2021年9月 7日 (火)

追悼 ジャン=ポール・ベルモンド

今朝起きて一番に飛び込んできたニュースは、最愛の映画スターが亡くなったというものでした。享年88歳。ご高齢なので、しばらく前から覚悟はしていたものの、いざその知らせを聞くと、やはりショックで、今日一日はブルーになっていました。

このブログを始めたころには、すでに映画界から遠のいていた彼については、記事中で触れることもあまり多くはありませんでしたが、最近では「シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!」でも彼のシラノについて書いたし、出演した映画「太陽の下の100万ドル」を見た時の記事、そして「好きな映画のジャンル」では、当時中学生だった私が彼を好きになったきっかけについても話しました。

彼は、ロバート・レッドフォードと共に、いつまでも私の心の恋人です。心からご冥福をお祈りします。


2021年8月17日 (火)

FBI シーズン2

放送開始前の番宣で見かけていましたが、「BONES」のオーブリーことジョン・ボイドが、今シーズンからチームに新しく加わりました。
彼の役は、金融業界からFBIに転身したという異色の経歴で、その知識を生かした捜査もありましたね。

もう一人アジア系の女性も加入しましたが、最初は怪我で休職したクリステンの代わりで、次は潜入捜査するマギーの代わり。
マギーの潜入捜査は唐突で、もしかして個人的事情(妊娠とか?)かなと疑っています。そう思って見ているせいか、容疑者を追いかけるのも、後半はOAに任せていた気がするし。

シーズン最終話は、「シカゴP.D.」からヘイリー・アプトン刑事が、研修と称して参加。タイミングよくシカゴと繋がりのある事件で捜査協力します。
てっきりクロスオーバーで、後半は「P.D.」で描かれるのかと思ったけれど、そんなこともなく解決しました。

ちなみに、この回の監督は「シカゴ・ファイア」に出ていたモニカ・レイモンド。まさに、ディック・ウルフの世界だなーと思いました。
同じニューヨークで、そのうち「SVU」ともクロスオーバーしたりしないのかしらん。


FBI」(2019~2020年アメリカ)

2021年8月10日 (火)

マンハント:デッドリーゲーム

先んじて映画「リチャード・ジュエル」も見たので、やはりどうしても比較してしまいました。

こちらのほうが真実に近い(映画は時間の関係で省略している)のでしょうが、ジュエルがなかなか容疑者から外れず、最後に無実が証明されると分かっていても、見ていて歯がゆかったし辛かったです。

同様に、真犯人逮捕のほうも、何年もかかったと知っていたけど、逃亡の様子を描くシーンが長すぎて冗漫に感じました。
中絶反対声明を真に受けた地元の民兵が協力して匿ったというのは本当なのかな?

ATFのおじさんが、早くもジュエル犯人説に異を唱えていたのが、頼もしくて気に入りました。FBIがさっさと彼の意見に耳を傾けていたら、ジュエルが監視対象だった間に起こった爆弾事件は防げたのではないかと思うけれど、実際のところどうだったかはわからないし、結果論でしかないのかもしれません。

» 続きを読む

2021年8月 9日 (月)

警視グレイス

こちらも最新の英国刑事ドラマです。
主演のジョン・シム(「ホワイト・ドラゴン」)も好きだし、原作はベストセラー、ドラマも高視聴率だったと聞いて、期待して見始めました。

そうしたら、主人公のグレイスは霊能者の助けを借りる警察官と知り、ちょっと引いてしまいました。
もちろん、「ミディアム」のように実際に捜査に協力する霊能者もいるし、そういうドラマも嫌いじゃないのですが、もっと正統派の犯罪捜査ドラマを想定していたので・・・。

でも、霊能者が前面に出てくるわけではなく、行き詰った時にほんのちょっと情報をもらうだけだし、それだって曖昧で基本的にはグレイスの解釈にかかっており、更には二転三転するストーリーもあって、かなり楽しめました。
2話目は1話目ほど激しい展開ではありませんでしたが、やはり霊能者の協力は少なめでした。

たった2話なので、評価を下すには足りないですが、こういう感じで来シーズンも進むようなら、今後も見続けてもいいなと思っています。


Grace」(2021年イギリス)

2021年8月 1日 (日)

ブランニック警部

重厚感たっぷりの刑事ドラマで、現代の誘拐事件と過去の殺人事件だけでなく、アイルランドの和平合意に絡む歴史的背景もあり、イギリスで高視聴率だったというのも納得でした。

私にとっては、IRAの活動も東西冷戦と同様、当時はニュースで聞いていながら、すっかり過去のものとなっていますが、地元の人たちはどうなのでしょうか。
和平交渉を成功に導くため、反対派を殺した人がいて、警察もその事実をもみ消したっていう設定は、いかにもありそうでリアルに感じました。

しかし話はそこで終わらず、誘拐犯も殺人犯も早々に明らかになって、捜査する側と犯人側の両方の側面で進行し、見ているこちらも、どの視点で見るべきなのか迷いました。
犯人捜しではなくなったので、最後に意外な事実とか隠された動機とかが出てくるのかと思いましたが、そういう展開にはならず、しかしながらラストは想定外の結末となりました。

今では和平が成立し武装解除されたIRAですが、カトリックとプロテスタントの宗教対立の根深さをまざまざと感じました。


Bloodlands」(2021年イギリス)

2021年7月29日 (木)

ランサム ~交渉人~

期待せずに見始めたのですが、思ったより楽しめました。「Crisis」や「キッドナップ」のようにシーズン通して完結する誘拐ものと思っていたので、一話完結なのも良かったし。

ただ、人質事件や誘拐の交渉だけでネタが持つのかは疑問で、シーズン1の13話は何とかなったけれど、今後どんなシチュエーションを持ってくるつもりなのでしょうか。

カナダがベースの会社で守備範囲は北米だけかと思ったら、フランスにも繰り出していました。インターナショナルな交渉人をアピールするにしても、海外はフランスばかりだなと考えていたら、フランスの会社が製作に加わっているからなんですね。

個人的には第10話のエピソードが、自閉症の天才絵画修復師の話で、「アストリッドとラファエル」を思い出したし、演じていたのが「サバイバー」でハナのチームにいたチャックだったんで、よけい関心を持ちました。

最終話は交渉人エリックの宿敵ディレイン(「24」などのカルロ・ロタ)がエリックの娘を誘拐したところでエンド。
ドラマはシーズン3まで作られて、残り2シーズンはオンデマンド配信とのことなので、とりあえず見続けてみます。


Ransom」(2017年カナダ・フランス・アメリカ・ドイツ)

2021年7月22日 (木)

ロシア・ハウス

ショーン・コネリー主演の映画を見たのはもう27年前のことなので、ストーリーもすっかり忘れていて、まったく白紙の状態で読み始めました。

最初はニキ・ランダウが主人公かと思い、次にネッドが主人公と考え、バーリーが登場した時には脇役かと思ってしまったため、彼が真の主役とわかった時には、全く違うイメージを持ってしまっていて、ショーン・コネリーではどうしても違和感を持ちました。

冷戦時代をリアルタイムで知ってはいるものの、もうすっかり昔のことになっているので、ピンとこないことも多かったのですが、情報戦でお互い相手の兵力が勝っているものと信じ、それを崩そうと奔走するスパイの姿は、「ジ・アメリカンズ」と重ねることでようやく実感できました。

そんなこんなで、それほど楽しめたとは言えませんが、硬い文章がすんなり読みにくいことの多いル・カレにしては、結構さらっと読めたほうだと思います。


「The Russia House」(ジョン・ル・カレ著・早川書房)

2021年7月19日 (月)

レオナルド

本ブログでも幾度となく触れたお気に入り俳優エイダン・ターナー(「そして誰もいなくなった」「ポルダーク」)が、レオナルド・ダ・ヴィンチを演じるというので、かなり期待を持って見始めました。

ダ・ヴィンチは何回も描かれているからでしょうが(私も「ダ・ヴィンチと禁断の謎」を見たし)、彼の作品や人生を追った伝記という側面は二の次で、カテリーナという女性の殺害容疑で拘束された彼が、尋問される過程で過去を振り返り、その女性との関係を紐解いていくというストーリーでした。

もちろん、ヴェロッキオの工房での修行時代や、ミラノでパトロンとなったルドヴィコ・スフォルツァ、その後チェザーレ・ボルジアの下でマキャベリと共に働くといった事実は踏襲されていますが、細かなところはかなりフィクションが入っている気がするので、ちょっと期待外れでもありました。

とはいえ、「最後の晩餐」や「モナリザ」を制作する様子、ミケランジェロとの対決など、興味深く見られましたし、完璧主義が災いして完成できた作品が少ない彼の性格も理解できました。


Leonardo」(イタリア・フランス・スペイン・イギリス・アメリカ)

フロントランナー

実在の政治家ゲイリー・ハートのことは、この映画化の話を聞くまで知りませんでした。

見終わって思ったのは、時代が違えば異なる結果だったかもしれないということと、彼が大統領になっていたら、その後のアメリカはどうなっていただろうということ。
もちろん不倫はよくないけれど、奥さんとは実質別居状態だったようだし、最有力候補として政治理念が高く評価されていただけに残念とも言えます。

彼が戦線離脱していなければ、父ブッシュは大統領にならず、もしかしたら子ブッシュも選ばれなかったかもしれないし、順序が狂ってトランプも当選しなかったかも?なーんて、バタフライエフェクト的発想もしてしまいました。

トランプだって、もっと前のクリントンだって、スキャンダルをものともせずに職を全うしたし、ハート議員は逆に生真面目すぎたのかもしれません。家族への影響を重く受け止めた結果とも言えます。

多分本人も、政治家としての資質によってのみ判断されると信じて疑わなかったのかもしれませんが、もう少しプライベートの行動に慎重さがあっても良かったのかなと思います。

こんなスキャンダルに巻き込まれても、結局奥さんとは離婚することなく今年死別するまで添い遂げたようで、それだけに尚更この時の失脚は無念です。


The Front Runner」(2018年アメリカ)

2021年7月10日 (土)

ミステリー in パラダイス シーズン10

こちらも「マクドナルド&ドッズ」と同じく最新の英国ドラマですが、南国の島が舞台のせいか、コロナやマスクの気配もありませんでした。

まずは書いていなかった前シーズンから話をすると、今までで一番まともでお気に入りだったジャックが早くも去ってしまい、変人ネヴィルがやってきました。
ドラマを続けるためにエキセントリックなキャラが必要なのは理解できますが、太陽も砂も虫も南国フードも苦手なのにこの地に居残るって設定には納得できませんでした。

ただ今シーズンは何とか適応しようと努力していましたね。理由の一つ(というか一人)はフロランス! すぐにいなくなってしまったマドレーヌに代わり、傷心で島を去った彼女(詳しくはこちら)が戻ってきたのは喜ばしい限りでした。

また、キャサリンが襲われるという事件があり、彼女の娘カミーユも久々に出戻ってきました。更には、初代警部補リチャードまで登場! もちろんカミーユの幻覚の中ですが・・・。

皆総出で戻ってくるから、もしやこれはシリーズ終了?なんて思ったけれど、シーズン11と12まで確約されているらしく、まだまだ見続けられそうです。


Death in Paradise」(2021年イギリス)

«カミーユ