お買いもの中毒な私!
ジャーナリストのレベッカは、買い物が大好き。ファッション誌アレットの面接を受けに行く途中、緑のスカーフを気に入り、面接にはこれだ!と必死の思いで買い求めてから向かったものの、アレットの欠員は補充されたと言われてがっかり。しかし、同情した受付係に、同じ出版社が発行している経済誌の面接を勧められます。そこでレベッカは、経済誌を踏み台にアレット誌へ移ろうと狙います。
私はいろんな点で女っぽくないのですが、買い物という行動に関心がないのもその一つ。しかも超倹約型人間なので、カード地獄にいたるような体験はありませんし、残念ながら主人公に全く共感できませんでした。
そういう買い物狂の存在は聞いているので、それはそれで大変なんだろうと同情はします。ただ、本当に必要になるまで重い腰を上げて買い物に行かず、買う時も目的の店に直行直帰の私から見たら、レベッカが「これは本当に必要なのか」と自問してから買うように指導されて毎回必死に考えている姿を理解するのは本当に難しかったです。
私の母によれば、「探していない時にこそ良い物が見つかったりする」というので、私は良い物を相当逃しているのかもしれませんが。
あまりにドタバタなストーリーもどうかなという感じでした。
経済誌の編集長ルークの手ほどきで、勝負スカーフ(?)を用いたペンネーム「緑のスカーフの女の子」がどんどん成功していくのはまだしも、少なくとも野心より友情を優先する子だと思っていたので、後半の展開は少々残念でした。
そういう訳で、楽しめた映画ということはできませんが、「SATC」や「プラダを着た悪魔」の衣装も手掛けたパトリシア・フィールドのカラフルな服や靴の数々は、見ていて目の保養にはなりました。
あと、「緑のスカーフの女の子」の記事が、日本語のWebでも紹介されるというシーンがあるのですが、思わず静止画像で確認しちゃったけど、ちゃんと訳されているのには感心しました。
主役を演じるアイラ・フィッシャーという人は、この映画でしか知りませんが、「ボラット」や「ディクテーター」のサシャ・バロン・コーエンの奥さんなんだそうですね! 可愛い彼女とアクの強い彼は意外な取り合わせです。
経済誌の編集長は「恋する宇宙」のヒュー・ダンシー。こちらは「Homeland」のクレア・デインズの旦那さんです。
その他、レベッカの両親にジョン・グッドマン(「アルゴ」「アーティスト」)とジョーン・キューザック、ファッション誌の編集長クリスティン・スコット・トーマス(「ラルゴ・ウィンチ」「サラの鍵」)。また、出版社社長には、久々に銀幕で見かけた感のあるジョン・リスゴー(「デクスター」など)です。
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