかと思いましたが、ちょっと違いました。

恐らく時代的には同じ頃なのでしょうし、クジラ漁をするシーンは同様にハラハラしましたが、半分以上は船が座礁して氷に覆われた陸地に降り立ってからの話でした。船医サムナーが軍隊時代にインドに駐留していた時の回想や、荒くれ者ドラックスが人を殺したのか?というサスペンスっぽい要素もありました。

ドラックスは粗暴で自分勝手な男なのですが、コリン・ファレルが演じているせいか憎めなくて、本能に従って生きている感じも責める気になれませんでした。

でも、船乗りの中で一番好感を持ったのはオットーで、信仰に厚く、サムナーを何くれとなく気遣う優しい人でした。演じるローランド・ムーラーは、「パピヨン」でも注目したデンマーク出身の俳優です。

後半は一人になったサムナーがサバイバルをする様子を描き、こんなに密にならない撮影現場はコロナ禍には理想的だなんて、つい考えてしまいました。
どんどん展開していくストーリーに引き込まれ、イアン・マグワイアの原作も読んでみたくなりました。


The North Water」(2021年イギリス・カナダ)



2021年12月18日 (土)

グレイズ・アナトミー シーズン17

刑事ドラマや裁判ドラマでもコロナ禍の様子はありましたが、その影響を一番受けるのが医療ドラマでしょう。この「グレアナ」でも医療現場の悲惨さが、これでもかと描かれていました。

と同時に、撮影の工夫も随所に見られ、メレディスがコロナにかかって昏睡状態になったのは、主役女優を密な現場に置かないためかなぁと。

昏睡中のメレディスが夢?の中で海岸に一人佇み、すでに亡くなったデレクやオマーリー、マークとレクシーらと再会して語らいながら、あの世へ行くか踏みとどまるかの境界をさまよいます。
おかげでストーリーを深く発展させる必要もなく(?)、私たち視聴者は懐かしい面々に久々に会えて嬉しいし、良い策だったなと思いました。

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2021年12月12日 (日)

記者たち 衝撃と畏怖の真実

先週はウォーターゲイト事件を追った記者たちの映画を見ましたが、こちらは最近のイラク大量破壊兵器問題の真実を追った記者たちの話です。

まず驚いたのは、タイムズやポストではなく聞いたこともないナイト・リッダーという新聞社だったこと。リソースは絶対大手メディアのほうが上なのに、彼らが真実を明らかにした執念に感心しました。

一度は裏取りの間に先を越された時もありましたが、その後はどこもネタにしなかったようですし、政府の発表を疑ってかからない大手新聞社の様子に、「大統領の陰謀」や、その前の「ペンタゴン・ペーパーズ」の時代は何処へ?と思ってしまいました。

政権与党の共和党はもちろん、バイデンを始めとする民主党議員も、情報が正しいと信じて戦争に賛成したのでしょうか。この時代は「フェア・ゲーム」でも描かれたように、目的のために手段を選ばない情報操作がまかり通っていて、見ていて本当に恐ろしくなりました。

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バース・オブ・ネイション

1831年に白人に対して黒人奴隷が反乱を起こした事件の指導者ナット・ターナーの伝記映画で、アメリカ公開時から気になっていた作品です。

最初は、従順なナットがどうして立ち上がろうとしたのか不思議でした。地主のサムは子供の頃に一緒に遊んだ仲だし、大奥様も優しくてナットに読み書きを教えてくれたし、自分の処遇に疑問も抱かなかったと思います。

それが、聖書を学んで黒人の宣教師的立場となり、彼に奴隷を制御させる目的であちこちの農場に連れていかれ、各地で悲惨な状況の奴隷たちを目にしてしまったことで、変化したんですね。
更には、自分の身近な人たちも被害を被るに及んで、我慢ならなくなったということでしょうか。

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2021年12月 6日 (月)

大統領の陰謀

ディープスロートの映画を見たので、ポスト側の視点でウォーターゲイト事件を描いたこちらの作品も久々に見たくなり、視聴しました。

30年ぶり3回目ですが、今更ながら、若手記者2人の熱意が非常に感じられて、最初から引き込まれました。
ディープスロートは1から10まで懇切丁寧に情報提供してくれたわけではなかったし、他の情報源にも当たりながらも、なかなか裏が取れず苦労している様子に、見ているこちらもハラハラしました。

一筋縄じゃいかない政治家相手に、脅しをかけられて証言したがらない関係者をなだめすかしつつ、何度も足を運び各所に電話をかけてポロっと漏らした一言を突き合わせる、大変な作業だったことが分かりました。

そして、証拠の大切さも改めて感じました。今はネットで根拠のない嘘を広めることも簡単ですが、少なくともジャーナリストは、その労を惜しまず何重にも裏を取って報道する責任があると思います。でないと、「ニュースの真相」のようなことになりかねません。

それにしても、当時本物のディープスロートすなわちマーク・フェルトは、どんな思いでこの映画を見ていたのでしょうね。


All the President's Men」(1976年アメリカ)

ザ・シークレットマン

ウォーターゲイト事件の密告者ディープスロートが自分だったと、当時FBI副長官だったマーク・フェルトが名乗り出たのはごく最近のことですが、その彼についての実話映画化です。

フーバー長官の側近でFBIを動かしていた彼が、なぜ大統領を告発することにしたのでしょう。強大な権力を持っていたフーバーがタイミング悪く亡くなって、大統領の制御が効かなくなったからなのか、はたまた自分が順当に長官に昇進すると思っていたのに、大統領が自分の腹心を据えてしまったからなのか。

ウォーターゲイトそのものが凄い事件で、裏で情報捜査しようとする政府にFBIも対抗することができず大変だったのでしょうが、密告以外に事実を明るみに出す手立てはなかったのかと思っていたら、最初は単にFBIの操作を妨害する政府の動きをメディアの力で止めようとしただけだったんですね。

その時は知り合いのタイム記者にも話をしていたけれど、ワシントンポストのほうが粘り続けて、こういう結果になったということのかなーと思いました。


Mark Felt: The Man Who Brought Down the White House」(2017年アメリカ)

2021年12月 5日 (日)

9ー1ー1 シーズン4

こちらのドラマも、コロナの影響を受けた消防士や救命士・警察官を描いていましたが、まず初回で地震とダム決壊騒ぎがあり、コロナだけでも大変なのにやりすぎじゃ⁈と思ってしまったのは私だけでしょうか。

同じように驚いたのは、エディが撃たれたこと。バックもチムニーも経験済なので、順番からいって彼なのは分かる(?)のですが、すでにお母さんを亡くしているクリストファーをなぜ苦しめるのかと、クリス大ファンの私はフィクションながら憤ってしまいました。
それが製作者の狙いなのかもしれませんが、いい加減キャストに次々と災難が降りかかる展開は止めてほしいです。

バックたちがテキサスの山火事の支援に出かけるってシーンもありましたが、それって「Lone Star」とのコラボがいよいよ実現したってことなんですね! ただし、手伝いに行った先の話は、スピンオフのほうで見るまでお預けです。

最終話はマディが産後うつのために緊急オペレーターを辞めるところで終了。でもチムニーのパートナーなんだから、降板ではなくこれからも出るのよね?と思って調べたところ、次シーズンにもジェニファー・ラブ・ヒューイットの名前があり安心しました。


9-1-1」(2021年アメリカ)

2021年12月 4日 (土)

オール・ライズ

裁判ドラマはいくつも見てきましたが、いつも検察官か被告側弁護士ばかり、判事が主人公なのは初めてだったので、とても新鮮でした。

最初は、ローラが理想主義すぎることや、公平であるべき判事が被告(大抵無実だったり同情すべき事情があったりする)に入れ込みすぎるのが鼻につき、あまり楽しめませんでした。

ローラが熱血なのはいいとして、判事の権限を逸脱しすぎるのは否定できず、自分が正義だと信じるほうに肩入れするのは明らかだし、証明や弁護は双方に任せるべきなので、職権乱用と言えなくもありません。

実際それで異議申し立てがあったけれど、お咎めなしだったのでOKってことなのでしょうが、私はあまり納得できませんでした。

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