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2019年12月

2019年12月29日 (日)

2019年を総括します

今年は記事を書く映画を厳選したので、ランキングはそこから更に選ぶ形になってしまいますが、恒例なので一応セレクト。

1. ブラック・クランズマン
2. ウィンド・リバー
3. グリーンブック
4. 婚約者の友人
5. Grâce à Dieu
6. マーシャル
7. ブレードランナー2049

視聴した映画もいつもより少な目でしたが、それでも176本見ました。
うち27本について記事を書き、そこから中途半端な数ですが7本を、特に良かった作品として選びました。

2019年12月28日 (土)

マーシャル 法廷を変えた男

先に見た「ビリーブ」が女性最高裁判事となったRBGの伝記なら、こちらはアフリカ系で初の最高裁判事となったサーグッド・マーシャルの実話です。

てっきり公民権運動の激しかった1960年代の話かと思ったら、1940年だったので驚きました。当時は陪審員も全員白人で当たり前、一度犯人と思われたら脅しで得た自白でも証拠として通用した時代だと思うので、そんな頃に差別と闘う大変さは相当だったでしょう。

マーシャルは弁護士として認めてもらうことさえできず、地元のユダヤ人フリードマンを代理に立てるしかありませんでした。でもユダヤ人だったから、差別される気持ちや闘う意義を理解できたと思うし、民事の保険訴訟専門で刑事裁判の経験がなくても、マーシャルの指導で立派に闘えました。

スペル裁判の展開は本当にこんな風だったのか、それともかなり創作が入っているのでしょうか。判決も含めて、相当センセーショナルな事件だったのだろうなと推測します。
ただ、被告役のスターリング・K・ブラウンが、私には「This is Us」の高学歴で超ホワイトカラーのイメージがついちゃって、ピンときませんでした。

こういう正義のために闘う人たちの実話が一番好きで、一気に引き込まれました。
アフリカ系とユダヤ系の組み合わせも「ブラック・クランズマン」を思い出させたし、「グリーンブック」とか、今年はアフリカ系が活躍する作品を見たなと感じました。


Marshall」(2017年アメリカ)

2019年12月22日 (日)

グランチェスター シーズン4

今シーズンがファイナルと勝手に勘違いしていましたが、牧師探偵がシドニー・チェンバースじゃなくなるだけでした。
シドニー役のジェームズ・ノートンは「マクマフィア」も始まったし、こちらを降板しても仕方ないのかなと思います。

新しくジョーディの相棒となった牧師は、ウィル・ダベンポート。シドニーより若くてハンサムだけど、私はイマイチに感じました。
ただ家庭環境は複雑で、シドニーと違ってお金持ちの良い家柄の出(アマンダと釣り合いそう)だけど、厳格な父の虐待に遭って聖職の道に進んだという経歴には同情しました。

また、牧師という牧師が皆、犯罪捜査に興味があるわけではないのは当たり前で、ウィルは渋々ジョーディに協力している風でした。
第5シーズンもあるそうなので、そのうちウィルの態度が変化して、もっと積極的に参加するようになるのか、見守っていきたいと思います。


Grantchester」(2019年イギリス)

NCIS:LA シーズン10

とうとう第10シーズンまで来ました。

まず今シーズンでは、リーダー不在なのが気になりました。
前シーズンでメキシコ作戦を強硬したモーズリーが去るのはともかく、ヘティもなぜか不在となり、キルブライト大将(「This is Us」のジェラルド・マクレイニー)やオチョア次長(「クリマイ」「シカゴPD」のイーサー・モラレス)などが入れ替わりやって来ました。

個人的には、司法省の特別検察官ロジャースが「Dr.ハウス」のピーター・ジェイコブソンなんで気に入っていて、このまま彼で落ち着いてもらってもいいなーなんて思っていたところで、ヘティが復帰。どうやらリンダ・ハントが事故に遭って休んでいたらしいです。

エピソードとしては、過去の事件の関係者が出てくるものが多く、ネタ切れなのかな?と思ったりも。でもラスト2話は、「NCIS」の元祖となる「JAG」(私は「NCIS」顔見せのエピソードを見ただけですが)のハーモン・ラブとサラ・マッケンジーが参加し、更には焼けぼっくいに火がつきそうな可能性を示唆しつつ、事件は来シーズンまで持ち越しとなって、ニクイ演出だなーと思いました。

エリックとネルも、サンフランシスコに移住の話が出ていたので、てっきり揃って降板するのかと想像していたところ、次もちゃんと登場するようです。


NCIS:Los Angeles」(2018~2019年アメリカ)

ハーツ・ビート・ラウド

何気ない普通の人生を描く作品に魅かれることが多いのですが、こちらもまたそんな映画でした。

様々な事柄が、これ見よがしでなくさらっと描かれるのが、心地よかったです。主人公の奥さんが亡くなった理由が、道路脇のちょっとした標識から分かったり、娘の性的指向を当然のように認めていることが、父親の発言から感じ取れたり。

ニューヨークの片隅で平凡に生きてきた父親が、娘の作曲の才能を見て、亡き妻とかつて音楽活動していた頃を追体験しようとする気持ちが理解できましたし、しっかり者で現実的な娘が、夢を追うより進学を選択しようとするのにも納得でした。

サブタイトルは「たびだちのうた」で、旅立っていくのは娘ですが、これは父親が子離れして娘を送り出していく話でした。

脇を固めるテッド・ダンソンやトニ・コレットもグッドでしたが、おばあちゃん役のブライス・ダナー(グウィネス・パルトローの母)が今でもすごくきれいで、この人何歳?と思っちゃいました(調べたら、御年76歳!)。
ステキに年を重ねる女優さんたちは、常に憧れです。


Hearts Beat Loud」(2018年アメリカ)


2019年12月14日 (土)

レジデント シーズン2

前シーズンでは、悪徳医師の存在が受け入れられずに、何度も見るのを止めようかと思ったぐらいのこちらのドラマですが、今シーズンはサクサク見られました。
理由の一つは、ベルがなぜか突然いい医者になっちゃって、悪役が医療機器メーカーに移ったことかと思います。

また、コンラッドもニックもそれぞれ父親との関係が芳しくなかったけれど改善し、デヴォンがジュリアンに想いを寄せて婚約者と別れたり、オカフォーも恋人と別れて上司といい雰囲気になりそうだし、医療以外の面でも興味を持つことができました。

結果的に以前より楽しめましたが、来シーズンは、また新たな悪相手に熱血レジデントが闘う構図となるのでしょうか。

デヴォンと親しくなるジュリアンを演じるのは、「ステップ・アップ」で共演したチャニング・テイタムと結婚したジェナ・ディーワン。劇中でもデヴォンにダンスを教えるシーンがありました。残念ながらテイタムとは別れちゃったけどねー。


The Resident」(2018~2019年アメリカ)

2019年12月 9日 (月)

マザー・ファーザー・サン

全8話一挙放送されたこちらのドラマを見ました。

父・母・息子の家族の話と思っていたので、冒頭いきなり失踪少女の事件で始まったのが不思議でした。まさか息子が少女殺害に関わっていてもみ消すとかじゃないでしょうねと推測したりもしましたが、さすがにそれはありませんでした。

家族の話でもありながら、一方でジャーナリズムの在り方がテーマでもありました。
先の事件は、警察とは別に独自で調査した新聞社オーナーのマックスと息子ケイデンが、真実を報道するという名目で一線を越えていいいのかという問題提起につながります。

そのマックスとケイデンのやり口を暴こうとするマギーとニックもまた、事実を世間に知らしめるという大義の下で、ジャーナリストとしての名誉や自己満足を優先させているのではと匂わせる場面もあり、一方だけを悪と決めつけて片づけられない気がしました。

マックスの、「判断するのは読者」と言いつつ、記事の書き方や表に出すタイミングで世論を巧みに操作する手口を見て、メディアを鵜呑みにしてはいけないという現代への警鐘につながると思いました。

で、結局親子のほうはどうだったかというと、予想していたのとは違うラストでしたが、皆それぞれの道を見つけて人生は続くって終わり方が、当たり前だけどリアルでした。


MotherFatherSon」(2019年イギリス)

2019年12月 4日 (水)

S.W.A.T. シーズン2

第2シーズンを見終えました。

今シーズンは前シーズンに増して、隊員たちのプライベートにスポットが当たっていましたね。
私お気に入りのディーコンは、家族が増えて借金を抱え、仕事で怪我をして収入も減り、と苦難の時でした。もちろん、最終的に仲間が助けてくれましたが。

このドラマのいいところは、リアルで硬派なわりに、構えずに見られるところ。「Hawaii Five-O」みたいに銃を撃ちまくって悪人を殺しまくる派手さはなく、ゴム弾やスモークを使って地味に逮捕します。でもかといって、「Law & Order:性犯罪特捜班」みたいにシリアスすぎて気楽に見られないというほどでもなく、疲れて帰ってきた後でも寝しなに見て(←最近忙しくてこれが多い)楽しめます。

いいなと思ったのは、第11話で高校の銃乱射事件を描いた時に、最後にホンドーたちが本物の警官と一緒に、同様の事件防止を訴えかけていたところ。

第14話では、沖縄の米軍基地に反対する日本人がテロを起こそうとする話があり、日本人がテロ犯なんて信じたくないけれど、いとこの少女が暴行を受けてって設定が真実味ありました。
でも、犯人がやりとりするSMSの日本語表示が間違ってて、見ながらちょっとツッコミました。


S.W.A.T」(2018~2019年アメリカ)

2019年12月 1日 (日)

アリー/スター誕生

50年代のジュディ・ガーランド版も、70年代のバーブラ・ストライサンド版も見ていたので、それほど新鮮味があるとは期待していませんでした。
でも、すっかり映画スターとなったブラッドリー・クーパーが監督も兼任、当代きっての歌姫ガガ様との共演というすごさは実感できました。

ジャックはアリーの才能を信じていて、決して人気の出た彼女を嫉妬していたわけでもないのでしょうが、ポップスターの階段を上るにつれセクシー路線で売り込まれるアリー(MVのシーンなんか、まんまガガ様)を見て、次第に距離を感じていく辺りは、今どきな設定だなと思いました。

客観的に見ているからこそ、愛し合う2人の心が離れていく様子がもどかしく思えますが、本人たちには修復すべき道筋が見えないんですよね。

ジャックがアリーをステージに上げて初めて歌う「Shallow」、そしてラストでアリーが歌う「I'll Never Love Again」、どちらもしばらくチャートインしていて何度も聞いていたのに、それでもやっぱり劇中で歌われた時には感動しました。

当初はクリント・イーストウッド監督とビヨンセ主演で進められていた企画だったと聞いたけれど、そっちだったらどんな映画になったのかなと思ったりもしました。


A Star Is Born」(2018年アメリカ)

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