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2021年5月29日 (土)

カリンカ

この事件のことは全く知りませんでしたが、実話なんですね。

1970年代当時、ドイツ人が罪を犯したと思われても自国民を守ってフランスに引き渡さないなんて風潮があったとは。性犯罪は厳しく取り締まる今なら考えられないと思うけれど、実際はどうなのかな。

娘を亡くした同じ身の上ながら、必死で追及しようとする父親と、目を背けてとにかく忘れてしまいたい母親の対比が、興味深いと思いました。男女の行動の差なのか、それとも母親は犯人の男性を招き入れた罪悪感みたいなのもあったのかもしれません。

主人公が、たとえ犯人と確信していたとしても、何の証拠もないうちに中傷のビラを撒いたりするのは行き過ぎの気もしましたが、そこまで追い詰めたからこそ結果的に余罪が明らかになってチャンスができたのかなとも思うし、難しいところですね。

犯人がドイツ人でも医者でもなかったら、もう少しスムーズに事件を解決できて、主人公がフラストレーションを感じることもなかったのでしょうが、どんどん妄執的になって2009年の事件を起こした時にはさすがに驚きました。
74歳ですよ! 時効ぎりぎりで焦ったっていうのもあるでしょうが、ほんと執念だなと思いました。


Au Nom de ma Fille」(2015年フランス)



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