ローマでアモーレ
引き続きアレン作品を視聴しました。
観光でローマにやってきたヘイリー(アリソン・ピル)は、ミケランジェロと出会って恋に落ちます。アントニオとミリーは田舎からハネムーン兼就職のためにローマに出てきました。ローマ在住の建築家の卵ジャック(ジェシー・アイゼンバーグ)は、恋人の女友達モニカ(エレン・ペイジ)に惹かれてしまいます。平凡な会社員レオポルド(ロベルト・ベニーニ)は、突然有名になりパパラッチに追われます。
先ほどの作品と異なり、登場人物が関わりあう群像劇ではなく、4組の出来事が同時並行的に描かれていました。ただ、皆いろいろあっても、全編を通してハッピー感が漂い、さっきの話よりこちらの方が気に入りました。
どれもちょっと非現実的な部分があって、スラップスティックな雰囲気もありました(レオポルドの話とか)が、見ていて楽しめました。
ミケランジェロの葬儀屋の父が、シャワーを浴びながらオペラ(しかも悲歌)を歌うシーンに大笑いしていたら、ヘイリーの父親でオペラの演出家がその美声を聞き、シャワーのまま舞台に立たせるのには更に笑いました。
ヘイリーの父親役でアレン監督が久々に自作に俳優としても登場。その妻には「夫たち、妻たち」などのジュディ・デイビス。アントニオが出会う娼婦に「それでも恋するバルセロナ」にも出ていたペネロペ・クルス。ジャックが心の中で対話しているような建築家ジョンにアレック・ボールドウィン。そして、迷子になったミリーに声をかける女優は「スワンの恋」などのイタリア女優オルネラ・ムーティでした!
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