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2017年12月

2017年12月30日 (土)

2017年のまとめ

今年も一年あっという間でしたが、個人的には映画をたくさん見られて良かったと思っています。

今年見た計195本の中から、私の選んだトップ10は以下の通りです。

1. わたしを離さないで(2010年イギリス・アメリカ)
2. 栄光のランナー/1936ベルリン(2016年カナダ・ドイツ)
3. LION/ライオン ~25年目のただいま~(2016年オーストラリア)
4. スポットライト 世紀のスクープ(2015年アメリカ)
5. ブリッジ・オブ・スパイ(2015年アメリカ)
6. ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年アメリカ)
7. ミモザの島に消えた母(2015年フランス)
8. ある過去の行方(2013年フランス・イタリア・イラン)
9. オーケストラ!(2009年フランス)
10.黄金のアデーレ(2015年イギリス・アメリカ)


例年通り、注目した俳優も今年見た出演作と共にご紹介。

<男性>
ベン・フォスター 「インフェルノ」「メカニック」「疑惑のチャンピオン」「ザ・ブリザード
           「ローン・サバイバー
ダニエル・ブリュール 「血の伯爵夫人」「黄金のアデーレ」「二ツ星の料理人
           「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
タハール・ラヒム 「ある過去の行方」「サンバ
ジャイモン・フンスー 「スペシャル・フォース」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
           「ワイルド・スピード SKY MISSION
ドーナル・グリーソン 「フランク」「レヴェナント」「アバウト・タイム

<女性>
キャリー・マリガン 「わたしを離さないで」「未来を花束にして
メラニー・ロラン  「オーケストラ!」「ミモザの島に消えた母」「グランド・イリュージョン
リュディヴィーヌ・サニエ 「愛のあしあと」「晴れ、ときどきリリー」「ピウス13世


因みに今年は、先日予告した通り、好きな俳優の生涯トップ50も公開しました(→こちら)。


それでは皆さま、良いお年をお迎えください!


たちばな・よう

2017年12月22日 (金)

レヴェナント:蘇りし者

今日の映画は、レオ様が悲願のアカデミー賞を受賞した作品。でも私の狙いはトム・ハーディです。

グラスはてっきり先住民に狙われたのかと思ったら、巨大熊に襲われたんですね。あの状況なら生き延びられないと思われたのも仕方ないし、しかもフィッツジェラルドは最初から見捨てようとしたわけじゃないし、欲目で見ているせいか、彼を完全には責められないと思ってしまいました。

背骨を傷めて立ち上がれないので這ったまま追いかけ、開いた傷口を自ら焼いて止血と、とにかく執念の一言で、真のサバイバルだなと感じました。それを演じるレオ様も、男優賞に値すると思いました。

途中ずーっとハーディ派だったのですが、やっぱり最後は追う側レオ様の視点に私も変わっていました。
ハーディもいつものスマートさはどこへやら、荒くれ男の粗野な振る舞いに、彼の演技力を改めて実感しました。

公開時に気になっていたものの、予告を見たらかなりサスペンスフルそうで手を出せずにいたのですが、実際にはそれほどでもなくて十二分に楽しめました。


The Revenant」(2015年アメリカ)

2017年12月20日 (水)

マンチェスター・バイ・ザ・シー

今月前半はお気に入り俳優の出演作を特集していましたが、予定外に忙しくて2本で挫折、後半は出演俳優に拘らない「今年中に見たい映画」を見ていきます。とはいえ、こちらのケイシー・アフレックも嫌いじゃありませんが。

最初の方は、突然回想シーンに入るのにビックリしましたが、慣れたら気にならず、リーが孤独に生きている理由が次第に明らかになるのを興味を持って見ることができました。

仲の良かったパトリックの後見人になることに抵抗を感じる原因もわかってきますが、回想シーンのパトリックが幼かったのに、兄が亡くなった時にはすっかり成長していて、幸せに暮らしていた頃から月日が経ったんだと実感しました。

何だかんだ言っても叔父らしく振る舞うリーに好感が持てましたが、甥のパトリックが、女の子にモテモテなのに、リーと一緒の時は無口な叔父に合わせたように寡黙になるのが面白いというか、家族だなと思いました。

リーの元妻を演じるミシェル・ウィリアムズも印象的でした。


Manchester by the Sea」(2016年アメリカ)

2017年12月19日 (火)

トミーとタペンス

映画「オリエント急行殺人事件」を見た後で、AXNミステリーで集中放送されたクリスティの映像化も見ました。
第1弾は夫婦探偵トミーとタペンスが活躍するテレビシリーズで、「秘密機関」と「NかMか」がベースとなっています。

私は、ポワロやミス・マープルに比べ、トミタペ(勝手に省略)はあまり好きではありませんが、謎解きよりスパイごっこに近いからかもしれません。

それでも原作のトミタペは、年の功もあって安心して見ていられますが、こちらの2人は若くて素人丸出し。遊び感覚で危険に飛び込み脅されて後悔、すぐバレる嘘と明らかに危ない行動の上、銃を突き付けられれば任務をペラペラしゃべっちゃうし、腹立たしいったらありませんでした。

多分そういう設定の方が、見る人がハラハラしながらストーリーに夢中になれると踏んでのことなのでしょうが、わたしは受け付けませんでした。

トミー役のデビッド・ウォリアムズって人が、グレッグ・グランバーグ似で、いかにも頼りなさそうな外見が役柄に合っているとは思いました。


Partners in Crime」(2015年イギリス)

2017年12月15日 (金)

オリエント急行殺人事件

アガサ・クリスティの原作はもちろん、1974年の映画が大好きで17回も見ています。
40年以上ぶりの再映画化(間にテレビ版はあり)に喜び、新バージョンを見に映画館まで行きました。

数日前にNHKで放送されていたケネス・ブラナーのインタビューを見たのですが、今回はポワロの人間性の焦点を当てたとのことで、冒頭でエルサレムの事件まで詳しく描いていたのも、ポワロの犯罪に対するスタンスを示すためだったのでしょうか。

ポワロを深く描いた分、オリエント急行の乗客一人ひとりについての説明が少なくなり、犯罪が起こった理由や犯人の心情に関する描写、ポワロが推理を導きだした経緯は不足していたかなと思います。

なので、ミステリー好きには物足りないかもしれませんが、そもそもミステリー好きなら「オリエント急行の殺人」は定番なので、私同様、自分の予備知識で補えるからいいのかもしれませんね。

逆に、最後の晩餐のような構図や上から見下ろすカメラワークなど、ブラナー監督のテイストも楽しめますし、なぜかアクションシーンがあるのもご愛嬌。

1974年版のように、こちらでも豪華キャストが揃っていますが、ミス・デべナム役のデイジー・リドリーがとても印象的でした。「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」では特別注目していなかったけれど、それは単に私がSW好きじゃないからなのかも。
また、ラチェットを演じるジョニデは、右眉や頬の傷のせいか、いかにもワルって感じの顔が、これまた良かったです。


Murder on the Orient Express」(2017年アメリカ)

2017年12月13日 (水)

リッパー・ストリート ファイナル

ファイナル・シーズンが終了しました。
前シーズンでリードがホワイトチャペルに戻ってからは関心が薄れていましたが、それでも最後まで見終えることができました。

第4シーズンの終わりでドレイクが死に、今シーズンはリードがジャクソンやスーザンと逃亡中のところから始まりました。
ドレイク殺害の汚名を晴らす過程が描かれるだけだと予想はしていましたが、まさかシャイン警部補が再登場してリードを追うとは!

ダヴ兄もリードを追い詰めますが、弟ナサニエルの方は凶暴犯とはいえ何だか可哀想で同情しちゃいました。スーザンも同じような気持ちから、彼を守ってあげようとしたのかもしれませんね。

最終話の後半は、リードが過去に手掛けて迷宮入りしていた事件の再捜査で、回想シーンにドレイクはもちろんベスト記者まで出ていて嬉しかったのですが、何故このエピソードを敢えて最後に挿入したのかは不明でした。


Ripper Street」(2016年イギリス)

2017年12月10日 (日)

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を

ジョニー・アリディが亡くなりました。今月は「今年中に見たい映画」の特集中ではありますが、彼を追悼して主演作を見ました。

歌手が本業のアリディがその晩年に、なぜこの映画に出ることにしたのか不明ですが、香港映画だからなのか、作り込み過ぎなストーリーとベタな展開が目につき、B級感が拭えませんでした。

邦題から分かる通り冷たそうな雨のシーンが多いのと、コステロに同じ匂いを感じたらしい殺し屋3人組のリーダーが仁義を重んじるところがクールでカッコいいのですが、良かったのはそれぐらいでした。

今朝見たフランスのニュースでは、土曜に行われたシャンゼリゼでの葬列に集まった人の波が壮観で、参列者の中にはジャン・レノやマリオン・コティヤール&ギヨーム・カネ夫妻、ジャン・デュジャルダン、クロード・ルルーシュ監督らの姿もありました。

埋葬はアリディの愛したサン・バルテルミー島だそうです。ご冥福をお祈りします。


Vengence 復仇」(2009年香港・フランス)

2017年12月 6日 (水)

BONES ファイナル

長かったシリーズが無事終了しました。
開始当初、骨だけで話が続くのか?と思っていましたが、まさか12シーズンにもなるとは、恐れ入りました。

今シーズンはファイナルとわかっていたので、懐かしの面々が出てきたのが嬉しい限りでした。スイーツ以前の心理学者ゴードンや、前シーズンの終わりから久々に登場しているザック、そしてシンディ・ローパー演じる霊媒アヴァロンも。

私はてっきり、カムとアラストの結婚式で終了かなと予想していたのですが、最終話を残した1話前で早くも2人は結婚。ラボが爆破されるというドラマチックな展開もありましたが、意外にエンディングはごく普通でした。

ただ最終話には、アンジェラが瓦礫の中からナイジェルマリーの額を拾うシーンがあって、彼が好きだった私はジーンときました。


Bones」(2017年アメリカ)

2017年12月 5日 (火)

マジック・イン・ムーンライト

今日スポットを当てるお気に入り俳優はコリン・ファース。「英国王のスピーチ」を始め、過去に何度も言及しているので今更ですが、出演作も多いし、意外に見そびれている作品が多くて。

こちらはウディ・アレンらしいウィットに富んだストーリーでしたが、現代劇とは思っていなかったものの、「ミッドナイト・イン・パリ」と同様の戦間期(Entre-deux-guerres)のフランスが舞台とは知りませんでした。

見そびれていた理由は、エマ・ストーンがあまり好きではなくて(いい女優だとは思いますが)、彼女とコリン様が恋仲になるシチュエーションが受け入れられなかったから。
でも実際には、彼女の方が先に好きになる設定だったので、「それじゃあ仕方ないわね」とbleah納得しました。

ラストはちょっと私好みとは言い難いエンディングでしたが、コリン様を見ているだけで満足でした。


Magic in Moonlight」(2014年アメリカ・イギリス)

2017年12月 4日 (月)

フランク

一年最後の月は、昨年同様締めくくりとして「今年中に見たい映画」をセレクトします。ただし少々趣向を変え、前半戦は好きな俳優の出演作で見逃している作品を、今回こそ見ようと思います。
1本目は、マイケル・ファスベンダーが異色のバンドマンに扮したこちらの映画です。

コメディといってもかなりシニカルなテイストでした。冒頭で主人公が一人で曲作りしている歌詞も、彼が飛び入り参加したバンドで歌われていた歌詞も笑えないし、被り物を絶対に脱がないフロントマンのフランクだけでなく、メンバーが皆、ひとクセもふたクセもある面々で・・・。

ステージ上だけならともかく、プライベートでもマスクを取らないフランクは、ファスベンダー狙いの私としては残念でした。
しかも、マスクで声がくぐもっているせいか、声まで彼のように聞こえなくて。なぜかドイツ語で話す時だけは、別録音だったのか、ファスベンダーの声だ!と思いました。

ドイツとアイルランドのハーフであるファスベンダーですが、最初に注目したのは、本ブログに記事も書いた「Shame」。その他、「イングロリアス・バスターズ」や「悪の法則」、最近では「スティーブ・ジョブズ」などでも印象的でした。

ちなみに、いつも年末にはまとめとして、その年に注目した俳優を挙げていますが、今年はそれとは別に「All-time Favorite Actors」として、大好きな俳優ランキングも公表する予定なのでお楽しみに!


Frank」(2014年イギリス・アイルランド)

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