Law & Order シーズン20
来週からいよいよシーズン1の放送が始まります。本当はそれまで待ってから、併せてコメントするつもりでいたのですが、やっぱりどうしても書きたくなってしまい、先月見終わったシーズン20最終話までの感想を先に書いてしまいます。
以前、シーズン15が開始された時にも書きましたが(詳しくはこちら)、警察と検察の両方がバランス良く描かれていて素晴らしく、このシリーズでは本家のこのドラマが一番のお気に入りになりました。
シーズン18からは、グリーン刑事が去り、ルーポとバーナードのコンビになりましたし、検察の方もアーサー・ブランチの後を継いで検事長になったジャック・マッコイの代わりに、マイク・カッターが上級検事として加入しました。
私は、シーズン15から20の間で一番好きな刑事はグリーンですが、検事はマイク・カッターです。ジャックも正義の人でしたが、マイクはそれ以上に正義の人。だからですが、時々ちょっと行き過ぎの行動もあります。逆にジャックは、昇進してから、政治的な駆け引きに振り回され、保身に走るそぶりが出てきたのが残念です。
マイクとジャックがぶつかることも多々ありますが、ブランチの時にはなかった、3人で中華のデリバリー食べながらの相談シーンとかも見かけるので、結局は仲良しなんだなーと思えて嬉しいです。
評価の高い長寿番組ということで、ゲスト・スターもハンパじゃありませんが、その中で私のお気に入りをいくつか挙げてみます。
まずは、シーズン15で、グリーンがいない間(「RENT」を参照)に助っ人で来た刑事のマイケル・インペリオリ(「ザ・ソプラノズ」)。シーズン18からは、綺麗な顔立ちで巧みに相手を操るジャニュアリー・ジョーンズ(「マッドメン」)。シーズン19では、アルツハイマー気味の判事の書記シェリー・ストリングフィールド(「ER緊急救命室」)と、中国のスパイ容疑で収監されているキース・キャラダイン(最近では「デクスター」のランディ捜査官がよかった)。シーズン20は、問題児の多い高校の校長役デブラ・ウィンガー(「愛と青春の旅立ち」「愛と追憶の日々」など)が懐かしかったです。
注) ここからは、完全な独りよがりのつぶやきですので、ご了承ください。
実は、先ほど書いた正義の人マイク・カッター検事補に、ハマりまくってしまいました。シーズン18で出始めた時はさほどでもなかったのですが、シーズン19に入って、「マイクが好きかも?」と思い始め、シーズン20ではもうヤバイ感じでした。
一番のきっかけは、シーズン20の第9話で、ジョナサン・ケイク(「チャック」にも出てた)扮する元検察官の弁護士が、マイクの同僚の女性検事補ルビローサを攻撃しているのに対して、逆に証言台でやりこめる場面。うまく行った時に、してやったりと左眉をホンの少し上げて満足そうにする様子にほれぼれ。
そして、第20話で、証拠排除要求を受けたけれども阻止できそうだと分かった時の笑顔。「マイク、かわいいー」ともうベタぼれ。
このドラマではマイクはもう見られませんが、スピンオフの「性犯罪特捜班」で何話かゲスト出演するらしいので、今から楽しみです。
演じるライナス・ローチは、名前は知っていましたが、「あれ?何に出てたっけ?」って感じの印象しかありませんでした。
後から調べて分かったのは、まず、5年前に見た「キッドナップ」に出てたということ。しかも、ラストで結構ポイントとなる役だったのに、彼の記憶はなし。このドラマは、ルーポ役のジェレミー・シストが主演していて、「シックス・フィート・アンダー」のイッちゃってる芸術家(しかも実の姉に倒錯的な感情を抱いている)役で彼が好きだった私は、続き物のドラマが苦手なのにもかかわらず何とか全13話見たという経緯があったので、覚えてなくても仕方ないかも。
その他、映画「すべては愛のために」でアンジーの旦那役だったり、「リディック」や「ジャスティス」にも出ていたらしいけど、まったく記憶にありません。
そして、極めつけは、何と、15年前に見た「司祭」という映画の主役だったのでした! ゲイを隠して生きる司祭を描いた問題作で、当時はロバート・カーライル(「トレイン・スポッティング」「フル・モンティ」など)狙いで見たため、主役の記憶はまったくなし。
私は子供の頃から見た映画の記録を取っている(今ではこのブログに取って代わった)のですが、当時の映画ノートを見ても、カーライルの評価とゲイ問題のコメントのみで、ライナス・ローチに関する記述は一切なしでした。
でも、映画としては悪くなかったので再度見てみたいなーと検索したところ、どうやら日本ではDVDは廃盤に…。なので、思わず、アマゾンUKまで探しに行って、買ってしまいました! 送料込んでも2000円ちょっとだったし…。アマゾンUSでも売っていましたが、リージョン1とのことで(そう書いてあってもフリーのもあるみたいだけど)、リージョン2のUKにしました。
今月半ばごろには届く予定なので、見たらまた感想をアップします!
« アメリカン・アイドル シーズン11 | トップページ | テイク・シェルター »
「海外ドラマ」カテゴリの記事
- 刑事ダルグリッシュ(2022.02.26)
- グッド・ワイフ ファイナル(2022.02.15)
- ロンドン警視庁 コリン・サットンの事件簿(2022.02.06)
- ブルーブラッド シーズン3(2022.02.05)
- レジデント シーズン4(2022.01.15)
ようさん、今日はこちらでこんにちは(ペコリ)
カッター愛・・・・熱く語っていらっしゃいますね~。
そう!シストは「シックス・フィート・アンダー」ですよね!!
て、私、シストは全く覚えていないので・・・苦笑しておきます。
このドラマは、日本ではあまり人気無かったのかな?
私は、結構マジで視聴していましたよ。
でも『L&O』二カ国語版では、主人公のネイト声=ルーポ声だったので・・・
最初、「ネ、ネイト?いやシストだ・・」などと、バカなことを(ここでも苦笑)
ちなみに、「ザ・キリング2」である大佐声がマッコイ声の牛山さんだったので
私は声がするたびに、「け、検事長==」と顔を上げる始末で・・・
・・・・書き込み同様、実生活もおバカさんなんです・・・
で、マッコイのことを検事長と呼んでおります。
でで、カッターのことを、美中年カッター君と・・・(ゴメンなさい)
仰る通り!S18は、まだ検察トリオは馴染んでいない印象ですよね。
多分ローチよりも、Waterstonが検事長役に馴染んでいないんでしょう、
と勝手に分析しております。
S19になると、グッと良くなるし
S20は、トリオ漫才も披露してくれるし・・・
S20では、カッターはヒロインになって、私を大喜びさせてくれましたよ。
コニーよりも、ヒロイン風じゃありませんか?
で、ルーポとの仲をマッコイパパに許してもらおうと・・・
というような、お遊びをしていたんですよ。
・・・あぁ、ようさん、
私の書き込みが、この場にそぐわないとお思いなら
御遠慮なく、仰って下さいね。
私自身も納得感ありですから。大丈夫、ですからね。
投稿: リィン | 2013年6月 8日 (土) 16時00分
リィンさん、楽しいコメントをありがとうございます。
「L&O」についての洞察、鋭いですね!
自分のブログが恥ずかしくなりました。
私の代わりに書いて頂いた方がいいかも...。
私は出来る限り二ヶ国語は避けて視聴するので、ネイト声=ルーポ声だったとは知りませんでした。吹き替えの声優さんって結構重要ですよね。
「シックス・フィート・アンダー」は、確かに独特な雰囲気を放っていましたが、私にとっては、今まで見た中で1,2を争うお気に入りの海外ドラマです。
投稿: たちばな・よう | 2013年6月 8日 (土) 20時35分