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2017年3月 4日 (土)

フォッグ・オブ・ウォー

先日「ブリッジ・オブ・スパイ」を見た後で、更に冷戦時代の世界に浸りたくなり、こちらのドキュメンタリーを見ました。

マクナマラ長官の名前に聞き覚えがある気がしたのは、アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した時に聞いたからでしょうか。見応えがあって、納得の受賞作品でした。

主に3つの戦争について語っていますが、まずキューバ危機については、「ケネディ家の人々」なんかでも緊迫した様子が描かれていましたが、実際その現場にいた人の証言なので、より生々しかったです。
核戦争勃発まであとほんの一歩だったのだと、あらためて怖くなりました。

国防長官だった冷戦時代の話だけかと思ったら、彼が従軍していた太平洋戦争の話題もありました。
どのように効率的に日本を叩いたかの件は、聞いていて辛かったです。もうずっと昔の、過去の出来事だけれど、こうやって日本は負けたんだと思わされました。

でも、一番の中心はやっぱりベトナム戦争。そして、ケネディとニクソンの狭間で埋もれ、今までよく知らなかったリンドン・ジョンソン大統領の人となりについて、少しは知ることができました。

この映画が制作された2003年は、9.11の後で新たな戦争へと踏み出し始めていた頃。警鐘を鳴らす意味合いもあったのだろうと思います。引くに引けなくなる前に止める勇気も必要なのだと感じました。


The Fog of War: Eleven Lessons from the Life of Robert S. McNamara」(2003年アメリカ)

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