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2018年3月

2018年3月31日 (土)

ナイスガイズ!

ゴズリング3作目はラックロと共演のコメディです。

設定が1977年ということで、オマー・シャリフとかバリシニコフとか、時代を感じる名前がポンポン出てくるのは楽しめたものの、映画自体はそれほどでもありませんでした。

大体マーチが間抜けすぎで、よく探偵稼業をやってられるなと思うし、対するヒーリーは腕っぷしも強くマトモなのに、何でいつまでもマーチとつるんでいるのか理解に苦しむし。

最初はマーチの探偵免許を当て込んでのことだったと思いますが、度を超したバカっぷりに呆れても離れないのは何故なのでしょう。絶対一人で行動した方が早くて確実だと思います。

ただ、マーチの娘が可愛い上に賢くて頼りになったので、マーチよりも娘を見放せなくて居残ったという可能性はあるのかも。

オープニング・クレジットでマット・ボマーの名前を見つけ、出演しているのを知らなかったので喜んでいたら、ラスト30分になってようやく登場。しかも、ハンサムな外見を封印し、不気味な顔で現れてガックリ・・・。イケメンぶりで主役のゴズリングを食ったらまずいという配慮でしょうか⁈

で、ボケ担当のゴズリングはというと、可愛いといえばそうなのですが、好きかと問われるとビミョー。
でも、ラストの方でニクソンが出た時には、笑いましたけれどね!


The Nice Guys」(2016年アメリカ)

2018年3月30日 (金)

幸せの行方・・・

屈折系ゴズリングが好きと再認識した私は、ならばサスペンス映画をと、実際の事件に着想を得たこちらの作品を視聴。

デイビッドは不動産王の御曹司ですが精神的に問題があり、妻との関係がどんどんおかしくなっていきます。映画の中のケイティは単なる玉の輿狙いではなく、最初はちゃんと愛情もあったように見えましたが、実際はどうだったのでしょうか。

それと、出会いから結婚までは短かったでしょうけれど、田舎で自然食品の店をやっていた時は問題がなかったようなので、やはり母の死の原因となった父親のそばで働いたことがキッカケで異変が起きたんでしょうね。

映画の基となった実際の事件を全く知らなかったので、後半でストーリーが思わぬ方向に展開していったのは予想外でしたが、デイビッドのモデルとなったロバート・ダーストという人は、この映画の製作時点では訴追されておらず、ほとんどの部分が推測&創作なのでしょう。

いくら「着想を得た」だけとはいえ、存命中で容疑者でもない人を犯人のように描いたとは、ずいぶん勇気があるなと思いますが、イケメンのゴズリングに演じてもらえたのは喜んでたりして・・・bleah

現実には2015年になってダーストは新たな証拠により逮捕され、裁判はまだ継続中のようです。


All Good Things」(2010年アメリカ)

2018年3月28日 (水)

ラ・ラ・ランド

中途半端な感じのセミ・ミュージカル「ロンドン・ロード」の後は、正統派ミュージカルを見ようと、こちらをセレクト。俳優特集もトム・ハーディからライアン・ゴズリングへ移行です。

でも、やっぱりミュージカルは好みじゃないと実感しました。ハリウッド黄金期の1950年代を彷彿とさせるオープニングは楽しめましたが、ストーリー自体は乗れませんでした。

夢に向かって進むのと、どこかで諦めなければいけないと思う気持ち、そして恋と夢の狭間で揺れる様子など、テーマとしては悪くなかったので、やはり原因はミュージカルかなぁと。

後は、申し訳ないけれどゴズリングのせいですね。ラストでちらっと影のある表情を見せた瞬間にこれだ!と思ったのですが、私の好きな彼はやはり「ドライヴ」のような屈折系で、明るくダンスしている彼には魅力を感じなかったようです。
ただ、彼の歌う「City of Stars」は、何度も流れることもあって耳に残りました。


La La Land」(2016年アメリカ)

2018年3月26日 (月)

ロンドン・ロード

トム・ハーディ出演作ということで見ましたが、かなり端役でした。クレジットでは大きく取り上げられていましたが。

そもそも、ドキュメンタリータッチで始まったのに、実際はセミ・ミュージカル形式の映画で驚きました。
連続殺人犯と同じ通りに住む人々を描いた話と聞いて、もっとシリアスなドラマかと思っていたので・・・。

スウィーニー・トッド」のような殺人ミュージカルもありますが、キッチュでいかにも作り物風なあちらと異なり、リアルな設定がミュージカルと相いれない気がして、最初は違和感がありました。

でもエンドクレジットの時に、劇中で歌っていたセリフを普通の会話の調子で流しているのを聞いたら、こんなに印象が変わるんだとわかって、ミュージカルにした意味はあったんだとわかりました。製作側もそれが狙いで、このエンディングだったのかな?

それにしてもトム・ハーディ、今回はちょっと出のタクシー運転手だったものの、2015年の1年間にどれだけ映画に出てんだ!(「チャイルド44」「マッドマックス」「レジェンド」「レヴェナント」とこれ)と、ビックリしました。


London Road」(2015年イギリス)

2018年3月25日 (日)

レジェンド 狂気の美学

こちらも見損ねていたトム・ハーディ映画です。

クレイ兄弟の名前は、「ホワイトチャペル」や他でも取り上げられていたので聞いていましたが、どういう2人だったかは今回初めて知りました。

双子の兄弟なのにこれほど性格が違って、ロンの方はかなり病んでいるようだったのは何故なんでしょうね。同じ親・同じ環境で育っているのに。
片方が頭脳、もう片方が腕力で役割分担しているのは、効率的な気もする反面、ロンがレジーにコンプレックスを持っても当然かなと思います。

有名になってくると、別に暴力に訴えなくても匂わすだけで、相手を意のままにできるようになっていましたが、それでもあんなロンを抱えて、よくロンドンを仕切れたなと感心しました。

レジーは犯罪者でも魅力的で、フランシスが惹かれるのもよくわかりました。
何だか妙にギャレット・ヘドランド(「オン・ザ・ロード」)似だったのは、格好のせいでしょうか? 今までハーディがヘドランドに似ているなんて思ったこともなかったので・・・。

クレイ兄弟の補佐役ペインにデビッド・シューリス、ロンの年若い取り巻きエディでタロン・エガートン(「キングスマン」「イーグル・ジャンプ」)も出ていました。


Legend」(2015年イギリス・フランス)

2018年3月24日 (土)

チャイルド44

今月はフランス映画特集でしたが、サクサク視聴できたのに気を良くし、早めに終了。来月予定していた俳優特集に移行します。
昨年12月にも好きな俳優の見そびれ映画を集中視聴しましたが、その時消化できなかった分の続きで、まずはトム・ハーディ作品から。

優秀で冷酷無慈悲な国家保安省(MGB)のレオが、子供に対してだけは同情的なのは、やっぱり自ら孤児だったことに起因するんでしょうね。

1950年代のロシアで児童殺害の捜査の話と聞いた時には、あまりピンときませんでしたが、捜査はストーリーの中心ではなく、この時代にスパイ行為がどのように摘発されていたかや、政府に対する反逆と判断されたレオの運命、そして妻との関係などが描かれていました。

疑いを証明することはたやすくても、違うことを証明するのは難しいですよね。常に疑惑は残り続けるから。
そんな展開が、全体的に暗い色調と物々しい音楽で更にサスペンスフルになり、見ているのが辛かったです。

レオを蹴落としMGB内でのし上がるワシーリー役ジョエル・キナマンが印象的でした。


Child 44」(2015年アメリカ)

恋はデジャ・ブ

先の「ナイトシフト」の影響で再視聴したこちらの映画についても、記事をアップします。

何度も同じ日を繰り返す映画は、今ではいくつもあるけれど(「オール・ユー・ニード・イズ・キル」とか「アバウト・タイム」とか)、もしかしてこれが元祖なのかな?

性格の悪いフィルなら、何度も同じ日を繰り返してキレるのもわかりますが、ある時点から、どうせなら気持ちよく過ごそうと切り替えられるのが偉いですよね。

もちろんその前に自殺(!)も含め、あらゆることを試した上での選択ではあるのですが、いわゆる「限りある毎日を大切に」が、逆もまた真なりだと思えて、改めて考えさせられました。

公開まもない頃に初めて見た時は私もまだ若かったので、当時ビル・マーレイが好きじゃなかったこともあって、「何が面白いんだ?」と思っていましたが、今はこの映画の良さがわかります。

懐かし映画の思わぬキャスト発見として、フィルのアシスタントで若いウィリー・ガーソン(「SATC」「ホワイトカラー」)と、フィルが婚約をまとめる花婿フレッド役のマイケル・シャノン(「ナイト・ビフォア」「テイク・シェルター」)を見つけました!


Groundhog Day」(1993年アメリカ)

2018年3月23日 (金)

ナイトシフト ファイナル

こちらは最終シーズンを見終えました。

今シーズンは、トファーがクビになったと思ったら事故で帰らぬ人となり、TCはシリアに行ったきりだし、2人のいない病院でどうするんだ?という感じでしたが、とりあえずスコットとジョーダンで切り抜けていました。

結局TCが戻ってきたのはシーズンも後半になってからで、義姉アニーの不在の事情はTCにもスコットにも認知されないままだったし、微妙でしたね。
通常よりエピソード数の少ない全10話だったので、仕方ないのかもしれません。

元々それほど興味を持っていなかったのにズルズルと見ていたので、終了を惜しむ気持ちもあまりないのですが、ラストがきれいに終わってくれたのは有難かったです。

また、第7話でドリューが戦地での回想シーンで見ていた思い出の映画が「恋はデジャ・ブ」で、これに触発されて私も久々に見返したくなり、すぐに実行しました。


Night Shift」(2017年アメリカ)

2018年3月22日 (木)

ブル 法廷を操る男

第1シーズンの全23話を見ました。

正直言って期待していたほどではなかったのですが、他に法廷ドラマを見ていないことと、陪審員選定の専門家に焦点を当てているのが目新しいこともあって、見続けることはできました。

それに、単なる裁判劇では飽きてしまうとの判断でしょうが、依頼人などの設定に工夫を凝らしている努力は感じました。

オフィスに閉じ込められた模擬陪審員が過去の裁判を見直すエピソードは面白かったし、軍の機密をリークしてスパイ容疑になる「スノーデン」のような依頼人や、なけなしのお金をすって訴える話は「マネー・ショート」を思い出し、リアルな設定が楽しめる作りでした。

ラスト3話は、私が結構好きなエリザ・ドゥシュク(「ドールハウス」)が登場し、情報公開を拒否するIT企業を守る話もタイムリーだったし、少しずつこのドラマを楽しめるようになりました。

この調子で、次シーズンも継続視聴しようと思っています。


Bull」(2016~2017年アメリカ)

2018年3月19日 (月)

モン・ロワ

先の「たかが世界の終わり」にも出ていたヴァンサン・カッセルの出演作を見ました。
これぞフランスの恋愛映画という感じの、ドロドロ・ボロボロの愛憎劇です。

個人的には何でトニーがジョルジオに魅力を感じたのかわかりませんでした。口から先に生まれたような、調子のいいことばかり言っている奴なのに、何で気づかないかなーって。
昔バイト先で見かけた頃から憧れていた人だし、それまでモデルとばかりつきあっていた彼が自分を選んでくれて、女心と自尊心がくすぐられたのかもしれませんが。

でも、てっきり彼の浮気癖に悩まされた挙句に別れるのかと思ったら、そんな単純かつ平凡な話ではなく、いろんなトラブルが重なり、だけど子供が生まれるからと我慢し、お互いにまだ愛情も残っているしで、離婚の勇気が出なかったのもわかる気がしました。

ラストはちょっとあっけなかったけれど、この先は穏やかにうまく行くってことなの・・・かな?

2人の間に生まれた子供の役で、この間「ベル&セバスチャン」で見たばかりのフェリックス・ボスエが出ており、ここでも愛らしかったです。


Mon Roi」(2015年フランス)

2018年3月18日 (日)

ドラン特集は終了のはずが、ドキュメンタリーを見た後に動画配信サービスで偶然、彼が15歳の時に出演したという短編を見つけ、そちらも見てみました。

同級生が女の子といちゃついているのに、自分は美少年や大人の男性にドキドキしていることに気づき、性に悩むナイーヴな少年役で、見事にはまっていました。

避暑地のひと夏の出来事を描いた約14分の作品ですが、少年ドランを見ているだけでも価値はありました。


Miroirs d'Été」(2006年カナダ)

グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル

ドラン特集の最後は、彼についてのドキュメンタリーです。

タイトルの由来は、「胸騒ぎの恋人」のニールス・シュネデールがインタビュー中に明かしている、ドランが入れているタトゥーの言葉「不可能に挑み続けて」のようです。

ウォン・カーウァイの「花様年華」に影響を受けたとか、「タイタニック」の編集を参考にしたとか、興味深いエピソードもたくさんありました。

マミー」の記事でセリーヌ・ディオンの曲について触れましたが、ドランにとっては音楽が大事で、まず曲ありきのことも多いそうで、納得しました。

同じく「マミー」で印象に残った画面の広がっていくシーンは、元は撮影監督が1:1画面で撮ってみたかったところから始まったらしいです。

もっと確固たるヴィジョンを持って撮影に臨んでいるのかと思っていましたが、現場でいろいろ試してセレクトすることもあるようなのが意外でした。


Xavier Dolan: A l'Impossible Je Sais Tenu」(2017年フランス)

2018年3月17日 (土)

たかが世界の終わり

三度グザヴィエ・ドラン特集に戻りました。

問題のある家族が集まって非難の応酬になる展開が「8月の家族たち」を思い起こさせ、どこの家族も一緒だなーと思いました。

家族の会話がただ続くだけですが、死期の迫っている次男ルイが、どの時点で家族にそれを打ち明けるのか気になったし、ルイのまなざしや言葉の一つ一つが重く、対する家族の言動も彼の視点で見ると違った意味が与えられて、あっという間に時間が経ちました。

あくまで陽気でマイペースな母親と、常に不満で愚痴ってばかりの長男、おどおどして自信なさ気なその妻、母や兄への反発と生来の素直さが混在する妹、そして死を前に妙に穏やかな次男・・・。
個性的な登場人物を豪華なキャストで配役し、采配を振るうドラン監督は、もはや大御所の域に達しているなと感じました。

それにしても、メンツ揃いすぎ!


Juste la Fin du Monde」(2016年カナダ・フランス)

ベル&セバスチャン 新たな旅立ち

先日の「ベル&セバスチャン」の続編を見ました。

今回は終戦後の1945年が舞台で、レジスタンス活動を終えて戻ってくるアンジェリーナの乗った飛行機がイタリア国境近くで墜落し、彼女の生存を信じるセザールとセバスチャンが救出に向かいます。

前作はナチス監視下での行動だったのでハラハラしましたが、こちらはずっと安心して見ることができました。

みなし子だった(はずの)セバスチャンに、父親がいたことが判明するのは突然すぎですが、対面した当初は反発していた父子が絆を深めていく様子が、定番のストーリーながら良かったです。

捜索の地で知り合ったボーイッシュなイタリア少女ガブリエラとの交流も注目でしたし、私は前作以上に楽しめました。


Belle et Sébastien, l'Aventure Continue」(2015年フランス)

2018年3月15日 (木)

ベル&セバスチャン

またもグザヴィエ・ドラン特集から横道に逸れ、今日は児童小説が原作のこちらの作品を視聴しました。

主人公のセバスチャンが本当に可愛くて、登場した瞬間から目を奪われました。
両親がいなくても、血の繋がらないセザールと彼の姪アンジェリーナに愛情深く育てられ、自然の中で生き生きと過ごしていました。

時代設定がドイツ占領下の1943年と思っていなかったのですが、アンジェリーナの恋人ギヨームが、冬のアルプス越えでユダヤ人をスイス側へ密出国させており、怪我をした彼の代わりにアンジェリーナとセバスチャンが山越えをする時には、さすがにハラハラしました。

エンドロールの後の映像で、セバスチャンが鞄を背負って友だちと遊ぶ様子が描かれ、セザールがずっと学校に行かせてなかったのに、とうとう学校に行くようになったんだーと思いました。


Belle et Sébastien(2013年フランス)

2018年3月11日 (日)

神のゆらぎ

こちらもグザヴィエ・ドランが俳優として出演した作品です。

事前に聞いていたストーリーと邦題から、全体的に宗教がかった映画かと思っていましたが、それはほんの一部でした。

病気の青年を恋人に持つ看護師、ベネズエラからドラッグを運んできた男、ギャンブル好きの夫とアルコール依存症の妻、中年のバーテンとダブル不倫相手のクローク係の女、という4組の人達の様子を並行して描いています。

先日見た「アスファルト」の男女の組み合わせが変わっていたのに対し、こちらは平凡で普通の人たちですが、それでも色んな事情を抱えていて、彼らの行く末が気になりながら見ていました。

最後は、予測通りではあったのですが、看護師だけ時間軸がずれていることに途中までは気づかずにいたので、ラストでそれが分かってスッキリしました。

アル中の妻は、先日「マミー」で母親役だったアンヌ・ドルヴァルでした。


Miraculum」(2014年カナダ)

エレファント・ソング

少し寄り道しましたが、グザヴィエ・ドラン特集に戻ってきました。とはいえ、こちらは彼が俳優として出演した英語の作品です。

精神病院にいるマイケルと、失踪した医師の情報を彼から引き出そうとする病院長との、ほぼ1対1のやり取りだけの異色な作品でしたが、元が舞台劇だからでしょうか。

以前見た「ストーン」でのデ・ニーロとエドワード・ノートンもそうでしたが、こういう設定では対峙する2人の力量が試されると思うので、ドランの俳優としての自信が伺えました。

マイケルは最初、コロコロ変わる表情がすごく曲者っぽくて、いかにも知能犯のソシオパスという雰囲気だったのですが、段々脆さも見え隠れしてきたのは気のせいかと思い始めたところ、ラストがあのような結末だったので納得しました。

ほぼ1対1と書きましたが、病院長と過去ありの看護師が時折加わっていて、こちらも実力派女優のキャサリン・キーナーが見事でした。


Elephant Song」(2014年カナダ)

2018年3月10日 (土)

すばらしき映画音楽たち

先日見た「アンナとアントワーヌ」で、主人公が映画音楽作曲家だったことから、こちらのドキュメンタリーを見たくなりました。

映画と音楽は切っても切れないし、「ロッキー」や「スーパーマン」「スター・ウォーズ」「007」のように、タイトルを聞いてすぐにテーマ曲が思い出せる映画も多いですよね。

一昔前は、ジェリー・ゴールドスミス、エンニオ・モリコーネ、ジェームズ・ホーナー、ハンス・ジマーなど、名前をすぐに挙げられる作曲家がたくさんいましたが、今回インタビューを受けていた最近活躍する人たちは、「アンナとアントワーヌ」でも触れたアレクサンドル・デスプラ以外は、誰も名前を知りませんでした。

ジョン・ウィリアムズは、スピルバーグ作品でいつも作曲しているので、もちろん名前も曲もよく知っていますが、本作では特に中心的に取り上げられていて、改めて彼のすごさを実感しました。
「E.T.」の場面でも「ジュラシック・パーク」(私が「テッド2」で書いていたあの曲)でも、曲が流れるだけでその時の感動が蘇りました。


Score」(2016年アメリカ)

エレメンタリー シーズン5

第5シーズンが終了したので、簡単に感想を書きたいと思います。(前シーズンについて記事を書いていなかったことに今頃気づきましたが、そちらは省略。)

前々シーズンのキティ、前シーズンのホームズ父に続き、今回はシンウェルというジョーンの知り合いが登場し、最近はシーズン毎のキャラクターがストーリーを盛り上げていますね。

でも、このドラマが好きなのは、シーズンが進んでも、登場人物の人間関係に中心がずれたりせずに、ちゃんとホームズらしい推理力を発揮した犯罪捜査ができているところです。

今シーズンでは、第2話の中国の印章に絡む事件が面白かったです。ゲストもロン・リフキン(「リミットレス」)やジョン・ウエルタス(「This is Us」)と豪華だったし。

次シーズンはアメリカでもこれから放送らしいですが、ホームズにはこのまま興味深い事件を追っていってほしいです。


Elementary」(2016~2017年アメリカ)

2018年3月 9日 (金)

アンナとアントワーヌ

グザヴィエ・ドラン特集のはずでしたが、気が変わってこちらの映画を見ました。

主人公のアントワーヌは映画音楽で有名になった作曲家ですが、フランス人で有名な映画音楽作曲家といえば、先日のアカデミー賞授賞式でも2度目のオスカーを手にした(ノミネートは山ほどある)アレクサンドル・デスプラですよね。彼もこんな女たらしだったりして、とつい重ねてしまいました。

基本はラブストーリーだと思うのですが、2人はずっと共通の目的を持った旅の同行者という感じで、正直、どうして惹かれあったのか不明でした。
アンナの夫で駐印フランス大使も、本当に嫉妬深いのか違うのか、途中まではよくわかりませんでしたし。

インドが舞台ということもあって、スピリチュアルな部分により目が行きました。
マリーゴールド・ホテルで会いましょう」でも書きましたが、ヨーロッパ人はやっぱり、エキゾチックなインドに魅せられるんですね・・・。


Un + Une」(2015年フランス)

2018年3月 7日 (水)

Mommy/マミー

引き続きグザヴィエ・ドラン監督作を見ています。

なかなか強烈なストーリーでした。
シングルマザーはそれだけでも大変でしょうに、息子のスティーヴがADHDな上に、自分も職を失ってしまい、子供を愛しているけれどそれだけでは生きていけないという苦境に立たされてしまって。

お向かいのカイラが救いでしたが、教師の経験があったし、彼女自身も失語症に苦しんでいたので、スティーヴにも辛抱強く接することができたのでしょうね。

せっかくカイラの協力で順調に生活できるようになったのに、またも困難が降りかかるのが物語のお約束といえばそうなのですが、何でこのまま穏やかに終わってくれないのかと思ってしまいました。

セリーヌ・ディオンの曲「Je ne change pas」が印象的に使われていて、この曲に対するイメージが変わりました。


Mommy」(2015年カナダ)

トム・アット・ザ・ファーム

今日のフレンチシネマは、若き天才グザヴィエ・ドラン(「胸騒ぎの恋人」「わたしはロランス」)の作品です。

ゲイの恋人の葬式にやってきた主人公が、恋人の家族と会うという話を聞いて、ヒューマンドラマかと思っていましたが、予想外のサスペンスに、いい意味で裏切られました。

そして、襲われ逃げまどうタイプの単なるサスペンスと異なり、主人公トムや恋人の母親、そして特に兄の複雑な心理状況と、それに伴う行動が巧みに描かれ、目が離せませんでした。

明らかに異常な環境なのに、トムは一種のストックホルム症候群に陥ったかのようでしたが、自分も似たような立場だったら同じように感じてしまうかもという怖さもありました。

監督の前2作では思わなかったのですが、今回田舎が舞台のせいか、話している英語混じりのフランス語が聞き取れず、ちょっとストレスフルではありました。

今週はこのままグザヴィエ・ドラン特集にしようと思い、引き続き彼の監督・出演作を見るつもりでいます。


Tom à la Ferme」(2013年カナダ・フランス)

2018年3月 6日 (火)

ルシファー シーズン2

シーズン1に引き続き動画配信サービスで視聴していた、シーズン2を見終わりました。

今シーズンも面白かったのですが、ルーシィ(家族がルシファーをそう呼んでいるので真似して)の母親が登場し、犯罪捜査はすっかり二の次になって、ルーシィ一家+クロエ&ダンの関係で巻き起こるトラブルが中心になりました。
とはいえ、予想外の出来事の連続で、飽きはしませんでした。

アメナディエルの翼はボロボロになって力を失っちゃうし、母親はどんどん力を増していくし、もう一人の兄弟ウリエルも出てきてルーシィと争うし、果ては父親=神まで人間界に降りてきて、どうなることかと思いましたが、父親はフェイクだったということなのでしょうか。

クロエとルーシィもようやくくっついたかと思ったら、ルーシィが父に反抗してすっかりその気を失くし、元に戻ってしまいましたね。

分析・IT系や検死官好きの私は、この3つの役割を一手に引き受ける(そんなことあり得るのかな?)役で今シーズンから参加のエラがお気に入り。
演じるエイミー・ガルシアは、「ラッシュアワー」でも主人公2人を脇で支える刑事が印象的でした。

母は別の世界に去ったし、ルーシィになぜか翼が戻ったようだし、次シーズンはどんな展開になるのかな? 今から楽しみです。


Lucifer」(2016~2017年アメリカ)

2018年3月 5日 (月)

第90回アカデミー賞授賞式

今年も授賞式当日に、日中は仕事を休めなかったので意識してインターネット情報から離れ、帰宅してから生放送の録画を見ました。

前回(→こちら)のような混乱もなく、穏やかな式でしたね。教訓を得て、封筒にでかでかとカテゴリー名が書いてあったし。

ゴールデン・グローブ賞授賞式の時のようにセクハラ問題が全面に押し出されることもなく、女性のドレスもカラフルに戻ったのは、やはり世紀の授賞式を損なわないようにとの配慮なのかもしれません。

90周年という記念の回にふさわしく、エヴァ・マリー・セイントやリタ・モレノといった往年の受賞女優がプレゼンターとして登場しました。
主演男女&監督賞のプレゼンターが変則的だったのは、前回の主演男優賞ケイシー・アフレックの欠席を受けて、女性陣で上手にカバーしたということなのでしょうね。

作品賞は、今までだったら受賞するタイプの映画ではない「シェイプ・オブ・ウォーター」で、時代の流れを感じました。
個人的にはやっぱり、ゴールデン・グローブ賞同様、サム・ロックウェルの受賞が嬉しかったです。

過去のいくつかの授賞式で司会するジミー・キンメルを、私は好きじゃないと評してきましたが、不幸に見舞われた昨年に引き続き今年も司会した彼は、またも好感触で、彼に対する評価替えをする日が来たようです。

2018年3月 4日 (日)

嫉妬

こちらは2大女優による同性愛の映画です。

2人がそれぞれ異性のパートナーを持っていたので、最初はただの仲違いした親友かと思っていたのですが、少なくともフランセスの方はカムフラージュだったんですね。夫は夫で若い青年とつきあうゲイだったし。グロリアの方はバイなのかな?

半分くらいは出会った頃の少女時代の話でした。
個人的には、若い頃の話はもっと簡潔に描いて、より「今」に焦点を当ててほしかったのですが、それは自分が同じ世代だからかも。少女時代をじっくり見せたほうが、アラフィフの今の関係が理解できるという意図なのかもしれません。

この邦題も問題があると感じました。グロリアの中に渦巻く感情の一つとして、嫉妬もあったとは思いますが、邦題として前面に出ることで、作品に違った印象を与えてしまっている気がしました。

冒頭で2大女優と書きましたが、エマニュエル・ベアールはともかく、ベアトリス・ダルは近年ほとんど見かけず、やはり「ベティ・ブルー」が強烈すぎたのかな?なんて思ってしまいました。


Bye Bye Blondie」(2012年フランス)

アスファルト

昨年はほぼ四半期ごとにフランス映画特集をしていましたが、今年も同じくらいのペースでやれたらいいなと思っていて、まずは今月実施します。
こちらは2年前のフランス映画祭で上映されていた作品です。

フランス映画によくある、何気ない日常を綴ったリアリズム溢れるストーリーですが、登場人物の組み合わせの一つが、団地に不時着したアメリカ人宇宙飛行士と、彼の世話をすることになったアラブ人のお婆さんというのが異色です。

お婆さんの好きな昼メロの筋書きを、飛行士が身振り手振りで説明するのが笑えました。ネタバレを怒られたけど、それをきっかけに、言葉が通じなかった2人の意思の疎通がうまくいくようになりましたよね。

他の2組のやり取りも、時にユーモラスに描かれていて面白かったです。
車椅子の男性が女性の気を引くのに、直前に見ていた「マディソン郡の橋」のクリントの役をパクって、放浪の写真家を気取るのも可笑しかったし。

最後には皆それぞれの付き合いを通じて、人生って捨てたもんじゃないと感じることができたのではと思えました。


Asphalte」(2015年フランス)

2018年3月 3日 (土)

ジェームズ・ウォーターストンの夢

久々に映画俳優の出てくる夢を見ました。

私はとあるホテルの一室に滞在しています。ベッド一つの狭い部屋ですが、通路を挟んで向かいの部屋は、かなり広くて豪華な部屋のようです。というのも、モデルが大挙してやってきて撮影なんかしているのを目にしたからです。

彼らが去った後でやってきたのは、サム・ウォーターストンの一家らしくて、私は息子のジェームズを見つけ、なぜか(?)興奮して話しかけて「先日あなたの出演作を見ました」と言うのですが、出演作の名前が全然出てこなくて、かなりパニクってたところ、お父さんのサムが現れて「大丈夫だよ」と言いながら肩を叩いてくれ、私はその出演作が「シカゴ・ファイア」だったことを思い出し、伝えることができたのでした。

サムはそばにいた娘さんも私に紹介してくれたのですが、娘の名前がなぜか「桜子」で、奥さんのことは紹介もしてくれませんでした。

・・・それだけです。いつもながら、大した夢じゃなくてすみません。
こんな夢でも、いつもコメントをくださる検事長ファンのリィンさんなら、羨んでくれるかも?(違ったらゴメンナサイ!)

ちなみに、先日本当に息子さんの出る「シカゴ・ファイア」のエピソードを見たので、この夢だったんだろうと思いますが、娘さんの名前はもちろん「桜子」ではなく、こちらも先日「ファンタスティック・ビースト」に出演しているのを見たキャサリン(他にエリザベスというお嬢さんもいるらしいけど)です。

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