宇宙人ポール
私のブログにいつもコメントを寄せてくださっているリィンさんお薦めの映画(詳しくは「ビッグバン・セオリー」のコメントを参照)を見ました。
SF好きのオタクなグレアムとクライヴは、カリフォルニアで開かれているコミコンとUFOスポットを巡る旅のために、イギリスからやってきました。コミコンやUFOスポットに感動しながら、次の場所へとレンタルしたトレーラーを走らせていたところ、暴走しながら追い越して行った車が炎上するのを目撃します。驚いた2人が車を止めて見てみると、そこにはエイリアンが! 話を聞いたグレアムは、エイリアンを目的地まで送ってあげることにします。
冒頭で1947年にワイオミング州で少女タラとその犬ポールが遭遇した宇宙船が映り、タイトルのPAULの文字が現れた時にはゾクゾクしました。おどろおどろしいオープニングに、シリアスなSF映画かと見まがいましたが、その瞬間、バカ面(失礼!)の2人が登場、一気にお笑いモードに。
それにしてもこのエイリアンが、すごく態度がデカくて、でもシュールで何だかクールな感じで、風体は気味悪い宇宙人なのに、非常に魅力的でした。人間がエイリアンに対して示す画一的な反応にうんざりしている感じもグッド。私も友達になりたくなりました。
エイリアンの特殊能力のうち、車にぶつかって死んだカラスを生き返らせるのが強烈でした。感動のシーンかと思いきや...ええっ?!
コミック・ストアで追っ手に見つかりそうになり、静止してごまかすシーンにも笑。汗が垂れてるよー!とか思ってしまいました。
「E.T.」のスピルバーグや、「Xファイル」のモルダー捜査官の案なども、このポールがアドバイスしていたというエピソードも。エンドクレジットでスピルバーグ役はhimself(本人)となっていましたからね、凄すぎっ!
ポールは、「E.T.」でエリオット少年と戯れてたETが大人になったらこんなかな?って想像をかき立てられ、オヤジになったテディベアの「テッド」みたいだなーと思ってしまいました。
ポールの声を担当するのは、「50/50」などのセス・ローゲン。ポールを追う謎のエージェントに「アラフォー女子のベイビー・プラン」のジェイソン・ベイトマン。トレーラー・パークで出会ってグレアムが魅かれるルースに、クリステン・ウィグ。そして、お婆ちゃんになったタラ役は「旅するジーンズと19歳の旅立ち」にも出ていたブライス・ダナーです。
また、主役の2人、サイモン・ペッグとニック・フロストは、新作「The World's End」が控えていますが、タイトルを聞いてSF映画と思ったら、故郷でバーを梯子するってこれまたおバカな設定が興味を誘う作品です。
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ようさん、こんにちは!
面白かった、でしょ!!と念押し・・・(笑)
バカ笑いだけじゃなくて、シンミリもしますし・・・
ポールが、タラを連れて行くのが、スッゴク良いナァって思うんですよ。
ちょっとセリフも忘れましたが・・・
「人生をやり直しそう」みたいなこと、言ってませんでした?
宇宙人を見た、と言って信じてもらえず孤独になってしまったタラ。
自分のせいだと思ったポールが・・・感動だわ~。
ルースが、強い女になっていくのもヨカッタ。
おバカな映画、だけじゃない部分が、さすが!って思います。
視聴して下さって、有り難うございます。
投稿: リィン | 2013年9月 8日 (日) 13時04分
リィンさん、こんばんは。
あらためて、面白い映画のご推薦をありがとうございました。
ネタばれに気をつけているので、本文には書きませんでしたが、
私もエンディングはなかなかよかったと思っています。
ちょっと「コクーン」を思い出しました。
投稿: たちばな・よう | 2013年9月 9日 (月) 22時47分