ラストベガス
公開時に気になっていた作品。名優4人の共演ともなれば、気にならない方が無理ですが。
子供の頃からの大親友サム、アーチー、パディ、ビリーの4人組。パディは妻のソフィーを1年前に亡くしてから引きこもり。息子夫婦と同居しているアーチーは、発作のあと薬が手放せず息子に口うるさく言われています。サムは妻とフロリダに越したものの、老人に囲まれて退屈しきった毎日。そんな時、独身を貫いてきたビリーが若い娘と結婚することになり、4人はベガスに集まってバチェラー・パーティをします。
期待に違わず、楽しい映画でした。ソフィーを巡って確執のあったパディとビリーが関係を修復したり、ベガスでの新しい出会いがあったり、アーチーも息子と理解し合えたりと、お決まりの展開が多かったものの、その分安心して見ることができました。
4人が全員個性的で皆捨てがたいけれど、お笑い担当のサムがやっぱり一番良かったかな。それは演じるケビン・クラインを私が一番好きだからでしょうか。4人の中で一番コメディ慣れしている(と思う)ので、自然なおちゃらけ感も抜群でした。
サムの奥さんも、夫に元気を取り戻させるために浮気公認なんて、あの夫にしてこの妻あり、でしたしね...。
エロオヤジたちがわいろを使って水着審査員になっちゃうところは、もはやハチャメチャだなーという感じ。「ゴッドファーザー2」(ニューヨーク・マフィア)や「レイジング・ブル」(ボクサー)を思い起こさせるシーンも良かったですね!
続編も作られると聞いたけれど、今から楽しみです。
改めて紹介するまでもない4人組を演じるのは、ロバート・デニーロ(「マラヴィータ」)にマイケル・ダグラス(「恋するリベラーチェ」)にモーガン・フリーマン(「エンド・オブ・ホワイトハウス」)に上述のケビン・クライン(「遠い夜明け」)というオスカー俳優たち。
他に、女優陣として、ベガスで出会う歌手のメアリー・スティーンバージェン(「ヘルプ」)とサムの出来た妻ジョアンナ・グリーソン(「グッド・ワイフ」)。
若手側では、ベガスのホテルスタッフのロマニー・マルコ(「Weeds」)に、カジノで出会うジェリー・フェレーラ(「アントラージュ」)、アーチーの息子マイケル・イーリー(「オールモスト・ヒューマン」)らが出ていました。
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