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2018年12月 9日 (日)

君が生きた証

俳優のウィリアム・H・メイシーの監督デビュー作で、公開時から見たかったのに、結局ずっと見そびれていました。

銃乱射事件で命を落とした大学生の息子が遺した曲を父親が歌うというストーリーは聞いていましたが、亡くなった直後かと思っていたら、2年も経っていたんですね。

その間父親は息子の死を受け止められず、酒に溺れて仕事を失い、落ちぶれてボート暮らし。
そんな彼が、息子の書きためた曲を見つけて、息子の心情を理解し、少しは近づけた気分になったのもわかる気がしました。

そして、バンドが成功を収めるにつれ、世の中に息子の歌が受け入れられて、「生きた証」となるのが嬉しかったんだろうと思います。
それに、バンドに誘ってきた若者クェンティンを息子に重ね合わせ、自分が築けなかった息子との絆をクェンティンとの交流で得て、哀しみを昇華できたのかなと感じました。

後半に明かされる事実には驚きましたが、いろんな伏線が符合し、その構成にも感心しました。
ラストも感動的で、今年見た映画のベストかなと思っています。


Rudderless」(2014年アメリカ)

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