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2020年5月 3日 (日)

ハリウッド映画の一世紀 #2

今回は1960年代。テレビの脅威から、映画スタジオは歴史大作に力を注ぐ時代となりました。

この頃の作品は、その後の時代の映画と異なり、単純明快な娯楽大作が多く、私も仕事で疲れている時に気楽に見られる映画として御用達でした。
この回で紹介された「わが命つきるとも」(1966)や「ドクトル・ジバゴ」(1965)などは楽しめた作品ですが、生涯トップ200に入るほどの映画は、残念ながらこのカテゴリーにはないですね。

またこの頃は、赤狩りと冷戦、そしてベトナム戦争が待ち構える時代でもありました。「影なき狙撃者」(1962、後にデンゼルでリメイク)などは私も怖かったし、「博士の異常な愛情」のように喜劇にくるんだ恐怖もありました。

1950年代末から始まったスタジオシステムの崩壊で、自由に映画を作る監督が増えた時でもあり、それがヒッチコックやキューブリックでした。ヒッチコックは50年代までのほうが私は好きですが、キューブリックは「2001年宇宙の旅」(1968)が好きです。

スタジオシステムの崩壊は、遠い銀幕の世界ではなく、より身近な映画スターの輩出も助けました。それがポール・ニューマンであり、スティーヴ・マックイーン。どちらも好きな俳優ですが、前者では「明日に向かって撃て!」(1969)と「暴力脱獄」(1967)、後者は「大脱走」(1963)と「荒野の七人」(1960)が、この時代では好きな作品。

そして忘れてならないのが、シドニー・ポワチエ。初の黒人映画スターであり、私も「夜の大捜査線」(1967) を筆頭に、「手錠のまゝの脱獄」(1968)、「いつも心に太陽を」(1967)、「招かれざる客」(1967)など、好きな作品がいくつもあります。

60年代末は、フランスのヌーヴェルヴァーグなどの流れをくむアメリカン・ニューシネマが始まるころで、リアリズムを感じる作品が増えていきます。
次は、そんな1970年代を見ていきます。


The Movies」(2019年アメリカ)

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