OSS 117 リオデジャネイロ応答なし
昨日に引き続き、おバカなフレンチスパイ・コメディの続編を観賞しました。
グシュタードで中国人絡みの任務を終えたばかりのOSS117号ユベール。次は南米でナチの元高官フォン・ジメルからマイクロフィルムを受け取るよう指示されます。
新聞記者を装ってリオデジャネイロに着いたユベールは、いきなりグシュタードの件を恨みに思う中国人に襲われます。知り合いのCIAエージェント、ビルに助けられたものの、今度はマイクロフィルムの受け渡し現場で銃撃に遭ってしまいます。すると、フォン・ジメルを狙うモサドが彼を助け、協力するように持ちかけてきます。
前作よりこちらの方が、私は楽しめました。2作目なので、独特のバカバカしさに馴染んできたのかもしれません。
複数の敵が入り乱れてドタバタになる展開は同じながら、前よりそれぞれの敵にきちんと意味があって、「らしい」感がありました。
人種差別・男女差別はなはだしいユベールのキャラも、前作以上に飛ばしていて、よかったです。ゲイネタも前回よりヒネリが利いていて笑えたし、とくにヒッピー村(っていうのかな?)のエピソードに笑。
コルコバードの丘でのクライマックスもなかなかでした。
それに、ところどころヒッチコックの「めまい」や「北北西に進路を取れ」を彷彿とさせるシーンもあり、それも面白さを増した理由の一つかもしれません。
また、今回わかったのは、117号の名前の由来。007をパロってるだろうことは容易に想像がついていましたが、なんでこんなに桁が多いかなーと思っていたら、「ダブルオー(00)」の代わりに「ダブルワン(11)」ってことだったんですね。
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