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2019年7月

2019年7月28日 (日)

ブレス しあわせの呼吸

実話ベースの映画はいつも感動しますが、こちらも良かったです。

ポリオで四肢麻痺になったロビンと、献身的な介護をする妻ダイアナの話ですが、1960年代に当時は珍しい障害者のQOL向上に貢献しました。

普通なら諦めて終生病院で過ごすことになるところを、自宅介護に踏み切ったところがすごいですが、ロビンが青空やツタの絡まる家の壁を見た時の喜びは計り知れず、「病は気から」の言葉を思い出しました。

たとえ余命宣告されても、生きる希望が湧けば体の調子が改善する可能性はあるし、少なくとも家族に囲まれて幸せに過ごすことはできますよね。
とはいえ、自宅での装備がきちんとしてなければ無理なわけで、決断には相当勇気が要ったろうと思います。

妻だけでなく周囲のサポートも強力で、特にベビーカーを見て車椅子を思いついたロビンの発明を現実にした友人には感心したし、こうやって技術は進歩していくんだって、まさに「必要は発明の母」だと実感しました。

監督は「猿の惑星」シリーズなどのアンディ・サーキス! 「ロード・オブ・ザ・リング」&「ホビット」のゴラムとか、モーション・キャプチャー俳優のイメージが強いですが、監督業にも進出したんですね。

映画でも描かれていたロビンの息子ジョナサン・カヴェンディッシュが製作していると思ったら、プロデューサーが本業の人(「ブリジット・ジョーンズの日記」とか!)らしくて驚きました。父親の映画を作りたくて初めて映画製作したわけじゃなかったようです。


Breathe」(2017年イギリス)

2019年7月27日 (土)

女捜査官テニスン ~第一容疑者1973~

私は10年以上前に2話だけ見て挫折した「第一容疑者」。その主人公ジェーン・テニスンが新米だった頃を描いたドラマで、「主任警部モース」に対する「新米刑事モース」のような感じです。

女捜査官なんてかっこいいタイトルですが、まだ刑事でも何でもなく無線室をメインに働いています。肩書は巡査だそうで、時折聞き込みに駆り出されるところを見ると、「刑事モース」のトゥルーラブのようなのかなと。

酔った勢いで上司の警部とキスしたり、これだから女はって言われちゃいそうな行動が、後のテニスンのイメージとは違っていました。

確かに、いい着眼点で捜査の進展に一役買ったりはするのですが、見た目の可愛らしさが逆に捜査官としての資質評価にマイナスに働いている気がします。
同僚のモーガンが「Law&Order:UK」で好きだったアンジェラ(ジェシカ・ガニング)だったこともあり、モーガンの方を応援したくなりました。

評判がよければ、「刑事モース」のように、テニスンが成長し昇進していく様子が追えるのでしょうが、やっぱりイマイチだったみたいで、1シーズンで終了となりました。

オリジナルのほうは、以前見た時は、当時イギリスで主流の2時間枠の犯罪ドラマに慣れていなかったせいもあり、途中のエピだけを見たのも良くなかったのでしょうが、今なら見続けられそうな気がします。


Prime Suspect: Tennison」(2017年イギリス)


2019年7月22日 (月)

アメリカン・レポーター

期待せずに見始めたのですが、思いの外いい映画でした。

ティナ・フェイ主演なのでコメディと思い込んでいたけれど、全体的にはシリアスで、女性ジャーナリストが実際にアフガニスタンで取材していた時の出来事が原作の映画らしく、現地の状況が良く分かりました。

忘れられた戦争とか、ニュースがないと干されるリポーターの焦りとか、そんな現実をまざまざと突き付けられ、考えさせられる話でした。

最初は下ネタがきついのに抵抗がありましたが、逆にそうやって下ネタの応酬でもしなければやり過ごせない生活だったのかと思ったりも。

どうせならコメディ要素を排除して、もっとシリアス一辺倒のほうがいいのではと思ったりもしましたが、原作自体もこういうトーンなのでしょうか。
残念ながら翻訳はされていないみたいで、原語で読む気力が持てそうか思案中です。


Wiskey Tango Foxtrot」(2016年アメリカ)

2019年7月21日 (日)

ミステリ― in パラダイス シーズン8

今シーズンも順調に見終えました。

ドウェインがいなくなるとは聞いていたけれど、姿が見えないとやっぱり寂しいものですね。でも代わりのお笑い担当(?)として、署長の姪というルビーが加入しました。

このルビーは、過去に美容師をしていたり実は犯罪歴もあったりと、ユニークな経歴の持ち主ですが、危なっかしかったのは最初だけ。すっかりオノレ署の一員として溶け込みました。

フロランスに恋のお相手ができて喜ばしいと思っていたら、彼氏のパトリスが事件に巻き込まれて命を落とし、傷心の彼女はセント・マリーを去ることを決意。私は彼女が好きだったので、とても残念です。

その事件の調査でパリからやってきたマドレーヌが、そのまま居残ることになってフロランスのポストを引き継ぐようですが、最近入れ替わりが激しいので、彼女は長く居ついてくれるといいなと願っています。

いつもながらこのシリーズの面白さは、クリスティ方式(と私が勝手に呼んでいる)という、容疑者限定でのアリバイ崩しと殺害方法の特定が魅力なので、犯罪捜査がつまらなくならない限りは、今後も楽しんで見続けられると思います。


Death in Paradise」(2019年イギリス)

2019年7月20日 (土)

リトル・ドラマー・ガール

ジョン・ル・カレ原作のスパイ小説の映画化で、私は昔ダイアン・キートン主演の映画を見ましたが、基本設定以外のストーリーはほとんど忘れていたのと、マイケル・シャノンにアレキサンダー・スカルスガルドという豪華共演が気になって見てみました。

見始めたらあっという間で、パク・チャヌク監督の作品はずいぶん前に見た「JSA」以来ですが、彼の演出の手腕に感心させられました。

途中からは、チャーリィとギャディがどこまで演じているのか判別つかなくなってきて、その虚実ないまぜの感覚こそが敵を欺くためのスパイ術なのでしょうが、よほどの資質がないとやっていけないだろうなと思います。
チャーリィは女優だし記憶力もいいので出来たのでしょうが、普通の人なら絶対どこかでボロが出て命を落とす羽目になりそうな気がします。

ル・カレの小説は、「パナマの仕立屋」でも書いたように堅い文章が読みにくいのですが、ストーリーテリングとしては抜群なので、映像化した場合により楽しめるのかなと思います。

これはミュンヘン五輪後の、ユダヤ対アラブの構図が際立っていた頃の話ですが、今もまだイスラエルを巡っては、どこぞの大統領の言動などもあって落ち着かない情勢なので、現代でも十分通用するリアルさだと感じました。


The Little Drummer Girl」(2018年イギリス)

2019年7月12日 (金)

NCIS シーズン16

さすがにちょっと飽きてきて、今シーズンは惰性で見ていました。前シーズンで降板したアビー役ポーリー・ペレットとマーク・ハーモンの軋轢を聞いちゃったせいもあって、関心を失いつつあるのも事実です。

ストーリーも、興味を掘り起こそうとして必死な感じがあり、死んだはずのジヴァが生きていたとわかったり、レオンが秘密裡に捜査されているので良からぬ疑いをかけられるのかと思ったら、単なるバックグラウンドチェックだったという脅かし設定もあったり。

ギブスは4回の結婚歴にプラスして、婚約破棄の相手までいたことも判明しましたが、彼の場合は、無口な割に恋多き男なので、今更驚きません。

ダッキーが検視官を辞めていよいよ退職?と思ったら、非常勤の歴史家になるというのは、所謂窓際族ってこと・・・? 年齢が年齢なので、ハードなお仕事は控えてゆっくりフェイドアウトしようという作戦なのかと勝手に推測しています。

アメリカでは相変わらず視聴率が好調みたいだし、スピンオフも順調に継続中なので、まだまだシリーズは続きそうな様相ですが、私はゆるーく見続けたいと思います。


NCIS」(2018~2019年アメリカ)

2019年7月 7日 (日)

アイ・イン・ザ・スカイ

近年の戦争ではドローンが重要なツールになっているのは知っていましたが、リアルな軍事作戦を取り扱ったこの映画を見ていたら、まさに要のテクノロジーなのだと認識しました。

しかも私は、普段ニュースで見るような、模型飛行機や円型のドローンを想像していましたが、ここでは鳥だったり虫だったり、周囲に溶け込む作りになっていて、間近で見たら気づくのかもしれませんが、遠目だったら絶対分かりませんよね。

瞬時に判断を下さなければならない軍人の大変さもつくづく感じました。
一つの決定の遅れが次なる問題を引き起こし、それに対処している間にまた次の問題が起きてしまうという事態を見ていたら、即時決断の重要性と難しさが良く分かったし、たとえそれが間違っていたとしても、後から批判はできないと思えました。

軍人の上官を演じたアラン・リックマンの遺作だそうで、エンディングで彼を偲んでいました。


Eye in the Sky」(2015年イギリス)

2019年7月 5日 (金)

スタートレック/ディーブ・スペース・ナイン シーズン4

ドミニオンとの戦いが本格化した第4シーズンでは、新スタトレからクリンゴン人のウォーフが加入してきました。私は新スタトレを見ていないけど、オブライエンもかつての同僚だったんですねー。

シスコは前シーズン終盤のあごひげに続き、とうとうスキンヘッドに! 今はこのスタイルのアフリカ系の人が多いけれど、当時流行りだしたのでしょうか。

印象的なエピソードとしては、ジェイクが老いて昔を思い出す第3話。小説家として成功し結婚もするジェイクと、艦隊で活躍し大佐に昇進しているノーグの様子も喜ばしかったです。

一方の父ベンは、ベイジョーの「選ばれし者」という肩書をずっと嫌がっていたけれど、第17話で別の「選ばれし者」候補が現れて、彼の意識が変わったのが面白く思いました。

ベンといえば、息子の紹介で知り合った恋人キャシディが、シーズン後半でマキの協力者とわかり、しかも部下のエディングトンまでマキに寝返って、まさに踏んだり蹴ったりでしたね。

私のお気に入りキラ少佐には、新たな恋のお相手として、かつてレジスタンスで共に戦い、今は首相となったシャカールが登場。何となくヴェデク・バライルと似ていて、こういうタイプが好きなのかと思っちゃいました。

クリンゴンが連邦と和平協定を結んでいるのが馴染めないとずっと思っていたら、協定を破棄して戦争状態に! ドミニオンどころか、身近なところでも問題が発生してしまいましたが、どうやらこれはドミニオンの画策だったらしいと判明したところで、次シーズンへ持ち越しです。


Star Trek: Deep Space Nine」(1995~1996年アメリカ)

2019年7月 4日 (木)

刑事モース シーズン5

少し前に見た第5シーズンの前半4話と今回放送された後半の2話の、全6話を見終えました。

前回記事で書いたように、やはり巡査部長に昇進していたモース。ストレンジとダブルでどうなるのかと思ったけれど、カウリー署とテムズバレー署の合併の話が出ていたからか、当面は2人とも異動なく勤務できていました。

今回印象的だったのは、時代を感じさせるベトナム戦争やロバート・ケネディの暗殺、人種差別問題の話題が出てきて、遠いアメリカだけでなくイギリスも影響を受けていたんだなと思いました。

ジョアンの友人で写真家クローディ―ヌとの淡い恋(っていうのかな?)もありましたね。モースは結構本気っぽかったけれど、彼女のほうは仕事を優先して去って行っちゃいました。

第5話は冷戦時代らしいスパイ絡みのエピソードで、「刑事フォイル」でも女スパイのピアースだったエリー・ハディントンが、ここでもスパイ役に。

ラストはカウリー署がいよいよ閉鎖となり、皆バラバラに配属されるのでは、というところで終了。でも、ロンドンに行くらしいトゥルーラブ以外は、また一緒に働けるんでしょうけれどね!

ちなみにシリーズは、シーズン7まで制作決定しているようです。


Endeavour」(2018年イギリス)

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