主任警部モース シーズン6
もうすぐ放送される最終話を待って記事を書こうと思っていましたが、視聴が遅れ気味な上、書きたいことも出てきたので、一旦ここでシーズン6の第1話までをまとめます。
最初の頃は、ルイス以外に特に関心もなかった本ドラマですが、見続けるうちにだいぶ馴染んできました。とはいえ、モースのキャラクターはやっぱり好きになれません。「新米刑事モース」の頃は好感度の高い彼が、すっかり偏屈で独善的になっちゃったみたいで...。
ただ、事件は前述(→こちら)のように、いつの時代にも普遍で本質的な愛・金・欲に基づいて起こる犯罪が多いので、興味を引くのかなと思っています。
犯人は早くから推測がつくこともあるのですが、そういう人間の感情が背景にあるので楽しめています。
「ルイス警部」や「新米刑事モース」と同時並行的に見ていることでリンクする関連性も楽しみの一つ。ルイスが「いつか警部になって...」と言うシーンでは、「ほんとになったよ!」と返したり、モースが自分の鼻が曲がっている話をした時には、「『新米刑事モース』で怪我したとこだ!」と思ったり。
究極は、直近の第6シーズン第1話で出てきた、モースの元恋人スーザン。年配モースは女好きで、過去にはスーザンのスの字も垣間見えなかったので、このドラマだけなら唐突な気がしたでしょう。
でも、若いモースが失恋の痛手を乗り越えられず苦悩する姿を見ていたので、スーザンを断ち切るための反動が、あの女好きかなと解釈できました。
前記事でアンソニー・ミンゲラのことを書きましたが、その後のエピソードでは、「恋に落ちたシェイクスピア」のジョン・マッデンや、「スラムドッグ・ミリオネア」のダニー・ボイルの名前を発見。もしやこのドラマは、後にアカデミー賞受賞作品を監督するような、才能ある若手イギリス人の登竜門だったのか?と思ってしまいました。
ゲスト出演でも、シーズン4の第1話に若いトム・ウィルキンソン(「ワルキューレ」)や、第5シーズン第1話で更に若いクリストファー・エクルストン(「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」)、第5シーズン第5話には更に更に若いノア・テイラー(「オール・ユー・ニード・イズ・キル」)などを見つけました。
ちなみにこのシーズン5の最終話では、モースとルイスはイギリスを飛び出し、オーストラリアに進出していました!
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