マイティ・ソー
マーベル映画化ばかりでウンザリと思いつつも、今週末のように仕事の疲れを癒したい時に、頭を使わずのんびり見るにはいいかなと、こちらの作品を視聴。
アズガルドの王子ソーは、父王オーディンから王位を継承しようという矢先、ヨトゥンヘイムの氷の巨人の襲撃を受けます。父が止めるのも聞かずヨトゥンヘイムに仕返しに行ったものの、あえなく退散する結果となり、父王の怒りを買ったソーは地球へ追放になります。
ソーは、地球に落とされた時に出会った物理学者ジェーンの助けを借りて、ハンマーを手にアズガルドへ戻ろうとします。
正直言ってイマイチでした。ソーが地球に来てからの出来事のテンポが悪かったからかもしれません。ジェーンとぐだぐだやっててなかなかハンマーの所まで行き着かないし、しかもハンマーもありかを知ってからすぐに手に入るわけじゃないし。
謎の組織シールド(SHIELD)の登場は良かったですけれどね。テレビドラマ「Agents of SHIELD」も好調のようだし。
ジェーンがソーに魅かれる理由もよくわかりませんでした。顔とムキムキのセミヌードを見て一目ぼれしたんじゃなきゃね。
私は、ソーと対決することになる弟ロキの方が気になりました。出生の秘密が明らかになって苦悩するとこに同情しちゃうし、「生まれか育ちか」って深い問題も提起されているし。
公開当時、シェイクスピア俳優のケネス・ブラナー(「マリリン 7日間の恋」)が監督と聞いて、なぜこんなアメコミ大作に?と驚いたものでしたが、もしかしたらそのせいで、アクションよりもエモーショナルなソーの成長物語に重きが置かれているのかもしれません。
にもかかわらず、父と子の関係も兄と弟の関係も、深く掘り下げるには時間不足のせいか不十分だったし、アクションも物足りないというどっちかずになった感じです。クライマックスも意外とあっさりでしたしね。
ソー役にはクリス・ヘムズワース、ロキ役に「戦火の馬」のトム・ヒドルストン、父王オーディンにはアンソニー・ホプキンス。
ジェーン役のナタリー・ポートマンと、彼女の研究仲間に「マンマ・ミーア!」のステラン・スカルスガルドと、「NYボンビー・ガール」のカット・デニングス。
アズガルドでビフレストの番をするヘイムダルがカッコよかったのですが、演じるイドリス・エルバは顔半分しか見えなくてちょっと可哀想でした。
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