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2017年10月

2017年10月31日 (火)

スーサイド・スクワッド

こちらは興行的には大成功だったのに、私はそれほど楽しめませんでした。
まず、元のアメコミを良く知らないので、登場するキャラクターの説明を聞いているだけで、早くも飽きてしまいました。

それに、ジョーカーが戦闘メンバーの一人かと思ったら別行動な上、敵の魔女に、彼女や悪者集団を利用する政府、集団を統率するフラッグ大佐と、いろんな立場の様々な利害がありすぎて、もっとシンプルな話を期待していたというのもありました。

悪者集団が、いくら減刑や首の爆弾のためとはいえ、政府の言いなりで命を懸けて必死に戦うのが理解できなかったし、危険なミッションで捨て駒の方が便利だったのかもしれませんが、バットマンやフラッシュがいるなら、そっちも使えばいいのにと思ってしまいました。

ただ、ハーレイ・クインはブッ飛び加減が絶妙で、人気が出たのもわかりました。それ以上にキモくて魅力的なジョーカーと2人は、まさに最強(狂)カップルで、この2人だけを主人公にするだけで十分だったと、個人的には感じました。

スクワッドのメンバーは、ウィル・スミスとマーゴット・ロビーしか知らないと思ったら、「ダイ・ハード/ラスト・デイ」のジェイ・コートニーもいましたし、フラッグ大佐が「ロボコップ」のジョエル・キナマンでした。


Suicide Squad」(2016年アメリカ)

2017年10月30日 (月)

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅

タイトル通り、「アリス・イン・ワンダーランド」の続編です。

興行的にも1作目のようには行かなかったと聞いていますが、確かにアリスの冒険自体は大したことがなかったように思いました。
マッドハッターや赤と白の女王の過去が明らかになるのは、面白かったですけれどね。

結局アリスの一連の冒険に意味があったのだろうかと思えるラストが、イマイチに感じた理由かもしれません。ただ、少なくとも過去を遡って原因と結果を突き止めることはできたので、それを糧に前へ進めるという意義はあるかと思います。

ハッタ―の父親が、大好きなリス・イヴァンズだったのですが、扮装のせいで、言われなければ全然気づきませんでした。

そして、前作の芋虫から成長した蝶の声を担当していたアラン・リックマンに、映画は捧げられていました。


Alice Through the Looking Glass」(2016年アメリカ)

2017年10月29日 (日)

栄光のランナー/1936年ベルリン

アメリカでの公開時から気になっていた映画でしたが、主役の人が「運命の銃弾」で検察官だったステファン・ジェームズと知り、更に見たくなりました。
てっきりアメリカ映画だと思ったら、カナダとドイツの制作でした。

私は冷戦時代のモスクワ五輪のボイコット騒動を憶えているので、政治がスポーツに影響を及ぼすことがあるのは承知していますし、この時ベルリン五輪への参加を疑問視する人たちの意見も理解はできました。

ただ選手にとっては、機会を逃すと丸々4年間が失われ、種目によっては最盛期を過ぎてしまったりするので、重大問題ですよね。
ジェシーも、ナチス相手に勝つことで得られる威信と、参加しないことで示せる抵抗との狭間で苦悩したようですが、どちらにしても難しい決断だったろうと思います。

映画の中にも出てきた、レニ・リーフェンシュタールの記録映画「民族の祭典」(「イングロリアス・バスターズ」でも言及)をずいぶん前に見て、ナチスのプロパガンダに利用されていると感じましたが、各選手の活躍に感動もした覚えがあります。
あのドキュメンタリーの中で圧倒的な強さだったアメリカ人選手が、このジェシーだったんですね。時代に翻弄されながらも偉業を達成した彼は、本当にすごいと思いました。


Race」(2016年カナダ・ドイツ)

2017年10月28日 (土)

ローン・サバイバー

気を取り直して、予定していた実話ミリタリー・アクションを今度こそ見ました。「ザ・ブリザード」にも出ていたベン・フォスターが出演していると知ったことも、見たかった理由です。

ベンガジの秘密の兵士」と同様、多勢に無勢の無謀な戦いですが、たった4人のメンバーだったのは、当初の目的が単なる偵察で、大人数だと目立っちゃうからってことだったのでしょうか?

しかも、通信状態の悪い山中にいて、連絡が途絶えても無線の問題なのか、危機的状況にあるのか本部で判断がつかず、救援が遅れたのも事態を悪くしました。

4人とも脚だの腕だの撃たれて、もう絶対生還できるわけないと思ってしまいましたが、それでも諦めずに逃げて、よく戦いましたよね。
坂を転がり落ちるシーンは迫力ありすぎて、思わず目を覆いたくなりました。

そんな中で、やはりどうしてもベン・フォスターを欲目で見てしまい、彼が銃で敵を狙う姿は、片目しか映ってないのにカッコ良すぎでした。顔が血だらけになっていても、狙撃の腕は衰えていなかったし!

ラストはあんな展開だとは思っていませんでしたが、タリバンと闘う村人たちの勇気にも拍手を送りたいです。


Lone Survivor」(2013年アメリカ)

2017年10月25日 (水)

ワタシが私を見つけるまで

本当は引き続き実話がベースのミリタリー・アクションを見るつもりでしたが、すっかり疲れてしまってハードな映画を見る気になれず、気楽でコミカルなこちらの作品に変更しました。

ダコタ・ジョンソン&レベル・ウィルソンの2人の話かと思ったら、ダコタ演じるアリスの姉と、2人が常連となるバーのオーナー、彼が好きになるルーシーも出てきました。

私は一人慣れしているので、アリスの不安は全く理解できませんが、常にだれかと一緒にいるのが当たり前の人にとっては、誰でもいいとまではいかなくても、とにかく相手を求めてしまうのかもしれませんね。

私としては、しっかり者でキャリアウーマンの姉の方により共感できましたが、彼女といい仲になる年下男のケンも好感度大で、2人を応援しました。

このお姉ちゃんがアリスに、「ブリジット・ジョーンズの日記」や「セックス・アンド・ザ・シティ」を見ちゃダメと諭すシーンに笑いましたが、私もこの2つを見ちゃったので独り上手になりすぎたのかな?と思ってしまいましたbleah


How to Be Single」(2016年アメリカ)

2017年10月23日 (月)

13時間 ベンガジの秘密の兵士

今日も「ボーダーライン」のような硬派なアクションが見たくて、アメリカ公開時から気になっていたこちらの映画を見ました。
トランスフォーマー」のマイケル・ベイ監督なので商業的かなとも思いましたが、それほどエンタメ性は感じませんでした。

実話が元になっていて大体の筋書きは知っていたものの、襲撃されるとわかっているアメリカ領事館が出てきた時からハラハラし通しで、見ているのが結構辛かったです。

リビアに存在していないことになっているGRSという精鋭部隊が、その秘密を明かせないために襲撃の直後に即時対応できなかったのですが、もう少し早く彼らを派遣していたら結果は違っていたのかと思ってしまいます。でもそれ以前に、領事館の警備の手薄さも問題で、危機管理の判断が甘かったことがそもそもの原因なのかもしれません。

銃撃の腕前はGRSメンバーの方が遥かに上ですが、多勢に無勢で弾薬が足りるのか心配だったし、ロケット弾でやられた日には勝ち目がないので、よくぞ頑張って戦いましたと感心することしきりでした。

あまりに過酷な戦闘シーンに、兵士の人たちはよくこんな生活をしていられるなと尊敬しました。日頃の訓練の賜物でしょうし、私なんかと違って様々な能力に長けているからこそできることでしょうが、改めて特殊部隊のすごさを実感しました。


13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi」(2015年アメリカ)

2017年10月22日 (日)

ザ・ブリザード

自然災害アクションともいうべき「白鯨との闘い」や「エベレスト」を見た後で、同様のジャンルを見ようと、こちらをセレクト。
アメリカ公開時にストーリーを聞いて興味を持ったのですが、興行的に振るわなかったのでイマイチだったのかなぁと思って、それきりになっていました。

今回見て思ったのは、もっと救助に焦点が当たっているかと期待していたのですが、沿岸警備隊のバーニーと恋人との関係にもウェイトがあったのが微妙だったこと。
「白鯨との闘い」でも「エベレスト」でも、夫の帰りを待つ女性の健気な姿はありましたが、同じようにもう少しさらっと描いても良かったかなと感じました。

救出劇そのものも、実際に救出に行くまでが長くてもどかしく、救出後はあっさり。これは事実をそのまま見せているからなのでしょうか。もしそうなら、リアルさと適度な創作のどちらを取るか、判断を迫られるポイントかもしれません。

バーニーの救出活動に同行するリッチーが、私が最近注目のベン・フォスターで、欲目もあって一番良かったです。
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」でオスカー俳優の仲間入りを果たしたケイシー・アフレックも、地味ながら印象に残りました。


The Finest Hours」(2016年アメリカ)

2017年10月21日 (土)

エベレスト

実際に起きた遭難事故の映画化ですが、誰が登頂に成功し誰が下山できなかったかという詳細は知らず、ドキドキしながら見ていました。

普通に登るだけでも大変なのに、登山者が集中して自分のペースで登れなかったり、具合の悪くなった人を引率者が下山させてフォローが手薄になったり、もちろん天候の悪化でスケジュール通りに進まなかったりということもあるわけで、何事もなく登れる可能性の方が少ないと思ってしまいます。

でもこの時一番問題だったのは酸素が足りなくなったことで、この高度では酸素が命なんだなとつくづく感じました。酸素が足りないと下山に必要な判断能力さえも失ってしまいますし。

ロブは、顧客に対する責任感から仕方なかったのかもしれませんが、もう少し違った行動をとれなかったのかなと考えたりもしました。ただ、生還した人の話だけを基にしているので、もしかしたら山の上での出来事は推測の域を出ず、その是非を問うことはできないのかもしれません。

とにかく、これを教訓にエベレストはだけでなく世界の高い山々で、より安全な登山ができるようになっていることを願っています。


Everest」(2015年アメリカ)

シカゴ・ファイア シーズン3

シーズン2の時にも書いたように(→こちら)、常時クロスオーバー的な登場人物の絡み合いに助けられ、積極的に楽しめているかどうかは別としても、一応見続けられています。

今シーズンのセブライドは、最初は「シカゴP.D.」のリンジーと、次には「シカゴ・メッド」のエイプリルと仲良くなっていましたが、合間にベガス電撃婚もあったりして、何やってんだかという感じです。

ドーソンとケイシーもくっついたり別れたり良く分かりませんが、もうこのカップルはどうでもよくなってきました。
私は最近救急隊のシルビーに注目していて、クルーズとは別れちゃったけれど、「P.D.」のローマンと勢いでベッドインしちゃった後どうなるのか気になります。

クロスオーバーもいくつかありましたね。しょっちゅうクロスしている「P.D.」の他、「L&O:SVU」のシーズン16とも絡んだエピソードが2回、「メッド」の顔見せエピソードもありました。
ここまで入り乱れると特別感はなく、またかと思ってしまいますが、全体で大きな話と捉えるようにしています。

救急隊のシェイに続き、ピーターも51分署を去ってしまいましたが、主な人たちはまだまだ続投しそうです。


Chicago Fire」(2014~2015年アメリカ)

2017年10月19日 (木)

ボーダーライン

今日は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の硬派なアクションを見ました。でも実際は、派手な戦闘はあまり多くありませんでした。

アレハンドロは最初の頃から怪しさ全開で、ホントにコイツ信用していいんだかって思っていたのですが、合同捜査の指揮官マットも含めて皆裏がありそうで、ずっと疑心暗鬼になりならが見ていました。

麻薬カルテルとの闘いは、切りがなくて不毛にも思えますが、だからって諦めるわけにはいかないし、容赦ない敵と互角に戦うためには結局血で血を洗う暴挙に出るしかないという、まるでギャング同士の抗争を見ているようで、まさに「麻薬戦争」なんだなと実感しました。

エミリー・ブラントが主演ですが、ベニチオ・デル・トロが影の主役って感じでカッコよかったです。


Sicario」(2015年アメリカ)

2017年10月18日 (水)

白鯨との闘い

有名なメルヴィルの小説「白鯨」の基になった実話の映画化ですが、クジラとの戦いだけでなく、当時の捕鯨船の過酷さを描いていました。

知識や経験のない金持ちや貴族が人の上に立って混乱を招くのはよくある話ですが、生死のかかった船の上では困りものですよね。
仕事のできる部下に反感を持って、あえて違った方向を選ぶので、却って悪い事態を引き起こしてしまうのは、プライドの高さもあるでしょうが、このポラード船長の場合は、父親の期待に応えるプレッシャーもあったのだろうと思って、ちょっと同情しました。

大クジラがいなくなったと思ったのに、またしつこく姿を現した時には、漂流して体力を消耗したチェイスが仕留められると思えず心配になりましたが、心配する必要はありませんでしたね。
商業映画のイメージがあるクリス・ヘムズワースがこんな文芸作品に?と思っていましたが、ロン・ハワード監督らしく大作で、鯨のシーンはさすがの迫力でした。

アベンジャーズ仲間で新スパイダーマンのトム・ホランドが、孤児で新米水平となった少年を演じていて、とても印象的でした。
また、メルヴィル役のベン・ウィショーは、昔はあまり注目していなかったのですが、最近は「未来を花束にして」の主人公の夫とか、脇役ながら気になる存在になることが多いです。


In the Heart of the Sea」(2015年アメリカ)

2017年10月17日 (火)

素敵なサプライズ

図らずも自分で死を選ぶ主人公の映画を立て続けに見た後は、こちらも死にたい人の話ということで、ただし暗くなりたくはないのでコメディだからとセレクト。

自殺の手助けをする代理店をどうやって見つけたのか(表立って広告を出しているとも思えないしbleah)と思っていたら、偶然自殺ほう助する場面に遭遇したんですね。
そんなに都合よく死にたい人の前に出くわすっていうのは出来すぎですが、そこはコメディなので・・・。

殺人(?)を請け負う業者の方も、こと主人公に対してはヘマが多く、他の人たちも手際よく殺せているのか疑問が残ります。
メカニック」のビショップさんに頼んだ方が、確実に自然死に見えていいのではと思ってしまいましたhappy01

オランダの映画ですが、オランダ人俳優(ルトガー・ハウアーとか)や監督(ポール・バーホーベン)はパッと思い出せても、映画はこれといったイメージがありません。バーホーベン監督が故国に戻って撮った「ブラックブック」は見ましたが。

見逃しているこのマイク・ファン・ディム監督の前作「キャラクター/孤独な人の肖像」も、機会があったら見てみたいと思います。


De Surprise」(2015年オランダ)

2017年10月16日 (月)

92歳のパリジェンヌ

こちらも公開時に気になっていた作品です。

フランスの元首相リオネル・ジョスパンの母親の実話ということで注目したのですが、それ以外に何の前知識もなく、邦題のイメージから勝手に、92歳になっても元気一杯の明るいお婆さんの活躍を描いた話かと思っていました。

そうしたら、「母の身終い」と同じような尊厳死についての映画でした。
しかも、あちらは重病の末の決断だったのに対し、こちらは身体も頭も元気だけれど、高齢で昔のように動けなくなり、元気なうちにこの世を去りたいと思う女性の話でした。

いろんなことが一人でできずに滅入る気持ちもわかりますが、家族のサポートも得られる状況で、今のうちに死期を決めるという判断はどうなのでしょうか。
ただ、それまでずっと自立して生きてきた彼女としては、子供に世話されながら生きることに疑問を持ったのでしょうね。

私は親もまだ70代半ばだし、すぐに直面する問題ではありませんが、近い将来のこととして老いと死について考えさせられました。


La Dernière Leçon」(2015年フランス)

2017年10月15日 (日)

ブルゴーニュで会いましょう

こちらは公開時に気になっていたフランス映画です。

父と子の確執をモチーフにした話はよくありますが、舞台となるブルゴーニュでのワイン生産が興味深くて、面白かったです。

特に、破産寸前のシャトーを守るために、息子が取り入れる昔ながらの栽培と製法は、今の現代的なやり方も私は知らないので比較はできないけれど、見ていて楽しめました。

ワイン批評家の息子は、ワイン作りは素人でも知識だけは十分あるので、差別化を図る戦略は見事な判断ですが、すぐに成功に結び付くのは出来過ぎかなとは思います。

父親を演じるジェラール・ランヴァンは、「そして友よ、静かに死ね」と同様のいぶし銀の魅力で重厚感たっぷりでした。
また、息子の方は知らない俳優と思っていましたが、このジャリル・レスペールという人は、「イヴ・サンローラン」の監督だったのでした!


Premiers Crus」(2015年フランス)

2017年10月14日 (土)

運命の銃弾

連続ドラマ形式とわかっていたので、一話完結好きの私としてはどうかなと思いましたが、社会問題を扱った硬派な話に興味を引かれ、見てみることにしました。全10話と短めだったこともあり、何とか最後まで見ることができました。

人種問題に絡んだ殺人事件の捜査ではありましたが、犯人探しが中核ではなく、事件を通して関係する人々が―被害者・加害者と家族だけでなく、捜査する側の人たちも―どのように影響を受けて考えや行動が変わっていくのかを描いていました。

差別そのものの存在はもちろんのこと、州知事や地元の活動家は事件を政治利用し、警察の腐敗や金持ちとの癒着などもあって、最初は要素を詰め込み過ぎではないかと思ったりもしましたが、結局中心がリアルな人間模様を見せるドラマだったので、それにはたくさんの側面が必要だったのかなとも感じました。

ラストも完全懲悪とはいかないところが現実的ですし、アメリカの実情についても考えさせられました。

主役の検察官と刑事役の2人は知りませんでしたが(女性刑事の方は後で「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」で見たけれど)、脇役には、スティーブン・モイヤーを始め、ウィル・パットン、ヘレン・ハント、リチャード・ドレイファス、ジル・ヘネシーら、なじみのある俳優が揃っていました。


Shots Fired」(2017年アメリカ)

2017年10月13日 (金)

母の身終い

今日は、「ぼくを探しに」でベルナデット・ラフォンと共に主人公のおばさんを演じていたエレーヌ・ヴァンサンが、老いた母親役で出ているこちらのフランス映画を見ました。

尊厳死を選ぶ母親と、それを受け入れられない息子の話だとは思っていましたが、それ以前に母と子の複雑な関係が描かれていました。

最初は、短期間とはいえ服役もして定職も持たない息子を当てにできないから、一人で死を選んだのかと思いましたが、治る見込みのない病を抱えて、辛い闘病生活を送りたくないと考えたことが大きかったんですね。

ヨーロッパに於ける尊厳死の実態も初めて知りました。自分で死期を決めたい人は、合法化されているスイスに向かうということを。

自分もいよいよとなったら尊厳死を検討するのかなと考えたりもしましたが、まだ先の話と思っているので実感は沸かないです。


Quelques Heures de Printemps」(2012年フランス)

2017年10月12日 (木)

ぼくを探しに

昨日「ふたりのアトリエ」を見た後で、またしばらくフランス映画の世界に浸りたくなり(厳密には昨日のはスペイン映画でしたが)、こちらの作品を見ました。

アニメ出身の監督らしく、全編アニメ的でカラフルなテイストでした。
主人公のポールは無口で地味なのですが、彼の2人のおばさんや、隣人のマダム・プルーストは、元気で派手だったし。

おばさんたちはポールを愛しているのですが、彼の感情面よりピアノの腕に関心があるようで、ポールが自分を気にかけてくれるマダム・プルーストに心を許していくのも良く分かりました。

2歳の時に封印された記憶を取り戻すための、まさに自分探しの旅で、この邦題は的確だと思います。ちなみに原題は、プロレスラーだった父親の名前。
でも、自分探しの旅が、こんな風に完結するとは予想外でした。

おばさんの一人、「私のように美しい娘」などのベルナデット・ラフォンは、この後亡くなったらしく、映画は彼女に捧げられていました。


Attila Marcel」(2013年フランス)

2017年10月11日 (水)

ふたりのアトリエ

映画「髪結いの亭主」などで知られるフランスの名優ジャン・ロシュフォールが亡くなったと聞き、追悼としてこちらの彼の主演作を見ました。
スペイン映画ですが、舞台はスペインに近い南フランスです。

まず冒頭で、主人公クロスの姿とカメラ・編集の技だけで、彼が芸術家の視線で世の中を見ているのが分かって、すごいと思いました。こちらもそう思って見ているからかもしれませんが。

妻がモデルとして連れてきた娘の、若く生きる喜びにあふれた様子を見て刺激を受けるところが、とても納得できました。
芸術に無知だった田舎娘のメルセも、クロスに絵の見方を教わって開眼し、2人の関係が変化していくのが非常に興味深かったです。

画家や彫刻家、写真家もそうかもしれませんが、ある意味モデルに恋をするぐらいでないと、見る側の心を揺さぶるような作品にならないのかもしれないなと思いました。


El Artista y la Modelo」(2012年スペイン)

2017年10月 9日 (月)

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海

続編も見ましたが、1作目ほど面白くなかったのは、ストーリーに新鮮さがなかったからなのか、悪役が変わり映えしなかったからなのか・・・。
メインキャストはルークも含めて続投していたものの、周りの大人たちも豪華俳優陣ではなくなったし。スタンリー・トゥッチ(「ラブリーボーン」)とネイサン・フィリオン(「キャッスル」)はいましたが。

私的には多分、ポセイドンの息子は水につかると傷が治るんで、やられてもどうせ回復すると深刻に取れなかったり、父親との関係も冷え込んだのか違うのかあいまいだったりして、前作ほどのめり込める要素が少なかったからかもしれません。

結局興行的にもイマイチだったようですし、続きが更にありそうなエンディングだったのに第3弾の話がないところを見ると、一般的にも同様の印象だったのかなぁと思ったりしています。


Percy Jackson: Sea of Monsters」(2013年アメリカ)

2017年10月 8日 (日)

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

こちらも1作目と続編を続けて視聴。

映画の存在は前から知っていましたが、主演の男の子が「ウォールフラワー」や「フューリー」、「3時10分、決断のとき」のローガン・ラーマンだったとは! 若手演技派のイメージだったので、こんなファンタジー大作に出ていたことにちょっと驚きました。

タイタンの戦い」にも出てきたゼウスとポセイドン、ハデスの3兄弟が出てくる話で面白かったのですが、しょっちゅう題材になるということは、やっぱりギリシャ神話はロマンがあって皆好きなのでしょうか。

脇を固める大人たちが豪華で、ピアース・ブロスナンにユマ・サーマン(ハマってて怖すぎー)、キャサリン・キーナー、ロザリオ・ドーソン、ショーン・ビーンらがいましたが、パーシーの父ケビン・マクキッド(「グレイズ・アナトミー」)が若かったのと、ハデス役スティーブ・クーガン(「スティーブとロブのグルメトリップ」)は言われなければわかりませんでした。


Percy Jackson & the Olympians: The Lightning Theif」(2010年アメリカ)

2017年10月 7日 (土)

メカニック:ワールドミッション

少し間が空いてしまいましたが、続編も見ました。

メカニックことビショップは、前作の後ずっと潜伏していたのを、今回見つかって暗殺の世界に引き戻されてしまったんですね。
潜伏中にだいぶ人並みの感情を取り戻したようですが、暗殺対象が犯罪者だったので、多少気も楽だったのかな?

邦題から分かる通り、リオに始まりタイの小島、シドニー、そしてブルガリアの黒海沿岸と、世界のあちこちを飛び回っていましたが、とにかく景色が美しいところばかりで、ウットリしながら見ていました。

そして、なぜか今回やたら上半身を脱ぐシーンが多かったのが疑問ですが、私と同世代ながら鍛え抜かれた肉体って感じで、他の中年アクションスターはさすがにヌードまでは見せない人が多いし、ステイサムの自信の表れでしょうか。
海に飛び込むシーンは美しい姿勢で、さすが元飛び込み選手!と思いました。


Mechanic: Resurrection」(2016年アメリカ)

2017年10月 6日 (金)

ローズウッド ~マイアミ私立検視ラボ

タイトルは聞いたことがなかったのですが、動画配信サービスで見つけて、一話完結の犯罪捜査ドラマだったので見てみました。

検死官が刑事とコンビを組むのはよくある設定ですが(最近では「Forever」とか)、こちらは主人公が持病を抱えているというのと、警察の検死医ではなく民間で開業しているというところが新しいですね。

正直、女刑事ヴィヤとのやり取りや犯罪自体もさして目新しくないのですが、気楽に見られるのでとりあえず1シーズン見ました。
本国では好評だったのか、第2シーズンもあるみたいです。ラストも、ロージーとヴィヤが初デートにこぎつけたのに障害発生というところで終わったし。

パイロットエピソードでは、地元マイアミ警察の警部に「デッドゾーン」のアンソニー・マイケル・ホールが出ていて、「エレメンタリー」のグレッグソンみたいで期待が高まったのですが、一話限りで交代しちゃったのが残念。もしかしてそれで私は興味が半減しちゃったかもしれません。


Rosewood」(2015~2016年アメリカ)

2017年10月 5日 (木)

わたしを離さないで

カズオ・イシグロさんのノーベル文学賞受賞を受け、見逃していたこちらの映画化作品を急遽見ました。

以前から、若手実力派俳優(キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ)の豪華競演が気になっていたものの手を出さずにいたのですが、この機会に見て本当に良かったです。

やはりいい映画だった「日の名残り」でも、イギリス貴族の執事とメイドの淡い恋心を描いていましたが、今回も、設定こそ非現実的ですが、根本は普遍的な人間の感情についての話。
自分とは全く異質な世界でありながら、主人公の男女3人の心情にとても共感できました。

結末は当然予測できるのですが、それでも見ていて辛かったし、生きる意味についても改めて考えさせられました。

それにしても、こんないい映画をずっと見逃していたとは!
久しぶりに「日の名残り」も見返したくなりましたし、イシグロさんの原作も読みたくなりました。


Never Let Me Go」(2010年イギリス・アメリカ)

2017年10月 1日 (日)

メカニック

引き続き、1作目と続編をセットで鑑賞しています。私は見ていないのですが、チャールズ・ブロンソン主演映画のリメイクらしいです。

殺しにいい悪いはないでしょうが、ビショップは自然死に見せかけて疑われないようにきれい殺すのに対し、弟子となったスティーブは、あえて残虐に殺したいようでしたね。

そんなスティーブをそれでも見放さないのは、自分が殺してしまった親友に対する負い目かなと思いました。
そして、だんだん心を通わせて、親子みたいになったようでしたが、所詮は殺し屋の本質って変わらないということなの?と思えるラストでした。

続編が作られるほど面白いとは思えなかったけれど、スティーブ役が最近注目しているベン・フォスター(「疑惑のチャンピオン」「インフェルノ」)だったので、個人的には満足しました。


The Mechanic」(2010年アメリカ)

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