スモーキング・ハイ
明日はこちらを...と言いつつ、数日バタバタしてしまって、今日に至りました。
召喚状の配達人デールは、配達先のテッドが人を殺すところを目撃してしまいます。吸ってたハッパを捨て、慌てて逃げ出したデールは、友人でヤクの売人ソールの元へ駆け込みますが、捨てたハッパがこの街ではソールしか扱っていない「パイナップル・エクスプレス」と気づき、テッドに見つかる前にソール共々逃亡を図ります。
とにかくジェームズ・フランコがよかった! 欲目だけではない証拠に、彼は本作でゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされています。
二枚目の彼がヤクの売人を演じているというだけでなく、おバカでおトボケなキャラという意外性。でも、「スプリング・ブレイカーズ」の怪演と異なり、おマヌケな走り方も含めてすべてが愛らしく、すっかりハマった感に、彼の力量を見た思いでした。ちょっと「ビルとテッドの大冒険」のキアヌ・リーブスを思い起こしました。
それにしても、逃亡中もドラッグは手放さないところがすごいというか笑えるというか。ただ、デールに高校生アンジーという可愛い恋人がいるのに納得がいきませんでした。
演じるアンバー・ハードは先ごろ、バネッサ・パラディと別れた後のジョニデと婚約。確かに年はずっと上だけれど、セス・ローゲンよりジョニデの方がずっとカッコイイしーなんて、現実と劇中の設定をごっちゃにしながらツッコミ入れていました。
それ以外も予想外の豪華キャストで、マフィアのボスのテッドにゲイリー・コール(「グッド・ワイフ」「アントラージュ」)、その仲間で警官のキャロルはロージー・ペレス(「悪の法則」)、アンジーの両親にエド・ベグリーJrとノーラ・ダン。
テッドの手下でデールとソールを追うケビン・コリガン(「メンタリスト」でレッド・ジョンの手下だったFBI捜査官)に、ラストの方で出てくるテッドのライバルの中国系マフィアは「ハングオーバー!」のミスター・チャウことケン・チョン!
そしてもちろん、「ディス・イズ・ジ・エンド」のクレイグ・ロビンソンとダニー・マクブライドも出ていました。
※翌日談:この映画を見たちょうど次の日、オバマ大統領が北朝鮮のサイバー攻撃について会見し、攻撃の理由となったのがローゲン&フランコの新作コメディだと知りました。公開は中止とのことですが、きっとそのうち見られますよね。ちょっと楽しみです。
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