シェイプ・オブ・ウォーター
昨年のアカデミー賞を席巻したギレルモ・デル・トロ監督の作品です。
勝手に近未来の話かと思っていましたが、東西冷戦時代が舞台でした。
口がきけず手話でコミュニケートするイライザだからこそ、同じ言葉を話さない生き物と意思の疎通を図れたのは、納得できました。
声を出せるとどうしてもその手段に頼りがちなので、そういう意味でイライザが有利だったのはわかりますが、それでも、未知のものに対する恐怖心がないのは不思議でした。
「ヘルボーイ」の記事で、半魚人エイブがこちらのクリーチャーと似ているのではと書いたけれど、何のことはない、同じ俳優ダグ・ジョーンズが演じていたのでした。
マイケル・シャノンは相変わらず奇怪な雰囲気を醸し出していて、「恋はデジャ・ブ」の好青年が今は昔と改めて感じました。
ただのクリーチャー映画ではなく色んな要素を含んだ作品なのは間違いありませんが、それでもやはり、この作品がアカデミー賞作品賞に選ばれたのはすごく意外で、時代は変わったなと感じました。
「The Shape of Water」(2017年アメリカ)
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