ワン チャンス
昨日「アメ・アイ」フィナーレを見たので、同じくサイモンが審査員を務めたイギリスのオーディション番組を題材にした実話を見ることにしました。
子供の頃から太っちょでいじめられっ子だったポール。唯一の慰めはオペラを歌うことだった彼は、大人になって携帯ショップで働く今も、オペラ歌手になる夢を捨てきれません。
チャットルームで知り合ったジュルズと、1年間メールでやり取りした後で初めて会うことになり、ドキドキしたのもつかの間、すぐに意気投合します。
本筋はオーディション番組で成功するまでの過程なのですが、ジュルズとの恋愛を描いたラブストーリーとしてだけでも映画が成り立ちそうでした。
2人とも美男美女ではないけれど、すごくキュートなカップルで、会う前にそれぞれブラッド・ピットとキャメロン・ディアス似と言っていたため、会ってからもキャメロン、ブラッドと呼び合っているのも微笑ましかったです。
イタリアの音楽学校まで行ったのに、何でもっと早く成功しなかったのかと思ったけれど、自信喪失していた上に、怪我やら病気やらでチャンスを逃し、諦めてしまっていたんですね。
でも、奥さんになったジュルズが献身的に彼を支え励ましていて、本当にすごいなと思いました。
ラストのテレビ番組のシーンでは、サイモン他、審査員の表情やコメントは、そのまま当時の映像を使っていたようですね。彼が話題になっていた時のことは私も覚えていましたが、今回映画の後で、YouTubeを見て再確認しました。
ポールを演じるのは、私が最近気に入っているトーク番組「レイトX2 ショー」でホストをしているジェームズ・コーデン。ゲストとのトークの他に、トム・ハンクスやマット・デイモンと出演作の再現をしたり、アデルやエルトン・ジョンと「カープール・カラオケ」なるコーナーで一緒に歌ったりしていて面白いです。
歌の上手い彼ですが、この映画ではオペラだからか実話のせいか、ポール・ポッツ本人による吹き替えでした。まだ見ていないけれど「イントゥ・ザ・ウッズ」では、おそらく美声を披露してくれていると思うので、早い機会にそちらも見てみたいと思います。
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