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2018年12月

2018年12月30日 (日)

2018年のまとめ

いつものように、1年間に見た映画の中から、トップ10を選んで紹介したいと思います。


1. 君が生きた証(2014年アメリカ)
2. シャンボンの背中(2009年フランス)
3. トランボ(2015年アメリカ)
4. マクファーランド(2015年アメリカ)
5. ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年アメリカ)
6. 未来よ こんにちは(2016年フランス・ドイツ)
7. ビニー/信じる男(2016年アメリカ)
8. ハドソン川の奇跡(2016年アメリカ)
9. ドリーム(2016年アメリカ)
10.オール・セインツ(2017年アメリカ)


実話や伝記といった作品が多かったですね。事実に勝るものはなし!です。

それでは、良いお年を!

2018年12月28日 (金)

NCIS:LA シーズン9

最初の頃はあまり興味を持てなかったこちらのスピンオフドラマですが、メンバーに馴染むにつれ面白く感じられるようになりました。
そしてとうとう第9シーズンを視聴するまでなってしまいました。

今回の大きな流れとしては、ヘティが(一時的に)NCISを去って、その間グレンジャーの後任というモーズリー副局長がボスになり、ヘティが戻った後も居残りました。

モーズリーと一番対立したのはヘティの秘蔵っ子カレンで、まあそれは当然かなと。
でも後半は、休戦というかお互いに一歩引いて衝突を避ける感じだったのは、シーズンラストで起こるモーズリーの問題解決に協力する筋書きのためですね。

カレンはずっと一匹狼でヘティが家族代わりだったのを、前シーズンでようやく本当の家族を持てたのに、悲しい展開になりました。

第15話では、フェイドアウトしたままだったグレンジャーの件に、きっちり説明と結末が与えられ、いいエピでした。

シーズン10も引き続き同じ面々で進むようなので、クリフハンギングなエンディングでも心配していません。あっさり生還とはいかないでしょうが、皆すぐに今まで通り活躍してくれることでしょう。


NCIS:Los Angeles」(2017~2018年アメリカ)

2018年12月26日 (水)

ローマ法王になる日まで

クリスマス当日は、現ローマ法王フランシスコの伝記映画を見ました。

歴代法王の経歴を把握しているわけではありませんが、これほどの体験をした人は他にいないのではないでしょうか。
司教の中には、何不自由なく神の道を歩んできた人もいるでしょうが、アルゼンチンで生まれ育ち、貧しい人達の姿を間近に見てきたホルヘ・ベルゴリオ神父の苦労をまざまざと感じました。

と同時に、世慣れていて政治的駆け引きにも長けている様子を見て、彼の場合そうならざるを得ない環境にいたこともありますが、逆にそんな能力に秀でていたからこそ政情不安な世界で出世できたのだろうとも思いました。

でも、決して自分の利益だけを追求したわけではなく、貧しい人達を助けるために奔走し、その結果、一時は田舎司祭へと追いやられてしまいましたが、やはり正しい道を行く人は、いつかその行為が認められるということなんでしょうね。

ちょうどこの映画を見た直後、クリスマスミサで説教する法王のニュースを見て、感慨深かったです。
聖職者になった直後に日本への派遣を願い出たものの叶わなかったという場面もありましたが、来年にはいよいよ来日するそうですからね!


Chiamatemi Francesco」(2015年イタリア)

2018年12月25日 (火)

無実はさいなむ

AXNミステリーで集中放送されていたクリスティ原作のドラマを見ました。

原作も読んでいるはずなのですが、ストーリーをほとんど覚えていなくて、その分楽しめたと思います。
ただ、どのくらい現代向けにアレンジされているのか(もしくは、されていないのか)は不明でした。

子供のいない金持ち夫婦が、5人の孤児を養子に引き取り、愛情はほとんど示さず厳しく教育したらどうなるか。
クリスティの設定は時に残酷で、いつ殺人が起きてもおかしくないというか、だからこそ誰もが容疑者になりえて、ミステリーとして成立するのでしょうが。

今回も、犯人を覚えていなかったので、誰かなと考えながら見ていましたが、とにかくこんな家庭でも、子供たちは孤児よりましだったのだろうかと、可哀想になりもしました。

一家の主人ビル・ナイや、長女の娘婿マシュー・グードらも出ていますが、地味な使用人カーステンは「グランチェスター」のアマンダ役モーヴェン・クリスティでした。


Ordeal by Innocence」(2018年イギリス)

2018年12月22日 (土)

復活

クリスマスを含む連休期間中は、宗教に絡んだ映画を見ようと思い、まずはこちらの作品をセレクト。

キリストの磔を指示したのがポンテオ・ピラト提督だというのは知っていましたが、死刑を実行した人たちのことは考えたこともありませんでした。

ピラトの部下で司令官のクラヴィウスという人は、実在なのでしょうか? 少なくとも、復活したイエスを慕う弟子たちに混じって、一緒に旅をしたっていうのは創作っぽいですけれどね。

でも、ローマ軍に追われる弟子たちを、軍人のクラヴィウスが助けて逃げ方を教えるのはまだしも、自分の副官ルシウスが皆を見つけた時に、彼を諭して見逃させるっていうのは出来すぎかなとも思いました。

クラヴィウス役のジョセフ・ファインズは、格好のせいもあるでしょうが、ちょっと「エクソダス」のクリスチャン・ベイル風でした。
ルシウス役トム・フェルトン(「第1級殺人」)の方が、私は気に入りました。


Risen」(2016年アメリカ)

2018年12月17日 (月)

ウィンストン・チャーチル

ゲイリー・オールドマンがアカデミー賞主演男優賞に輝いた映画です。

チャーチルの首相就任からダイナモ作戦の頃までの約1か月が描かれており、少し前に見た「ダンケルク」の情勢を、兵士側でなく政治家の側から見ているようでした。

また、「英国王のスピーチ」のジョージ6世も出てきて、最初はチャーチルを嫌っていたのに、弱腰になってきた彼を鼓舞したりして、同じ史実をいろんな視点で見るのは面白いなと思いました。

チャーチルの判断が正しかったかどうかは結果論でしかないし、当時は尚更わからなかったでしょうが、ヒトラーと和平の道を探ったとしても不首尾に終わった可能性は十分あるし、民衆の士気を高めて戦い続ける選択をし、最終的に勝利を収めることができたのは、本当に良かったと思います。

ゲイリー・オールドマンの熱演もさることながら、個人的には、私の好きなサミュエル・ウェストが、チャーチルと考えを同じくする大臣のイーデン(チャーチルの後に首相になったらしい)役で目立っていたのが嬉しかったです。


The Darkest Hour」(2017年イギリス)

2018年12月16日 (日)

レディ・バード

昨日見た「マギーズ・プラン」のグレタ・ガーウィグが監督した作品を本日は視聴。

ガーウィグの自伝的要素を盛り込んだ話ですが、カリフォルニア州の田舎町で地味な高校生活を送る、一風変わったレディ・バードことクリスティンには、どのくらいガーウィグが入っているんだろうと思いました。

校内演劇オーディションで一目惚れした好青年ダニーと、バンドをやっているカイルという2人の男の子と付き合うものの、どちらとも思ったように恋愛は進まなくて、本人にとっては一大事なのでしょうが、私からすると青春だなぁと羨ましくなりました。

しかもその2人が、インデペンデント系を中心に活躍する若手有望株のルーカス・ヘッジズ(「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「スリー・ビルボード」)とティモシー・シャラメ(「君の名前で僕を呼んで」)なので、恵まれすぎです!

でも、自分でオバサンになったと実感したのは、クリスティンの母親目線でどうしても見てしまい、私もこんなガミガミ言う母親になりそうだなと考えてしまったこと・・・。

可愛いけれどちょっと変わったクリスティンを演じるシアーシャ・ローナンは、ガーウィグ自身がきっと選んだのでしょうが、ピッタリなキャスティングでした。


Lady Bird」(2017年アメリカ)

2018年12月15日 (土)

マギーズ・プラン

公開時に何となく気になっていた映画です。

グレタ・ガーウィグは、可愛いんだけどちょっと変わった役が多いのは、自己投影してのことなのでしょうか。「フランシス・ハ」も、「ミスター・アーサー」や「20センチュリー・ウーマン」もそうだったし。

ここでも、男性関係が続かず人工授精を考えていたマギーが、既婚男性と略奪婚したもののやはりうまくいかなくて、彼を元妻に返しちゃおうという突飛な発想をする話でした。
私はてっきり、既婚の彼と付き合っている段階で返すことにしたのかと思っていたら、結婚後3年も経って子供もできてからだったので驚きました。

それでも離婚するのはよくあることだけれど、マギーは夫をそのまま捨てられず、元妻に戻せば罪悪感を持たずに丸く収まるという、優しいゆえでもあるでしょうが、楽観的すぎるし、やはり変わっていると言わざるを得ません。

結末は読めてはいましたが、最後まで見せないあたりがニクイです。


Maggie's Plan」(2015年アメリカ)

2018年12月14日 (金)

トリック

全13話を見終えました。

私が好きな1話完結の犯罪捜査で、よくある捜査官(or 刑事)に協力する専門家の構図。今回の協力者はマジシャンで、職業としては新しいですが、最初からあまり魅かれませんでした。

多分、はめられた双子の片方を救うためにもう一方がFBIと捜査って設定が受け入れにくかったのと、そもそもの発端の謎の女の件がしばらく立ち消えになっていたのとで、趣旨が不明な感じがしたからだと思います。

シーズン後半になって謎の女が再登場し、双子との意外な繋がりが判明した辺りでは、若干興味を取り戻しました。

でも、やはりマジシャンだった双子の父親の裏の顔が明るみになったら、ちょっと話を詰め込みすぎじゃ・・・って気に。視聴率を上げるために必死だったのか、それとも最初からこの辺りでそういう展開に持っていく予定だったのか。

いずれにしても視聴率は上がらなかったようで、中途半端な終わり方のまま打ち切りが決定、シリーズ終了となってしまったようですが、個人的には惜しくなかったかも。


Deception」(2018年アメリカ)

2018年12月12日 (水)

カフェ・ソサエティ

今日はこちらのウディ・アレン監督作を。「ミッドナイト・イン・パリ」と似たような雰囲気で、1920年代のフランスと1930年代のアメリカで設定は異なりますが、どちらもいわゆる戦間期だからでしょうか。

パリではヘミングウェイやダリ、ブニュエルといった作家・芸術家が集っていましたが、こちらはハリウッド初期らしく、映画俳優や監督の名前がポンポン飛び出し、名前を聞くたびにいちいち反応してしまいました。
先日見た「ヘイル、シーザー!」では、実在の俳優・監督をモデルにしていましたが、こちらは名前だけで本人が出てくることはありませんでした。

ストーリーはシンプルに、若者の恋愛と仕事の成功を描いているだけなのですが、軽妙な会話と起伏に富んだ展開で飽きさせませんでした。
ボビーは成功者かもしれないけれど、人生では全ては手に入らないし、人間は結局孤独ってことかなと考えさせられもしたエンディングでした。

ボビーには、「ローマでアモーレ」でもアレン監督作に出演のジェシー・アイゼンバーグ。「エージェント・ウルトラ」でも恋人役だったクリステン・スチュワートと、後半でようやく登場したブレイク・ライブリーの、両手に花状態の彼でした。


Café Society」(2016年アメリカ)

2018年12月10日 (月)

リリーのすべて

アリシア・ヴィカンダーが助演女優賞を受賞した作品です。

この時代に女装するというだけでもすごいですが、更に性転換手術まで受けるなんて、本当に勇気が要りますよね。
それほどまでに、自分のアイデンティティーを守らざるを得なかったということなのでしょうが、本当に尊敬してしまいます。

それ以上に尊敬するのが妻のゲルダ。女装し、ひいては手術するアイナー/リリーを支え続けました。
もちろん夫の変化をすんなりと受け入れられたわけではないし、苦悩も苦労もあったでしょうが、究極の愛とはこういうものかと感じました。

元々かわいらしい顔立ちのエディ・レッドメインなので、女性の格好でも比較的さまになるし、現代の化粧技術や映画のマジックで更に違和感なくリリーになれていましたが、実際のアイナーはこうはいかなかったのではと思ってググったところ、やはり男顔だったみたいで、当時はかなり好奇の目で見られただろうなと思います。

でも、彼のような先人たちのおかげで、徐々に性的マイノリティが認知されてきているので、その功績は計り知れないし、今後更にその流れが普及する社会になってほしいと願っています。


The Danish Girl」(2015年イギリス)

2018年12月 9日 (日)

君が生きた証

俳優のウィリアム・H・メイシーの監督デビュー作で、公開時から見たかったのに、結局ずっと見そびれていました。

銃乱射事件で命を落とした大学生の息子が遺した曲を父親が歌うというストーリーは聞いていましたが、亡くなった直後かと思っていたら、2年も経っていたんですね。

その間父親は息子の死を受け止められず、酒に溺れて仕事を失い、落ちぶれてボート暮らし。
そんな彼が、息子の書きためた曲を見つけて、息子の心情を理解し、少しは近づけた気分になったのもわかる気がしました。

そして、バンドが成功を収めるにつれ、世の中に息子の歌が受け入れられて、「生きた証」となるのが嬉しかったんだろうと思います。
それに、バンドに誘ってきた若者クェンティンを息子に重ね合わせ、自分が築けなかった息子との絆をクェンティンとの交流で得て、哀しみを昇華できたのかなと感じました。

後半に明かされる事実には驚きましたが、いろんな伏線が符合し、その構成にも感心しました。
ラストも感動的で、今年見た映画のベストかなと思っています。


Rudderless」(2014年アメリカ)

2018年12月 8日 (土)

レジデント

現在見ている医療ドラマが他になかったので、とりあえずシーズン全話見終えましたが、何度も途中で止めようかと思いました。

原因の一つは、医療ミスをテーマにしているからだと思います。番宣の謳い文句では全米の死因第3位とのことなので、実際に多発しているのかもしれませんが、ここまで大々的に医師たちが保身のために患者をないがしろにしているのが信じられなくて。

未熟な医師がミスするならわかりますが、トップレベルの技術と信頼を誇る看板医師たちなだけに、普段熱血医療ドラマばかり見ている私としては受け入れにくかったし、一人ぐらい頼れる上司がいても良さそうなのに、優秀なレジデントたちだけが頑張る不毛とも思える闘いにイライラしました。

シーズン後半は、医療詐欺のハンター医師を追及する看護師ニックが、身の危険を感じるサスペンスフルな展開になり、見ているこちらはかなり限界で、あと数話だからと必死に乗り切りました。

出演俳優が、結構好きなブルース・グリーンウッド(ここでは問題医師だけど)を始め、「グッド・ワイフ」のケイリー・アゴスことマット・ズークリー、「ブラザーズ&シスターズ」のエミリー・ヴァンキャンプ、「CSI:NY」のメリーナ・カナカレデスと揃っているのも、何とか見続けられた理由かも。

第2シーズンも予定されているようですが、この先も見続けるかどうかは未定です。


The Resident」(2018年アメリカ)

2018年12月 3日 (月)

はじまりへの旅

ヴィゴ・モーテンセンは「クリムゾン・タイド」や「オーシャン・オブ・ファイヤー」などで大好きな俳優なのですが、その割に出演作が結構積ん録になっちゃっています。
今回の映画は、聞いていたストーリーと雰囲気では、ウェス・アンダーソン的なコミカルな作風かと思っていましたが、ちょっと違いました。

一家の父親がサバイバル術から楽器演奏、そして宇宙物理学の指導までする、まさにファンタスティックなキャプテンなのですが、ちょっと出来すぎかなぁと。
でも、森の中で自給自足、6人の子供を自宅学習させるからには、それぐらいできないとってことなのかもしれません。

ただ、子供も一生森の中で暮らすならいいですが、いつか世の中に出ていくのなら、もう少し社会生活になじませないと問題ですよね。
実際、子供たちの中にも、疑問を感じたり反抗したりする子が出てきて、当然かなと思います。

全部を否定するつもりはないし、テレビやゲームの毒牙?にかからず、夜は読書して知識を増やし、自分たちで考えさせる力を養うのはいいと思います(「ロリータ」についての意見とか)。
そういう意味では、ラストはいい解決策だったってことなんでしょうね。


Captain Fantastic」(2016年アメリカ)

2018年12月 2日 (日)

ヘイル、シーザー!

12月はここ数年と同様、今年中に見たい映画の特集で、公開時に気になっていたのに見そびれている作品などを中心に視聴します。
まずは、ジョジクル主演でコーエン兄弟の監督作から。

ハリウッド黄金期にオマージュを捧げたような数々の劇中劇や俳優にワクワクし、誰がモデルなのか考えながら見ているだけでも楽しかったです。

歴史スペクタクルの役者ジョジクルはカーク・ダグラスかチャールトン・ヘストンかって感じだし、ミュージカルに出ているチャニング・テイタムは「踊る大紐育」のジーン・ケリーっぽいし、スカヨハはまんま「水着の女王」のエスター・ウィリアムズ。

オールデン・エアエンライクは西部劇出身で室内劇に呼ばれたイケメン俳優なので、誰だろうと思ったけど、特定のモデルはいないみたい。
レイフ・ファインズ演じる監督の方は、洒落た会話が売りってところがジョセフ・L・マンキーウィッツかなと思ったら、どうやらヴィンセント・ミネリらしいです。

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2018年12月 1日 (土)

スタートレック シーズン2

ひと月前に見終えた第1シーズンに続き、第2シーズンも見ました。

カーク、スポックに加えてドクター・マッコイもメインキャストに名を連ね、3人揃って惑星に降り立つ機会も増えましたね。

今シーズンでは、カークが女性と絡むシーンが多かったような・・・? 前シーズンでは仕事が命の堅いイメージでしたが、ハンサムな風貌を活かして、SFオタクだけでなく女性の人気も集めようとしてのことでしょうか?

前シーズンではついぞ訪れなかったスポックの故郷バルカン星でのエピソードや、バルカン大使の父親とその地球人妻との話もありました。やっぱりつい「長寿と繁栄を」とつられて挨拶しちゃうのは、「スタートレック BEYOND」でも書いた通り。

ロシア人のチェコフも加入して、エンタープライズのブリッジクルーは更にダイバーシティ化しましたね。ただ、最初ひときわダサく見えたのは、髪型のせい? 当時ビートルズなどで最先端だったマッシュルームカットっぽくはあるのですが。

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