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2021年1月31日 (日)

パターソン

何てことない日常を描いているのに目が離せない作品で、私はこういう作風の映画が好きだとわかっていたのに、ずっと積ん録していたのを、ようやく見ました。

主人公のパターソンは、いたって平凡なのですが、奥さんはユニークだし、バス会社の同僚ドニーも笑えるし、行きつけのバーのマスターもいい味だし、そんな周囲の人たちとの対比が、飽きさせない要因だと思います。

それに、バスの運転手をするパターソンが、乗客の話に耳を傾けながら時折笑みを浮かべたりする、その何気ない様子がとても良くて、アダム・ドライヴァーの演技が光っていました。

舞台となるパターソン(地名と主人公の名前が同じで紛らわしい)にゆかりのある有名人の話もちょくちょく出てきて、特にラストは、そのゆかりの詩人の話で興味深かったです。

ジャームッシュ監督が詩人に頼んで書き下ろしてもらったという、劇中でパターソンが創作する詩も味わいがあったし、パターソンという土地も監督が実際に訪れて映画にしたいと思ったとかで、彼の思いに溢れた映画でした。

監督の「ミステリー・トレイン」にも出演した永瀬正敏の名前がクレジットにあったので、いつ出てくるかと思っていたら、ラストのラストで登場し、でも主人公に影響を与える重要な役どころでした。


Paterson」(2016年アメリカ)

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