エバン・オールマイティ
ジム・キャリーの「ブルース・オールマイティ」の続編というべきか、スピンオフというべきか、今度はブルースに代わり、ライバルのエバンが神様から啓示を受けるというコメディ。
テレビキャスターから下院議員に当選したエバンは、神様から、ノアのように箱舟を作れと言われます。当然最初は相手にしませんが、箱舟に乗るつがいの動物たちがつぎつぎに現れ、逃げ切れなくなります。最後には、本人も、自分が意味あって選ばれたと信じるようになり、箱舟を作る決心をします。
周りの人は馬鹿にし、最初は彼を取り込もうとしてた議員仲間も彼を外しにかかり、けれど彼はめげず、ってここまでくると、もうコメディという感じではありませんでした。
道路沿いの映画館で上映してる作品が「40歳の処女マリア」(彼の主演作「40歳の童貞男」のもじり)だったりするお遊びはありましたけれどね。
主演のスティーブ・カレルは、前作「ブルース…」で見たのが最初ではないかと思います。その後「40歳の…」や「リトル・ミス・サンシャイン」のおじさん役でもいい味でした。また、イギリスのコメディ「The Office」のアメリカ版リメイク(英版は見たけれど、米版は残念ながら見ていません)でも評価され、今一番売れてるコメディ俳優の一人ではないかと思います。
映画の中で、彼のお友達ジョン・スチュワートが、自らの番組「The Daily Show」(と思われる)でエバンをからかう本人役で出ていましたね。普段の政治風刺と同じトーンで、面白かったです。
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