ペンブルックシャー・マーダー
ウェールズで1989年に起こった迷宮入り事件の再捜査を描く実話ドラマ化で、主役がルーク・エヴァンス(「ホビット」「ワイ・スピ」)ということもあり、見てみました。
確かに今はDNAの解析技術が発達しているので、昔解決できなかった事件も解決しやすくなっているのは事実でしょうが、そもそも古い事件に着目して調べ直そうとする人がいなければ始まらないし、多くのアイテムから限られた予算でDNAの残っていそうな服や物を探し出すのも大変です。目撃証言などほかの要素は年月と共に正確さを欠くだろうし、そう簡単ではなかったと思います。
実際、ペンブルックシャーより以前の事件との類似性を発見し、連続殺人犯だと分かったことや、更に犯人が当時たまたま視聴者参加型のテレビ番組に出ていて、その頃の姿を見ることができたというのもラッキーだったと思います。
それを利用した心理戦で証拠の不足を補ったのもすごいテクニックだったし、そもそも新しい視点で事件を見直したからこその解決でしょうから、すべてを運で片づけるつもりはありませんが、様々な要素が本当にうまくはまったんだろうなと思います。
犯人が分かって見ているせいか、最後は何だかちょっとあっさりした結末だったけれど、全3話だし、駆け足になっても仕方ないのかもしれません。
「The Penbrokeshir Murders」(2021年イギリス)
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