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2015年10月25日 (日)

コード・オブ・キラー

最近、AXNミステリーの企画にすっかり乗せられて(?)英国ミステリづいていますが、こちらも今年イギリスで放送されたばかりらしい全3話のミニ・シリーズで、実話に基づく犯罪捜査の話です。

1983年、15歳のリンダという少女が殺され、ベイカー刑事部長が捜査の指揮を執ります。しかし、地道な捜査の甲斐なく、容疑者一人浮かばないまま月日が経ちます。同じ頃、大学の研究室ではアレックが、DNAから固有のパターンを切り出して特定することに成功しようとしてました。
1986年、今度は少女ドーンが殺され、容疑者が自白するものの決め手に欠けると感じたベイカーは、親子鑑定に使われているDNA型で確証を得ようとアレックの元を訪ねます。


犯罪捜査の話ですが、前半はDNA解読の歴史を見ているようで、とても興味深かったです。

最近話題になっていたノーベル賞の受賞者の方々もそうなのでしょうが、科学とは日々失敗と小さな一歩の積み重ねなのだろうなと感じました。根性と熱意がなければできませんよね!

DNA解析が可能になってほどなく事件が発生して適用されるのかと思っていたので、次の事件が起こって解決に至るまで4年の月日が流れたことにビックリしました。

「でも、容疑者が浮かばなければDNA検査はできないから仕方ないよね、まさか全員のを採取するわけにもいかないし」なんて考えながら見ていたら、本当に住人5000人をDNA検査することになったので、更にビックリ。ここまでくると執念ですね。もちろん、犯人は地元の人間と確信するベイカーの判断もあったからできたことでしょう。

ラストで犯人が捕まるだろうことはわかっていても、DNAが一致するまでは安心できませんでした。ベイカー刑事も同じ気持ちだったのでしょうね。
とにかく、犯罪捜査も親子鑑定も革新的に変えたDNAの世界、本当にすごいの一言です。

アレックを演じるのはジョン・シム。過去には、リメイクされたアメリカ映画「消されたヘッドライン」の元ドラマ「ステート・オブ・プレイ」や、やはりアメリカのドラマ「ニューヨーク1973」にリメイクされた「時空刑事1973」なんかに出ているのを見ましたが、彼以外の出演俳優は知らない人ばかりでした。

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