ソールズベリ 毒殺未遂事件
記憶に新しいロシア人元スパイの毒殺未遂事件で、ロシアが神経剤ノビチョクを使って暗殺を試みたという大筋は私も知っていましたが、ソールズベリの街中を巻き込んだ大騒動になっていたというのは今回初めて知りました。
イギリスではコロナ禍ですごい視聴率だったそうですが、事件そのものが身近で当時の恐怖も覚えているでしょうし、物に付着し人を介して広まるところがコロナウイルスを彷彿とさせ(コロナの場合実際は飛沫感染のほうが多いみたいですが)、注目度が高いドラマだったのも頷けます。
その後、ナワリヌイ氏が同じノビチョクを使った被害に遭ったばかりですし、私も引き込まれて一気に見てしまいました。
創作だとサスペンスすぎるけれど、実際に起こった話でアウトラインを把握していたから、必要以上に怖がることなく見ることができました。
ただ、一般人のドーンという女性が出てきた時には、彼女のことを知らなかったので、どういう繋がりなのか分からず困惑しました。
当時の街の人たちも、どんな毒物なのか、果たして自分たちは安全なのかと、毎日不安だったでしょう。そんな中で捜査に当たった人たちや、汚染の拡大を必死に防いだ公衆衛生局の人たちなどの働きにも頭が下がります。
ラストで、衛生局長のトレーシーや、被害に遭ったニック、ドーンの家族らが登場し、このドラマが彼らの証言を基にかなり忠実に作られたのだろうと推測できました。
「The Salisbury Poisonings」(2020年イギリス)
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