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2016年12月25日 (日)

聖杯たちの騎士

クリスマス当日には、テレンス・マリック監督作を見に行きました。

クリスチャン・ベール演じる主人公リックは、仕事中でも家族といても女たちと戯れても、どことなく遠巻きに物事を見ている風で、そんな彼がどこへ向かうのか、気になりながら見ていました。

周囲の人たちの会話も彼の前を何だか素通りしていくかに見える中で、彼の関心が明確に表れたのは、弟の死を語る時と、元妻(ケイト・ブランシェット)への愛だけでした。何となく、弟の死がきっかけで妻と心が離れていったのかなーと、時系列はわからないながら想像したりしました。

そして、彼を理解する女性(ナタリー・ポートマン)に巡り合って、ようやく生気を取り戻したかと思えたら、その彼女とも別れることになり・・・。
結局彼にとっては、無人の海岸・荒れた岩山・日本庭園の石庭といった自然の静謐さだけが、落ち着ける世界なのかなと感じました。

私はタロットカードに詳しくありませんが、タイトルも含めて所々に出てくる札の意味も、物語の重要な位置を占めているのでしょうね。
また、冒頭の東の国の王子の話も、主人公に重なるのだろうなと思いました。

ジェイソン・クラーク、ライアン・オニール、ジョー・マンガニエロなどなど、パーティーのシーンでちらっと出てくるだけの有名俳優がたくさんいて、贅沢な使い方でしたね。
主人公と親しくなる女性たちの中では、フリーダ・ピントがひときわ目を引きました。


Kight of Cups」(2014年アメリカ)

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