ジョジョ・ラビット
近年、アカデミー賞に触発されたこの時期にしか映画館に行かなくなってしまいましたが、今回の作品賞ノミネートの中で一番見たかった映画を見に行きました。
私は、シリアスなテーマをシリアス一辺倒で描くより、笑いを織り込んでいる作品が好きで、その方がシリアスな面がより活きる気がするからですが、これも期待通り、ユーモラスでシニカルな映画でした。
ナチスに心酔する少年ジョジョが、空想の友達ヒトラーとコミカルに掛け合う様子が微笑ましくて、でもその裏にある風刺が効いていたし、ユダヤ人少女との交流でジョジョの心境が変化する流れも、とても良かったです。
大好きな俳優サム・ロックウェルが出演していると知らずに見に行ったのですが、とぼけているのに温かさもある役で、相変わらずいい味でした。
でも、ジョジョの友達ヨーギーが、面白くてかわいくて、一番良かったかなぁ。
私はとても楽しめましたが、作品賞を取れるかというと難しいかもしれませんね。脚色賞辺りを取ってくれたらいいなと思っています。
「Jojo Rabbit」(2019年ドイツ・アメリカ)
« ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド | トップページ | 第92回アカデミー賞授賞式 »
「映画」カテゴリの記事
- 幸せへのまわり道(2021.02.23)
- パターソン(2021.01.31)
- アグネスと幸せのパズル(2021.01.29)
- シェイクスピアの庭(2021.01.28)
- ザ・ウェイバック(2021.01.24)
コメント