第72回エミー賞授賞式
このコロナ禍でも開催するんだと思ったら、初の試みとなるリモート授賞式で驚きました。
発表と受賞スピーチだけで、エミーの像は後から渡すのかと思いましがた、リモート参加している候補者の自宅などまで届けに行っていました。どこまでこっそり持っていけるのか不明だけど、明らかに発表前に自分が受賞するってわかってた風な人もいて、それが微妙だなーと。
でも、感動するスピーチも多くて、マーク・ラファロを始め、ガバナーズ賞のタイラー・ペリーのキルトの話も良かったし、ラストの「サクセッション」の人の”感謝しない”スピーチも面白かったです。
大統領選直前ということで、リベラルな業界だからトランプ再選を阻止したいのでしょうが、あからさまにバイデン支持をうたうのではなく、とにかく投票しましょうと呼びかける人がたくさんいました。
追悼のコーナーでは、ルネ・オーベルジョノワ(この間「マダム・セクレタリー」でも見たのに)やマックス・フォン・シドー(「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」)らの名前に涙しましたが、先月末に訃報を聞いて衝撃を受けたチャドウィック・ボーズマン(「マーシャル」)が、ひときわ若くて目立っていました。ずっと病を抱えながら仕事をしていたそうなのですが、才能があってまだまだこれからだったのに、残念でなりません。
異例づくめで興味深かったものの、やっぱりちょっと寂しい授賞式でした。これから賞レースシーズンに突入しますが、ずっとこんな感じなのでしょうか。来春のアカデミー賞までには終息しているといいなと思います。
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