ベスト・オブ・エネミーズ
こちらも実話の映画化で、サム・ロックウェルが出演しているというのもあり、アメリカ公開時から注目していました。
1971年のノースカロライナで、クランズマンのC・Pと公民権運動家のアンが、最初は敵対していたものの最後には親しくなるという、嘘みたいな実話が基になっています。
シャレットというのは初めて聞きましたが、興味深いイベントですね。10日間徹底的に討論することで、妥協点を探るのが狙いのようですが、半分過ぎても平行線のままで、どうなることかと心配しました。
C・Pもアンも一向に仲良くなる様子はないし、最後にはうまくいくと分かっていても先が不安でした。
でも考えてみれば、対照的な2人の間にそんな簡単に友情が芽生えたら、それこそ嘘くさいですよね。徐々に徐々に互いを知り、同じ人間同士だってわかっていくところが、真実味があるなと思いました。
最近のサム・ロックウェルは、一見嫌な奴なのに最後には好感が持てるようになる役柄が多いように思います。「スリー・ビルボード」にしても、「ジョジョ・ラビット」にしても。
そんなひとクセもふたクセもある役の彼が大好きです。
「The Best of Enemies」(2019年アメリカ)
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