ザ・コミー・ルール
アメリカ大統領選もいよいよ投票日となり、こちらのミニ・シリーズを見ました。
コミー元FBI長官の解任劇や、その後の議会証言などは記憶に新しいですが、彼自身について、より深く知ることができました。
特に前半、彼が共和党支持者ながら当時のオバマ大統領に任命され、意欲に燃えて職務をこなしていたことや、ヒラリーのメール問題に対して彼なりの信念と倫理観を持って対応したことなど。
本人が出版した本が原作なので、彼の視点で描かれており、全て真実と信じるつもりはありませんが、ある程度公になっている情報とすりあわせても、大幅な創作があるとも思えず、やはりこうだったのかな?と考えてしまいます。
それにしても、4年前の大統領選を振り返ってみて、異常というか異様というか、改めて感じました。トランプは相変わらずのトンデモ大統領ですが、現職として突飛すぎる行動は控えるようになったのか、それとも私たちが彼に慣れてしまっただけなのか、とにかく前回ほどではない気がします。(現地にいないので、認識不足の点はあるかもしれません。)
前回は、トランプが大統領になったらこの世の終わりみたいな不安が蔓延していたけれど、とりあえず4年間生き延びたし、再選されてもあの時ほどの、救いようのない失望や将来に対する恐怖はない気がします。もちろん、またあと4年続くかと思うと、更に分断が深まったり悪影響はあるので、それはそれで問題でしょうが。
ブレンダン・グリーソンは、ドラマとはいえ現職大統領を、しかも茶化した感じのトランプを演じるなんて、勇気あるなーと思っていたら、案の定最初は断ったらしく、最終的には、インタビューやプロモーションなど一切参加しないことを条件に受けたそう。
アメリカでは今年9月に放送されたこのドラマ。前回選挙でヒラリー敗北に一役買ったと言われてしまったコミーさんが、今回は打倒トランプに貢献して面目躍如となりますか。
当選結果はすぐに判明しないとも言われているし、勝敗の行方をゆっくり見守りたいと思います。
「The Comey Rule」(2020年アメリカ)
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