アメリカン・アイドル フィナーレ
15年間続いたオーディション番組が終了しました。このブログでも過去に2-3度記事を書きましたが、その後も一応毎シーズン見てはいたものの、最近は特にコメントしていませんでした。
今回はファイナルなので、最後にもう一度だけコメントしようと思います。
今シーズンは、最後だからと皆こぞって挑戦したからか、例年以上に上手な人が多かった気がします。
そんな中で私が注目したのは、予選ではダルトン。「オペラ座の怪人」の斬新なアレンジに目を見張り、J.Loに「グリーン・デイみたい」と言われた通り、ビリー・ジョー・アームストロング似の風貌も、グリーン・デイ好きの私としては気に入りました。
本戦に入り、過去のアメ・アイについて語る場面で、彼はクリス・ドートリーとデヴィッド・クックを挙げていて、私と好みが一緒だわーと思ったのですが、シーズン7の録画を何度も振り返って見ている私は、彼がデヴィッド・クックのアプローチを真似しすぎて、オリジナリティを失って見えてきてイマイチに。
代わりに本選に入ってからは、マッケンジーに注目。彼はシンガーソングライターで、曲のアレンジにも個性があり、しかも意外にスポーツマンだともわかりました。
ダルトンとマッケンジーは最終的にそれぞれ3位と4位に終わりましたが、だからといってガッカリすることもなく、順当な結果かなと思っています。
候補者以上に気になったのは、今年で最後ということで、過去の出場者が何度も登場したこと。
まず、予選会でメインの3人の審査員より先にスタッフによる選抜がありますが、今回は歴代の優勝者であるテイラー・ヒックスやリー・デワイズらが選考に参加していました。
卒業生とのデュエット企画もありましたね。そしてフィナーレでは、大勢が集合していました。アダム・ランバートはいなかったけど。
一部見たシーズン5と、予選から全部見たシーズン7以降の出場者は懐かしい顔ぶれで、それ以前の人たちは優勝者(+ジェニファー・ハドソン)しか知らなかったけど、優勝しなくても歌手として現役で活動してる人たちは今でもたくさんいるんだなと感心しました。
最終回の前に、番組制作秘話を収めた特番が放送され、それがとても面白かったです。
アメ・アイの前に「ポップ・アイドル」っていうイギリスのオーディション番組があって、それを真似したのでサイモンやナイジェル・リスゴーなどイギリス人が加わることになったんですね。
また、過去の出場者やスタッフたちがインタビューに答えているのを見たら、これまでの道のりを考えて感慨深かったです。
今は最早テレビという媒体が不要となり、やる気と才能さえあればネットで簡単にスターになれる時代になったので、よっぽど新しい形の番組にしない限り、存続は難しかったのでしょう。
歴史を感じると共に、一時代の終わりを実感した特番でした。
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