Without A Trace FBI失踪者を追え!
シーズン6が始まりました。
私はこのドラマで初めて、アメリカでは、誘拐捜査はFBIになるのだと知りました。こういう管轄って日本にない(というよりFBIって機関そのものがないけど)から面白いです。
私がこのドラマを好きなのは、前出「コールドケース」にも通じるのですが、背景となる失踪者や家族の過去が明るみに出るにつれ、最初に見えていた失踪状況と違う事実や思惑が表面化し、それが事件解決につながるという、その人たちの人生そのものを垣間見るようなドラマだからだと思います。
とてもいい人のように思っていたのに、実は裏で悪事に手を染めていたり、明らかに悪人のように見えて、実際は人を助けたり守ったりしていた、ということがよくあります。大体においては、残念ながら、失踪者は亡くなっていることが多いのですが、たまに生存して見つかると、こちらも嬉しくなります。
捜査チームの中では、ダニー・テイラーが一番好き。ヒスパニックなのにらしくない名前なのは、里親のもとで育ったからですかね。彼の過去の一端を知ることができる、「月影のクレア」というエピソード(第1シーズン16話)は、何度見ても感動です。
いいとこのお坊ちゃんのマーティンを、最初は嫌っていたのに、すっかり仲良しになり、FBI干をされた時は一緒に店をやろうと冗談を言い合うほど。また最近は、同僚のエレナといい仲に…。
ダニーが好きなのは、俳優エンリケ・ムルシアーノ(「デンジャラス・ビューティー2」などにも出てます)の魅力もさることながら、何といっても、日本語吹替の小山力也さん(「ER」のダグ・ロスや「24」のジャックの声で有名)によるところも大きいです。
最初に見たシーズン1の吹替が関西弁で、私はダニーの雰囲気に合ってていいと思った(だから、日本側スタッフは、敢えて関西弁という選択をしたのだろうと思う)のですが、評判が良くなかったのか、その後標準語に戻りました。でも、他のキャラに比べ、まだ多少くだけたしゃべりで、雰囲気は残しています。
ドラマや映画は基本的に字幕で見ることが多く、吹替放送の場合は副音声の原語で見たりしますが、このドラマは、一時期原語で見てたのを、小山さん恋しさに吹替に戻しました。
ダニー=エンリケ=小山さんの、この最強トリオが、今見ている全ドラマの全キャラクターの中で一番好きです。
« ゼロ時間の謎 & 奥さまは名探偵 | トップページ | 旅するジーンズと19歳の旅立ち »
「海外ドラマ」カテゴリの記事
- 刑事ダルグリッシュ(2022.02.26)
- グッド・ワイフ ファイナル(2022.02.15)
- ロンドン警視庁 コリン・サットンの事件簿(2022.02.06)
- ブルーブラッド シーズン3(2022.02.05)
- レジデント シーズン4(2022.01.15)
コメント