ジュディ 虹の彼方に
往年のミュージカル・スター、ジュディ・ガーランドの伝記映画で、レネー・ゼルウィガーがアカデミー賞主演女優賞を見事受賞しました。
ハリウッドスターってだけでも大変なのに、子役時代から大人にすべてを管理され、ダイエットを強要されたり、睡眠障害を患ったりして、薬を与え続けられていれば、依存症になるのも当然ですよね。
ドリュー・バリモアなんかも同様で、ドリューはそれでも立ち直ったからすごいけれど、本人の意思はもちろん必要ながら、ジュディの時代は立ち直りを阻むようなスタジオシステムもあったのかなと思ったりしました。
映画では、デビューしたての10代の頃と、晩年の様子を交互に描いていて、”原因と結果”を示されているように見えました。
新しく出会った恋人とめでたく結婚し、子供たちと暮らせそうな目途もたった矢先に死んじゃったのは何で?と思ったけれど、期待していた契約は取れず、ラブラブだったはずの夫とも険悪になり、最後はボロボロだったんですね。
歌も演技も才能がありながら、当時の映画界の体制に潰された気がして、可哀想でなりません。
「Judi」(2019年アメリカ)
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