ライフ・アクアティック
見そびれていたウェス・アンダーソン監督の作品を見ました。いつもながら独特のウェス・ワールド全開でした。
海洋探検家のスティーヴ・ズィスーは、新作ドキュメンタリーの評判も悪く、落ち込みます。そんな時、彼の息子かもしれないというネッドがやってきます。自分に近いものをネッドに感じたスティーヴは、彼をチームに誘い、次の探検に同行させることにします。
チームのトレード・マークである、みんなお揃いの赤い帽子がかわいくて、特にスティーヴはすごく似合っていました。ネッドは最初イマイチ似合ってなかったけど、だんだん見慣れて自然に見えてきたし。
それ以外にも、不思議な架空の海洋生物が面白かったです。カラフルなタツノオトシゴやキャンディーガニとか、自分でも飼いたくなりました。
シュールなストーリーですが、ネッドが息子かどうかを巡っての騒動は現実味もありました。
ネッドの登場でスティーヴとの関係に危機感を覚えるチームのクラウスや、スティーヴと元夫のヘネシーの間に挟まれる妻のエレノア、スティーヴの取材に来てネッドと親しくなる雑誌記者のジェーンなど、意外と複雑でシリアスな展開も多かったです。
ただ、ラストは結構あっさりまとまった感じでした。
スティーヴ役には「ムーンライズ・キングダム」にも出ていたビル・マーレー、その妻エレノアにアンジェリカ・ヒューストン、その元夫ヘネシーにジェフ・ゴールドブラム、ネッド役のオーウェン・ウィルソン、ジェーンにケイト・ブランシェット、クラウスにウィレム・デフォーなど豪華キャストでした。
他にもズィスー・チームには「バニラ・スカイ」のノア・テイラーや、冒頭ですぐ死んじゃう長老のシーモア・カッセル、「ハリー・ポッター」のマイケル・ガンボン、そしてちょこっと出のインターン役マシュー・グレイ・ガブラー(「クリミナル・マインド」)など、本当に盛りだくさんでした!
« 砂漠でサーモン・フィッシング | トップページ | エドとレニーの夢 »
「映画」カテゴリの記事
- 愛は静けさの中に(2022.03.22)
- モーリタニアン 黒塗りの記録(2022.03.21)
- タミー・フェイの瞳(2022.03.06)
- 夜の大捜査線(2022.02.20)
- プロミシング・ヤング・ウーマン(2022.02.19)
コメント