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2019年11月23日 (土)

ブラック・クランズマン

去年のカンヌ映画祭でスパイク・リーがグランプリを受賞した作品ですが、期待に違わずとても楽しめました。

まず冒頭から一気に引き込まれました。白人至上主義の演説を陳腐に演じるアレック・ボールドウィンは、最近ではトランプの物まねが好評を博していますが、1970年代が舞台の映画でありながら、トランプを皮肉るようなシーンがその後も何度も出てきました。

特に、デューク(架空の人かと思ったら、主役の刑事だけでなく彼も実在でした)が暴力一辺倒のKKKから脱却し、政治的に差別をあおろうとするやり方に対し、ロンが「そんな人が国民に選ばれるわけない」って言うところ。

デューク率いるKKKの集会と、ブラックパンサーを支持するパトリスの集会を交互に見せるところも、まさに現代で起こっている分断を感じさせました。

ロンの代わりにKKKに潜入したフィリップが、最初はユダヤ人意識が低かったのに、捜査の過程で自分のアイデンティティを再認識するのもいいですね。
黒人だけでなく、色んな差別がテーマになっているなと思いました。

人種問題を扱っていても、主義主張を声高に叫ぶのではなく、コメディのオブラートに包んで見せているのが見事だと思いました。
でも最後は、2017年のシャーロッツビルの映像が流れて現在の状況に引き戻され、考えさせられました。


BlacKkKlansman」(2017年アメリカ)

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