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2016年7月 2日 (土)

パリ移民映画

先月、フランスの移民問題を考えるシンポジウムに足を運ぶ機会があり、その時に紹介されていたこちらの本を読みました。
映画化された原作小説ではなく評論本ですが、映画関連本として書きたいと思います。

読み始める前に、なぜ「フランス移民映画」ではないのかと疑問に思っていたところ、パリという都市論を絡めた移民映画についてだったのでした。

パリはペリフェリックという高速道路に囲まれていて、その周辺地域に移民が多く、そんな郊外で暴動が起きたのはニュースでも目にしますが、形を変えながらもペリフェリックの以前からずっとあった城壁(「レ・ミゼラブル」などでも描かれている)に端を発しているんですね。

学生時代や新卒の頃は山のように映画を見ましたが、1本1本をどれほど理解していたかというと、深く考えることはほとんどなく、うわべだけで見ていたと改めて感じました。

遠い夜明け」や「フィラデルフィア」のように明らかな社会問題ならともかく、フランス映画は移民問題が日常の中に描かれている気がするので、当時は「フランスっていろんな人種を受け入れ共存していてすごい」としか捉えてなくて、根っこにある差別には目を向けていませんでした。

この本で大きく取り上げていた4本の映画の中で、私が見たことのあったのは「サンドイッチの年」の1本のみ。この映画の解説を読んで、上述のような気づきがあり、機会があれば見直したいと思いました。

その他、簡単に紹介されたり名前が挙がったりした作品の中にも、積ん録になっているものがあるので、それらも早いうちに見ようと思います。


「パリ移民映画 都市空間を読む -1970年代から現在」(清岡智比古著・白水社)

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