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2017年2月

2017年2月28日 (火)

幸せへのキセキ

こちらも授賞式の影響で見たくなった映画。司会のジミー・キンメルがマット・デイモンいじりに持ち出していた作品です。

動物園付きの家が売り出され、それを買っちゃうなんて、実話と聞いていなかったら「あり得ない!」と一蹴してしまうところです。
しかも、てっきり「ふれあい動物園」レベルの、小動物中心の動物園かと思っていたら、ライオンやラクダまでいる本格的なものだったし・・・。

妻を亡くし、子供たちを元気づけるためだったとはいえ、究極の奇策ですよね。でもベンジャミンは、突撃レポートなんてやっちゃうようなコラムニストで、大胆かつ常識の枠にとらわれない人だったから、実行できたのかなと思いました。

子供たちのうち、7歳のロージーが可愛すぎ! お兄ちゃんのディランは反抗期入ってふてくされ気味でしたが、妹のほうは、幼いなりにパパをしっかり支えていて、健気でした。

エンドロールで、ベンジャミン・ミー本人とその家族が、動物園に来た家族役で出ていたらしいとわかりましたが、どの人だったのか気になりました。


We Bought a Zoo」(2011年アメリカ)

2017年2月27日 (月)

ブリッジ・オブ・スパイ

物事に影響されやすい私は、アカデミー賞授賞式のマーク・ライランスを見て、「受賞作品を見なきゃ!」と思い、即実行しました。

スパイ交換の実話と聞いていましたが、その前にスパイ容疑で逮捕されたロシア人の裁判もありました。何で交換交渉に普通の弁護士が駆り出されたのかと疑問だったけれど、裁判で代理人を務めたからだったんですね。

冷戦時代のソビエトスパイの弁護は、凶悪犯罪者の弁護と同様に必要とはわかっていても、代理人になるのはかなりの勇気が要ったでしょうし、ましてや公平にさばいてもらうことの難しさは殊の外実感したことでしょう。

スパイ逮捕のスリリングな冒頭から、事態がどんどん複雑化して、ラストの交換まで、程よくエンタメ性もあって目が離せませんでした。さすがスピルバーグ。

一昨年の製作ではありますが、この映画で主人公のジムが体現する「どんな人でも公平な裁きを受ける権利がある」という、これまでアメリカが大事にしてきた平等の精神や民主主義が、今のアメリカ社会へのアイロニーに感じました。


Bridge of Spies」(2015年アメリカ)

第89回 アカデミー賞授賞式

有休消化で仕事を休み、授賞式を生で見ました。

まずは、まさかこんなことを目にするとは思っていなかった、作品賞発表のアクシデントから。
ウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイの2人が登場し、「『俺たちに明日はない』のコンビだ~。さすが豪華だな~。あ、お姉ちゃんのシャーリー・マクレーンが手を振ってる」と呑気に思っていたのも束の間、何が起こったのかわからない混乱状態に・・・。

結局、間違った封筒を渡されて、そのまま読んでしまったってことなんですね? プレゼンターのせいではないけど、「ほんとにこの封筒でいいの?」と確認するために中断する勇気は、やっぱり出ないものなのか・・・?
受賞した人も逃した人も、見ていたこちらも、何だか素直に喜べない雰囲気になってしまいました。

そんな中で、ジミー・キンメルは、かなり評価できる司会ぶりだったと思いました。
私は彼があまり好きではありません(昨年の「エミー賞授賞式」でも言及済み)が、冒頭の意外にシリアスな話から始まり、トランプ&マット・デイモンいじりも絶妙だったし。

ラストのハプニングで、大失態の司会者(彼のせいじゃないけど)と記憶されると思ってか泣きそうに(?)みえましたが、「もう戻ってこないと約束するよ」なんて言わないで、また司会者として戻って来てほしいと思いました。

いつも発見&涙の追悼では、現地時間でつい前日に亡くなったというビル・パクストン(「ナイトクローラー」「ミリオンダラー・アーム」)の訃報にビックリ。映像には間に合わず、プレゼンターのジェニファー・アニストンが口頭で触れていました。

今回ノミネートされた作品では、「ゴールデン・グローブ賞授賞式」でも書いた「マンチェスター・バイ・ザ・シー」がやっぱり気になっています。主演男優賞の受賞で、本人よりお兄ちゃんのベンの方が感激していましたね。
また、実話に基づく「ライオン」も見たいなと思っている作品です。

2017年2月25日 (土)

不良探偵ジャック・アイリッシュ

こちらのテレビムービーを3作連続で視聴しました。オージーTVムービーは、もしかして初体験かも。


「死者からの依頼」

邦題からジャックは探偵かと思っていましたが、特に開業しているわけでもなく、元弁護士なのでむしろ調査員のように、かつての依頼人絡みの事件を嗅ぎまわっているだけでした。

警官の汚職というありがちな設定ではあったものの、ほどよくアクションとサスペンスとロマンスがあって、TVムービーとしてはまあまあかなと思います。

ジャックを助けるキャムが私は気に入りました。ジャックを競馬の不正操作に加担させているぐらいだから、てっきり損得勘定で動く人間かと思っていたのに、意外に義理堅くて仲間意識の強い友人でした。


「2人の父への鎮魂歌」

前作では、妻の死後ボロボロの生活で弁護士を辞めていたジャックでしたが、ここでは弁護士として開業していました。身なりもまともになったし、彼女ができたお陰かな?

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2017年2月22日 (水)

ラブリーボーン

今日見たのも見逃しシネマで、「ホビット」のピージャク監督作品です。

少女が死後の世界から家族を見守る話と聞いて、てっきり「イフ・アイ・ステイ」のように事故に巻き込まれたのかと思っていたら、少女本人による冒頭のナレーションで「殺された」と言われて衝撃を受けました。

私は犯罪捜査ドラマをよく見るので、この手の事件はたくさん目にしていますが、遺体も見つからない、犯人も捕まらない、という状況では、残された家族は区切りがつかなくて辛さが増すのだと、つくづく感じました。

そんな中での父親・母親・妹の対処の仕方が、それぞれリアルで納得がいきました。
成長して優等生となった妹が、犯人の餌食になるのではとスリリングな後半は、ドキドキしました。

主役がシアーシャ・ローナンだとは知っていましたが、彼女の両親にマーク・ウォルバーグとレイチェル・ワイズ、祖母にスーザン・サランドンと、豪華な家族でした。


The Lovely Bones」(2009年アメリカ)

2017年2月20日 (月)

キンキーブーツ

今日は3本目も2005年の見逃しシネマ。2000年代は本当に私の暗黒時代(見逃しシネマが多い)とつくづく感じました。

LGBTの人が偏見の多いイギリスの田舎町で奮闘する話というと、最近では「パレードへようこそ」が記憶に新しいですが、こちらも実話に着想を得ているそうです。

ニッチな市場に手を出そうという発想はいいとして、そこで靴工場の若社長の着目した分野がドラッグクイーンのキンキーブーツというのがすごすぎです。
でも確かにニーズはあるわけだし、大量生産ではない靴メーカーなら手堅い、すなわち賢い選択だったのかもしれません。

若社長チャーリーと恋人のゴタゴタや、ミラノのショーにまつわる顛末は、若干作りすぎな気がして鼻につきましたが、全体的にはコミカルなテイストで楽しめました。

アニマル・キングダム」などで注目される前のジョエル・エドガートンがチャーリー役ですが、何より「それでも夜は明ける」のキウェテル・イジョフォーが派手なドラッグクイーンに扮し、しかも意外に(?)きれいだったのでビックリでした。


Kinky Boots」(2005年アメリカ・イギリス)

2017年2月19日 (日)

綴り字のシーズン

こちらも2005年の見逃しシネマです。

娘のスペリングコンテストを応援するというストーリーから、「リトル・ミス・サンシャイン」的な映画を想像していましたが、コンテストは舞台設定の一つでしかなく、家族の歯車が徐々に狂っていく様子を描く、かなりシリアスな話でした。

父親が娘の優勝に入れ込むのはわかるのですが、それをきっかけに母親が両親の死の記憶から逃れられなくなったり、長男が父親のために学んでいたユダヤ教を捨てて仏教に走ったりするのは、正直すんなり理解することができませんでした。

また、少女が勝ち進む時の映像も、何だか幻想的な作りになっていて、競争という現実的な世界とは妙に相容れない雰囲気がイマイチに思えました。現実を超越したところでスペルを覚え、思い出すということなのでしょうが・・・。

ところで、アメリカの映画にちらほら登場する、このスペリングコンテスト。日本で言ったら、難しい漢字をどれだけ正確に書けるか競うようなものなのでしょうね。
漢字も偏と旁があって、それぞれ意味があるように、英語のスペルにも語源や意味による影響があって、つきつめると面白いんだろうなと思いました。


Bee Season」(2005年アメリカ)

コーチ・カーター

先週の「マーシャルの奇跡」に続き、実話に基づく熱血スポーツコーチの映画を見ました。

「マーシャルの奇跡」は大学アメフトでしたが、こちらは高校バスケということで、勝利以上に学業を大切にさせようというコーチの姿勢に感銘を受けました。

校長も含め大抵の大人たちが、バスケに才能があるならそれを伸ばしさえすればよしとするのは自然なことだと思うし、子供たちの将来につながるところまで考えないのが普通ですよね。

コーチ・カーターは、自らがバスケ選手であったと同時に、卒業生として荒れた地域の現状を憂えていたからこそ、バスケを進学の手段として使う術を生徒たちに提示できたのでしょうが、保護者や地元民の圧力にもめげず信念を貫き通して、本当にすごいと思いました。

2005年の見逃しシネマなので、チームの主力選手の一人で若いチャニング・テイタムが出ていましたし、別の選手の母親役でオクタヴィア・スペンサーもいました。


Coach Carter」(2005年アメリカ)

2017年2月12日 (日)

ブリングリング

こちらも実話の映画化で、当時のニュースは私も記憶に残っています。

ティーンエイジャーの無軌道な犯罪というストーリーが、「スプリング・ブレイカーズ」を思い起こさせましたが、あちらの少女たちの方が魅力的に見えたのは、フィクションで好感度を高める設定にできたからなのでしょうか。

一方こちらは事実に即した人物像でしょうが、セレブ好き・ブランド欲旺盛で倫理観に欠けるのが目につきました。
今どきの子供ってことなのかもしれませんが、盗品を持った写真をSNSに載せたり、仲間以外にまで空き巣に入ったことを自慢したり、悪いことをしている気が全くないのでしょうか。

それでもすぐに捕まらなかったのは、やはり物がたくさんありすぎて盗まれたことにもすぐ気づかないセレブだからなのでしょう。
それに、防犯カメラはあっても警報セットしていないなんて、ありえない無防備さだと思いました。

ダサいと思われていた男の子が、イケてる女の子の仲間になって自分を取り戻すところは、「ウォールフラワー」を思い出しました。
あちらの作品にもエマ・ワトソンが出ているし、そう思うとマークを演じた子もちょっとローガン・ラーマンに雰囲気が似ていました。


The Bling Ring」(2013年アメリカ・フランス・イギリス・日本・ドイツ)

マーシャルの奇跡

1970年代の初めが舞台の、実話に基づく映画です。

飛行機事故で選手やコーチが亡くなるのは知っていたので、乗り込むところから機内でワイワイやっている姿まで、ドキドキしながら見ていました。
話の中心はそこではないので、あっさりした描き方ではあったものの、残された遺族や仲間の気持ちは痛いほど伝わりました。

いわゆるサバイバーズ・ギルトがあっただろうことは容易に想像がつきますが、スカウトを担当していたレッドが、自分が連れてきた選手たちの死に責任を感じている様子は、特に辛さが身に染みました。

試合で成績を上げるというだけではなく、かき集められた新米選手たちが徐々に絆を深め、ライバル校もさり気なくサポートし、チームが再生していく過程が感動的でした。

悲しみの対処方法は人それぞれで、アメフトを否定したり、逆にアメフトに救いを求めたり、どちらも経験する人たちがいましたが、最後には皆が前に進むことができたならいいなと思います。

10年前の見逃しシネマなので、アンソニー・マッキーやケイト・マーラなど現在活躍中の若手俳優が高校生役で出ていました。


We Are Marshall」(2006年アメリカ)

2017年2月11日 (土)

クリミナル・マインド シーズン11

第11シーズンが終了しました。
ひと頃の面白さは感じないように思いますが、その分シリアルキラーの残虐さに慣れてきたということで怖い気もします。

前回記事(→こちら)以降の第10シーズンでは、ロッシに娘がいたことが判明しました。この娘が巻き込まれる事件の他、シーズン11では母親も出てきて、ロッシと復縁しそうな様子でしたね。幸せそうなロッシを見られるのは喜ばしいです。

シーズン10での目玉の一つは、マックとつい呼びそうになるゲイリー・シニーズ(ここでの役名はジャック)をリーダーとする「国際捜査班」の顔見せエピソードがありました。設定そのものに興味はないのですが、間もなく放送されるこのスピンオフもやっぱり見ちゃうと思います。

妊娠で抜けたキャラハン(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)の穴を埋めたのは、アイシャ・タイラー。思わず「ゴースト」繋がりだーと思ってしまいました。シーズン11ではレギュラー扱いではありませんでしたが、次シーズンはメインキャストになりそうです。

メンバーチェンジの激しかった今シーズンは、デレクも去ったし、来シーズン早々にはホッチも降板するとのことで、今後どうなるのでしょうか。
NCIS」もそうですが、長寿ドラマは長寿ドラマなりに、いろいろ大変なんだろうなとつくづく感じています。


Criminal Minds」(2015~2016年アメリカ)

2017年2月 8日 (水)

ニュー・トリックス シーズン1

既にシーズン8~11を見ているこちらのドラマですが、見逃していたシーズン1をようやく見られるというので嬉しくて、私にしては珍しく第1話の放送時に即視聴&記事を書いています。

「みんな若い!」と思うかと期待していたのに、4人とも私の記憶にあるシーズン8の姿と変わりない感じだったのは、結局すでに「リタイア組」の人たちだからなのでしょうか。

以前の記事で書いたように(→こちら)、サンドラがジャックの部下だったことや、左遷の話は聞いていましたが、ジェリーとブライアンの加入のいきさつを初めて知りました。
面接の時点から彼らがメンバーに入ることはわかっていたけれど、ジェリーが最初はサンドラのことを小バカにして、典型的な女性蔑視の態度だったのは新鮮で面白かったです。

それに、後々も出てくるブライアンの息子マークやジェリーの娘アメリアの話題も、知っているからこそ一々反応しちゃいました。
UCOSの部屋も今と違うのは、彼らの活躍が評価されてすぐにちゃんとした部屋をあてがわれるということなのか、それともシーズンが進んでから引っ越すのか、それも気になっています。

このままシーズン7まで順調にキャッチアップできるといいなー。最終のシーズン12も放送されたら、もちろん見ます!


New Tricks」(2003~2004年イギリス)

2017年2月 4日 (土)

リーサル・ウェポン

昨年から放送開始のドラマで、10話目まで見終わりました。

オリジナルのメルギブ主演映画をリアルタイムで見ていた世代ですが、ずいぶん前なので詳細は忘れていて、どこまで設定を合わせているのか不明です。でも、全く新しいドラマとしても楽しめると思います。

リッグスの無鉄砲さとそれを抑えるマータフは刑事コンビの王道ですし、最初は派手なアクションばかりが目について、捜査との脈絡のなさが気になったストーリーも、徐々に慣れてきました。
一話完結なので、2時間の映画の要素を1時間に凝縮しようとすると、細部が弱くなるのは仕方ないのかもしれませんね。

家庭を大事にするマータフと対照的に、一匹狼のリッグスのことはなかなか明かされませんでしたが、第9話では亡き妻と出会った時の回想シーンがあって、2人の馴れ初めがわかるいいエピソードでした。

マータフ役のデイモン・ウェイアンズは、見たことあるような気がしていましたが、この間テレビをつけたら偶然「ラスト・ボーイスカウト」を放送していて、ブルース・ウィリスと組んでいる彼を見つけました。
また、妻を失くして精神不安定なリッグスを診察している医者には、「ワイスピ」シリーズのジョーダナ・ブリュースターです。


Lethal Weapon」(2016~2017年アメリカ)

2017年2月 1日 (水)

フランス絶景ミステリー コレクション

フランスの各地方を舞台に制作され、各エピソードが独立したストーリーの犯罪捜査ドラマです。

邦題は放送しているAXNミステリーによる命名(原題は"MEURTRES À...")なので、絶景というほどの景色が見られないものも多かったのですが、「ラ・ロシェル」「ゲランド」「エーグ=モルト」では景色に目を奪われました。

地方色豊かな歴史・伝説・祭りなどを絡めているのは興味深かったのですが、ほとんどのエピソードで被害者や容疑者または重要証人などが捜査官の家族だったりして、設定としては飽きてきたりもしました。
そんな中では、「サン・マロ」が「ダビンチ・コード」みたいな中世の謎解きで面白かったのと、「レマン湖」ではスイスとの国境で2国間の合同捜査が新鮮でした。

知っている俳優が出るとは期待していませんでしたが、「ピラ」では「女警部ジュリー・レスコー」のヴェロニク・ジュネスト、「バイヨンヌ」と「ゲランド」では「クリスティのフレンチ・ミステリー」のアントワン・デュレリ、「エーグ=モルト」では現在視聴中の「アガサ・クリスティーの謎解きミステリー」からサミュエル・ラバルト、「ルーアン」では映画「Taxi」シリーズのフレデリック・ディファンタールが出ていました。

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