ブルックリンの恋人たち
期待せずに見始めたのですが、情熱的なラブロマンスではない静かな淡々とした恋愛が好感持てました。どちらかというと、事故に遭った弟の目線を姉が追体験するドラマに主軸があり、それが感動的で良かったです。
姉と親しくなるミュージシャンも派手ではなく、辛い境遇にある彼女を優しく見守り、一緒に過ごす時間も緩やかに流れ、その中で音楽が随所に盛り込まれるところも心地よく感じました。
ラストがきれいにすっきり終わらないのは、好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、自分なりに解釈できるし、私はポジティブに捉えられてグッドです。
すっかり映画スターのアン・ハサウェイですが、こういう小品でも魅力を発揮できるすごい女優さんだなと思います。ジョナサン・デミがプロデュースに名前を連ねているせいか、「レイチェルの結婚」を思い出しました。
相手役のジョニー・フリンという人は、今まで印象に残ったことがなかったけれど、「ジーニアス」で若きアインシュタインを演じていた人なんですね。
彼自身ミュージシャンらしく、劇中歌もすべて本人が歌っていて、とても雰囲気がありました。
「Song One」(2014年アメリカ)
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