俺たちスーパー・ポリティシャン
引き続き今日も、バカバカしいコメディを堪能。
ノースカロライナの下院議員カム・ブレイディは、対抗馬のないまま5期目も当選するはずでしたが、土壇場でマーティ・ハギンズが立候補します。実は、ブレイディが女性絡みで失態を演じて人気急落なのを案じたモッチ兄弟が、自分たちの利益を守るために新たな駒としてマーティを祭り上げたのでした。
最初は、政治家としての経験が長いブレイディに押され気味のマーティでしたが、選挙対策としてモッチ兄弟が手配したティム・ワトリーの手腕で巻き返します。
コメディではありますが、政治の世界についての風刺が効いていて、なかなか面白かったです。
そもそも、あんな情けないブレイディが、なぜ4期も当選できたのか疑問ですが、マーティを立てて成功したモッチ兄弟の様子を見ていると、所詮政治家は誰がなっても同じ、裏で糸を引く人たちの采配で何とでもなるのかも、と思わされました。
そういう意味では、おバカコメディではありながら、シリアスな政治ドラマ「ハウス・オブ・カード」に近いスタンスを体現していたような気がしました。
このブログでも再三述べているように、私はウィル・フェレル(「俺たちダンクシューター」)が苦手。一方のザック・ガリフィアナキス(「ベガスの恋に勝つルール」「ハングオーバー!」シリーズ)は、外見はどうも好きになれないのに、笑いのツボはバッチリ合うので、今回も大笑いしました。
その他、モッチ兄弟にジョン・リスゴーとダン・エイクロイド、ブレイディの選挙参謀ジェイソン・サダイキスとマーティの参謀ワトリー役ディラン・マクダーモット、マーティの父には「The Game」で見たばかりのブライアン・コックス。
また、思わぬところでノークレジット出演のジョン・グッドマンと、「アーティスト」の犬もお見逃しなく。
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