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2016年6月

2016年6月30日 (木)

不機嫌なママにメルシィ!

今月「詩人、愛の告白」「イヴ・サンローラン」と立て続けに見て、すっかり気になる俳優の一人となったギヨーム・ガリエンヌ。今日は、彼の自伝的映画で自身が監督も務めたコメディを見ました。

最初は眼鏡で気づかなかったのですが、よく見たらママの方もガリエンヌが演じていて、女装が似合うのにビックリ! ただし、美人ではなく、こういうオバチャンいるよね、ってタイプの女性ですが・・・。
逆に少年ギヨームの方は、さすがに無理があるかなと思いました。

子供の頃からママが大好きで、ママの真似ばっかりしているから女の子っぽくなったんですね。それで家族もギヨーム自身もゲイと信じ切ったのはよくわかります。
こういう経緯で「イヴ・サンローラン」のゲイ役になったのかな?なんて深読みしてしまいました。

コメディだからなのですが、思わぬ笑いの場面で出てくるのが、ダイアン・クルーガーとレダ・カテブ!
特に、私のお気に入り俳優レダ・カテブ(「夜、アルベルティーヌ」)は、ゲイバーの暗闇の中では、なんだかとてもカッコよく見えました。


Les Garçons et Guillaume, à Table!」(2013年フランス・ベルギー)

2016年6月27日 (月)

恋するパリのランデヴー

今日はお気楽な映画が見たくて、フランス産ラブコメをセレクト。

前半はかなりメチャクチャなドタバタがバカバカしすぎて、あまり面白く思えませんでした。洗練されたイメージのソフィー・マルソーが、ドジすぎるシャルロット役にミスマッチな気がしたし。
でも後半は、かなりまともな(?)ラブコメになり、まあまあでした。

バツイチは恋のはじまり」なんかも似たような感じだったので(あちらも主役はやはりソフィスティケートされた雰囲気のダイアン・クルーガー)、フランスのラブコメってこういう一種、非現実的なシチュエーションが好まれるのでしょうか?

主人公のサシャが無類の映画好き(というかミュージカル好き?)で、部屋の中に「雨に唄えば」や「ウェストサイド物語」の壁画みたいなもの、「ジーザス・クライスト・スーパースター」や「ヘアー」のポスター、「ジュラシック・パーク」のペーパーバックなんかがあって、それは楽しめました。

そして、サシャとシャルロットの共通項が「カサブランカ」のファンという設定で、シャルロットの部屋には、なぜか日本語版の「カサブランカ」のポスターが! でも、サシャがそれを見ても、なぜ日本語かというツッコミもなく、普通にスルーされてました。

サシャ役のガド・エルマレという人は、言われなきゃ気づかなかったけれど、「ムード・インディゴ」のシックだったんですね。
それに、積ん録になっている「ザ・キャピタル」の主役らしいので、そちらも近いうちに見てみようと思います。


Un Bonheur n'Arrivent Jamais Seul」(2012年フランス)

2016年6月26日 (日)

フランス特殊部隊GIGN

今日は実話の映画化作品です。

エールフランス8969便がアルジェリアでイスラム過激派にハイジャックされた事件で、当時ニュースになっていたのを私もうっすらと覚えていますが、そんな調子なので当然詳細は知らず、今回初めていきさつがわかりました。

邦題からGIGNが活躍する話かと思っていましたが、実際にはGIGNによる突入が行われたのは後半のみ。前半はフランスの介入を嫌がるアルジェリア政府が自国の警察に任せていて、結局失敗して人質が殺されたりしました。

とはいえ、この是非を問うのは結果論でしかないし、飛行機がアルジェリアにいた時点でGIGNが介入できたとしても、どの程度成果が挙がったかはわかりません。マルセイユまで移動させて、その間にマルセイユ空港内で十分対策を練ったからこそ、最小限の被害で制圧できたのかもしれませんしね。

GIGNの一人ティエリーと家族とのやりとりなども描かれていて、ドラマに幅を持たせるためなのでしょうが、個人的には事件だけに焦点を当ててもらいたかったです。

いずれにしても、ラストはさすがに緊迫ものでした。
デルタフォースやSASを描いた映画やドラマは見たことがあっても、GIGNは初めてだったし、しかも実話ということで楽しめました。

ティエリーを演じるのは、リュック・ベッソン製作のドラマ「ノーリミット」のヴァンサン・エルバズです。


L'Assaut」(2010年フランス)

2016年6月25日 (土)

愛と死の谷

フランス映画祭が始まりましたが、今年見に行ったのはこちらの1本だけです。

イザベル・ユペールとジェラール・ドパルデューの共演ですが、全編ほぼこの2人の会話中心で、他の人が出てくるのはほんの少し。名優2人のやり取りだからこそ最後まで引っ張れるんだろうなーと思いながら見ていました。

基本は、子供を亡くした元夫婦がデスバレー(=死の谷)を歩くというシリアスな話で、私は子供がいないので子供に先立たれることもないわけなのですが、親としての心情についても考えさせられました。
役名もそれぞれイザベルとジェラール、2人とも俳優という設定だったので、よけいリアルなストーリーに感じられました。

でっぷり太ったドパルデューの、肥満に対する自虐ネタもあり・・・。「ハニートラップ」でも見た巨腹丸出しの水着姿で登場し、ここまでくると意図的にあの体型を維持しているのだろうかと疑いたくなりました。

上映後のトークショーでは、ユペールが質問に答えて、「愛、アムール」のハネケ監督とジャン=ルイ・トランティニャンと再コラボする最新作の話をしてくれて、そちらも公開されたら見てみたいです。

昨年同様、会場に掲示されていたポスターを写真に収めましたので、こちらも載せたいと思います。

Fff_2016



Valley of Love」(2015年フランス)

2016年6月24日 (金)

ビッグ・ピクチャー

ロマン・デュリス主演映画の3本目です。

殺した相手になりすましって設定が、「太陽がいっぱい」を思い起こさせましたが、こちらは殺したのも成り行きというか、相手の挑発に乗って勢い余ってという感じだったので、殺した後もすぐには対処できていませんでしたね。

自分がなりたかった写真家を、妻の浮気相手が職業としているのが出来過ぎですが、更にはなりすましの主人公の方が才能があって評価されてしまうという皮肉。何でそもそも写真家の夢をあきらめたのかなと疑問に思いました。

それに、弁護士だった時は性格に問題あるように見えた彼が、夢見た仕事に就いて満足しているせいかもしれないけれど、魅力的な人間になっていきましたしね。
ただ、満足はしていても所詮は逃亡の身なので、安らぎを得られるわけではなく、その辺りが哀しさも感じました。

ラストは、何であんなことになったのかよく分りませんでしたが、予期せぬ展開で、主人公のその後が気になるエンディングでした。


L'Homme Qui Voulait Vivre sa Vie」(2010年フランス)

2016年6月22日 (水)

メッセージ そして、愛が残る

今日もロマン・デュリスの作品を見たくて、こちらをセレクト。

息子が死ぬことは知っていましたが、いきなり冒頭で男の子が車にひかれるのは衝撃的でした。でも、それは息子じゃなくて、息子は赤ちゃんのうちに突然死で亡くなったことが、後からわかります。

息子が生まれたばかりの幸せだった過去と、息子を失って苦悩する現在が交錯し、過去の映像はすごく幻想的でした。逆に現在の方は、弁護士という職業柄もあり、とても現実的だったのですが、後半は現実まで幻想っぽくなってきたのが、主人公の行動の変化とあわせた感じで、効果的だったと思います。

人の死を予言できる医者ケイが出てきて、彼の能力を主人公のネイサンが徐々に信じるようになったことが、幻想的になった理由でもあるのですが、この医者を演じるジョン・マルコビッチが怪しくて・・・。

普通、霊媒のような非科学的な能力と、科学を信奉する医者は相容れないもののように思うけれど、ケイはそれでも受け入れざるを得なかったってことなんでしょうか? そして、弁護士のネイサンも然り。

ロマン・デュリスは、わざと老けてみせているのか、昨日の「ニューヨークの巴里夫」より若いはずなのに、こちらのが年を取って見えました。お気楽に生きてきたグザヴィエと違い、仕事もハードでプライベートでも不幸を背負っているという設定だからかもしれません。

奇妙な感じではありましたが、最後まで目が離せず、エンディングも含めてなかなかいい映画でした。

明日も引き続きロマン・デュリス作品を見る予定です。


Afterwards」(2008年ドイツ・フランス・カナダ)

2016年6月21日 (火)

ニューヨークの巴里夫(パリジャン)

今日はこちらのロマン・デュリス主演作を。

まずオープニングでメイン4人の若い頃(恐らく第1作「スパニッシュ・アパートメント」の時)の写真が表示されて、歳月を感じました。
セシル・ドゥ・フランスとケリー・ライリーはすごく若かったけど、オドレイ・トトゥは今とそれほど変わっていないように見えました。

国際カップルの場合は、会話はどちらかの言語に合わせる気がするのですが、グザヴィエとウェンディはそれぞれ自分の母国語で話していて、違和感を覚えました。
両方外国語の私には聞きづらいので、どちらかに統一してほしいと思っていたら、2人ともニューヨークに引っ越した後は、グザヴィエも英語になって助かりました。やはり周囲といつも英語で会話しているから、それが普通になったのかな?

ニューヨークが舞台なのに原題に「中国」が入っているのは、グザヴィエが自分の複雑な人生を「チャイニーズ・パズル(難問)」に例えたからなんですね。
それに、グザヴィエはチャイナタウンに住み、ヴィザのために中国系アメリカ人と偽装結婚し、イザベルの恋人も、出張してきたマルティーヌの交渉相手も中国人。ここでもチャイナ・パワー席巻かーと思ってしまいました。

前2作の方が面白かったとは思うけれど、ダメ男グザヴィエの旅もこれで完結だと思うと感慨深いです。


Casse-Tête Chinois 」(2013年フランス・アメリカ・ベルギー)

2016年6月20日 (月)

イヴ・サンローラン

本日はこちらの世界的デザイナーの伝記です。

サンローランのことはもちろん知っていますが(ゲイとかディオールにいたとか)、彼を献身的に支えたピエール・ベルジェのことはほとんど知らなかったので、彼の視点で描かれた本作は非常に興味深かったです。

今回感じたのは、「才能があるって辛いなー」ということ。凡人で良かった、なんて思ってしまいました。
彼の場合、躁うつ病を患っていたことや、ゲイを理由にいじめられた子供時代の記憶なんかも恐らく理由なのでしょうが、成功すればするほどプレッシャーと孤独に苛まれていたようでした。

サンローランはずっとベルジェとラブラブなのかと思ったら、ラガーフェルドの恋人と浮気したりしていたんですね。それでも別れなかったのは、やはりより強い絆で結ばれてたってことなのかな?
デザインだけで他は何もできないサンローランがブランドを立ち上げ維持していくためには、ベルジェとまさに二人三脚だったということがわかりました。

このベルジェを演じるギヨーム・ガリエンヌは、昨日の「詩人、愛の告白」で神父だった人!
同時期にサンローランの伝記が2本作られて、こちらは公認、もう一つは認められてないと聞いたけれど、公認の方は配役もお伺いたてたのかなーと気になりました。


Yves Saint Laurent」(2014年フランス)

2016年6月19日 (日)

詩人、愛の告白

フランス制作でパリが舞台ですが、今日も英語の映画です。

ミュッセの私小説が原作とのことで、彼もまたこんな生活だったのかなと思いながら見ていました。
オクターヴは詩人だから感受性が豊かなのかもしれませんが、ずいぶん惚れっぽい上に、一回一回の恋愛に全力投球なのがすごいです。

雪に覆われた風景が、それまでの派手な生活だった頃とは180度方向転換したオクターヴの心情とマッチしていましたね。でも逆に、そんな田舎暮らしが、オクターヴに落ち着いた恋愛を求めさせたのかもしれません。

遊びほうけていた時に知り合った女性たちと対照的な未亡人ブリジットに惹かれるのは、わかる気がしました。でも違いすぎると続かないのは世の常・・・。

シャルロット・ゲンズブールが主役かと思ったら、中心はこの詩人の青年でした。演じるピート・ドハーティという人は、私は知らなかったけれど、英国バンドのフロントマンだとか。
話題作りのためかもしれませんが、英国には才能ある俳優がたくさんいるのに、何でこの人が抜擢されたのか不思議でした。


Confession of a Child of the Century」(2012年フランス・ドイツ・イギリス)

2016年6月17日 (金)

天才スピヴェット

いつも6月に実施しているフランス映画月間ですが、今年は諸事情により半月遅れでスタート。1本目はこちらの作品です。

まず、主人公のT・Sが本当に可愛かったー。そばかす一杯のほっぺが愛らしいし。
天才少年少女は皆そうなのかもしれませんが、すごく賢いのに子供っぽいところも同居していて、そのギャップが面白かったです。

特に、受賞の報せを受けて父親が発明した振りをするところとか、母親に食べるのを止められてたホットドッグを買いに走る様子とか、やっぱり10歳だなーと感じて妙に嬉しかったりして。

いよいよスピーチするシーンでは、思わず「ガンバレ~!」と応援したけれど、無事スピーチしてめでたしって終わるのかと思っていたら、まだまだその先に騒動が待っていたんですね。

双子の弟レイトンが死んで、T・Sが複雑な心境だったのは容易に想像できましたが、それも一人で旅に出る決心をした理由かなと思えました。
ロードムービーならぬレイルウェイムービーとしても、楽しめる作品でした。

監督は「ロング・エンゲージメント」のジャン=ピエール・ジュネ。何でアメリカが舞台なのか不明ですが、最近は映画も国籍を超えたユニバーサルな作品が増えてきたので、その流れかもしれません。


The Young and Prodigious T.S. Spivet」(2013年フランス・カナダ)

2016年6月16日 (木)

ルイス警部 ファイナル

先月シーズン8までの記事を書いたばかり(→こちら)ですが、最終シーズンの全3話を見終わったので、最後にもう一度だけ書きたいと思います。

引退したはずのルイスの出戻りは、上司のイノセントに請われての復帰ということでしたが、当のイノセントは異動に。代わりに新しい上司ムーディがやってきました。
この新上司は、ルイスの復職に疑問を持っているようで、ルイスは不安になっていましたが、問題なく信頼を勝ち得たようです。

一方のハサウェイは、父親が認知症になり、世話をする妹と揉めたりして、プライベートで苦労していました。
ルイスはローラとラブラブなのに、ハサウェイは最後まで一人のまま・・・。しかも、いつぞや禁煙に挑戦したのもどこへやら、相変わらずスパスパ吸ってて、結局タバコも止められなかったねーなんて思ってしまいました。

前シーズンから加入のマドックスも、引き続き登場していましたね。このまま3人体制でずーっと続けても良さそうな気もしましたが、そろそろ潮時ということなのでしょう。

ファイナル・シーズンのゲスト出演としては、第1話に「ホワイトチャペル」のスティーヴ・ペンバートンが、第2話に「刑事フォイル」のハニーサックル・ウィークスが、最終話には「セルフリッジ 英国百貨店」のゾーイ・タッパーが出ていました。


Lewis」(2015年イギリス)

2016年6月13日 (月)

あるスキャンダルの覚え書き

先日の「シンデレラ」もかなりのインパクトだったケイト・ブランシェット。今日は、彼女がデイム・ジュディ・デンチと組んだ、ちょっと見逃し気味シネマを見ました。

ベテラン教師バーバラの一人称で語られるので、美術教師シーバの魅力がどこまで真実なのか、バーバラの誇張なのではと最初は疑っていたのですが、同僚の教師たちも皆、一様に彼女に好意を持っていたのは事実のようですね。

私が疑ったのは、自然に愛想を振りまき、誰の目からも魅力的で、でもプライベートでは、ずっと年上の夫(こちらも昨日「パレードへようこそ」で見たばかりのビル・ナイ)に、障害のある子供の母親で、っていう設定が作り過ぎと思ったから。

生徒との不倫に持っていくための条件づくりだったのかもしれませんけれどね。でも、この相手の生徒も15歳のくせに人生達観していて、しかも後半明らかになる彼の家庭環境から考えても、あり得ない感じがしました。

バーバラがどんどん自分の世界に陶酔していく姿を見ながら、「これが典型的なオールドミスの末路だったらどうしよう⁈」なんて思ったりもしましたが、私は孤独に不安も感じていない(むしろ一人を楽しんでいる)し、ネコや日記に慰めを見出してもいないから大丈夫かな?bleah


Notes on a Scandal」(2006年イギリス)

2016年6月12日 (日)

パレードへようこそ

ずっと後付けで書いていた記事が、ようやく現在に追いつきました。そして今日は、リィンさんご紹介のこちらの映画を視聴しました。

これってサッチャー政権下の実話なんですね。あの頃は、まだエイズに対する誤解もあって、ゲイ差別が厳しかった時代。そんな中、自分たちの権利を主張するだけでなく、炭鉱夫の支援までしちゃうってすごいなと思いました。

敵の敵は味方ってことなのかもしれませんが、ゲイが炭鉱夫を応援しても逆はないと思うけど、って思っていたら、案の定のバッシング。しかも向こうは、よりによって保守的なウェールズの田舎町だし・・・。

ただ、組合リーダーのダイが、初のゲイとのご対面でも臆することなく偏見も持たず、受け入れ、感謝し、友情を育むのがいいですね。
そして、スピーチ上手のダイの影響を受け、ゲイ&レズ会のマークもインタビューやスピーチ慣れしていくのを見て、嬉しくなりました。

ウェールズ出身のゲイであるゲシンが、ずっと母親に会ってなかったのに、炭鉱組合のヘフィーナとウェールズ語で会話して懐かしくなり、勇気を得て故郷に戻ってくる所も感動的でした。

このゲシンを演じるアンドリュー・スコットって人、どこかで見たと思ったら、ドラマ「シャーロック」のモリアーティでした!


Pride」(2014年イギリス)

2016年6月11日 (土)

25年目の弦楽四重奏

こちらも音楽映画ですが、同じカルテットと言っても、こちらは弦楽器です。

メンバー変わらず25年も演奏し続けたのはなぜかと思ったけれど、完璧主義のダニエルが、1回あるいは数回限りの指揮者やオケと組んでソロ活動するのでは、完成度の高い演奏ができないと考えたからなんですね。

演奏はもちろん、弓に使う馬の毛にまでこだわって自分で調達するダニエルが、ロバートにもっと人生を楽しめと言われて手を出すのがロバートの娘で、そこから溝が深まるというのもありがちですが、その前から分裂の危機は始まっていましたものね・・・。

結局、元々色々な思いを抱えていたのを、カルテットのためと我慢していて、特にロバートは、演奏でも恋愛でも二番手だったことをずっと気にしていたのだろうし、病気を理由に引退を決意したピーターが、今までは皆のまとめ役をして何とかもっていたということなのでしょう。

4人組が、フィリップ・シーモア・ホフマン、クリストファー・ウォーケン、キャサリン・キーナーに、なぜか(失礼!)マーク・イヴァニール。彼は、「救命医ハンク」のロシアン・マフィアとか「だれもがクジラを愛してる。」のソ連船の船長とか、いつも脇役ばかりで、こんなメインの役柄で見るのは初めてです!

今回見た音楽映画は3本とも2012年製作で、この年はブームだったのか、不思議なつながりでした。


A Late Quartet」(2012年アメリカ)

カルテット! 人生のオペラハウス

引き続き音楽映画です。先の作品は素人合唱団でしたが、こちらはプロの歌手たちの話。

引退した音楽家たちが集う老人ホームが実在するのかはわかりませんが、毎日あちこちで音楽が聞こえる所で過ごすのは楽しそうだなーと思いました。

ただ、それは私が部外者だから言えることで、ホームでも現役時代のステータスや上下関係が持ち込まれ、狭い業界と一握りのスター達ゆえ、過去のしがらみや禍根を今に残している中で暮らすのは大変そうでしたね。

私の場合は毎日映画上映会をするホームかな?なんて考えたりもしましたが、共通の趣味や関心事がある人と一緒に住むのは、いいのか悪いのか。楽しめる反面、反発したら最悪の事態になり得そうだし。
高齢化社会に突入した今、親は勿論のこと、自分の将来まで真剣に考えてしまいました。

マギー・スミス、マイケル・ガンボン、ビリー・コノリーといったベテラン俳優が、皆元気なのに改めて驚嘆しましたが、ダスティン・ホフマンが監督なのに何でイギリスが舞台のイギリス映画なのかな?


Quartet」(2012年イギリス)

アンコール!!

引き続きディズニー系を見ようと思っていたのが、気が変わってこちらの音楽映画に鞍替え。

頑固な父(テレンス・スタンプ)と、それに反発する息子(クリストファー・エクルストン)、そして緩衝材だった母(ヴァネッサ・レッドグレーブ)が亡くなり...と、ありがちなストーリーではあるものの、コーラスという要素が加わって、なかなか感動的な作品でした。

無骨ながらも妻への愛情あふれるアーサーと、そんな夫を理解している妻マリオンの、夫婦のあり方がとてもステキだなぁと思いました。

そして、妻の遺志を汲んで参加することになった合唱団の、指導をする音楽教師(ジェマ・アータートン)との奇妙な友情関係も面白いですね。

テレンス・スタンプは、「コレクター」や「イギリスから来た男」、そして「プリシラ」の女装など、ひとクセある役のイメージが強かったけれど、ここでは普通の老人ぶりが味わい深かったです。

この邦題は、コーラスの話ということを分からせたかったからかもしれませんが、もう少し原題を生かしたタイトルでもよかったかな?と思います。


Song for Marion」(2012年イギリス)

2016年6月10日 (金)

シンデレラ

コメディ、アクション、ファンタジーと、気楽に見られるジャンルを渡り歩きましたが、とうとうディズニー映画にたどり着きました。

ストーリーはもちろん知っていますが、何しろ子供の絵本だったので、今回描かれていたような人間関係は、シャルル・ペローの原作によるものなのか、完全な創作なのか・・・。
継母は、単なる意地悪なオバサンではなく、優しい前妻に嫉妬して、彼女の面影の残るエラに冷たく当たったのかなと思え、複雑な心情が垣間見えたりしました。

この継母を演じるケイト・ブランシェットが圧倒的な存在感で、「キャロル」のクラッシィないで立ちと、「ブルージャスミン」のタカビーな態度を組み合わせた、かなりいいキャラでした。

一方のシンデレラは、舞踏会に遅れてきたのはいいとしても、皆が見ている中で急ぎもせず呑気に優雅に階段を下りてくるのが、あり得んだろ!と思ってしまいました。
いかにも「私は王女よ」的な立ち居振る舞いは、日頃使用人として虐げられている彼女とは相入れない気がします。

監督は、私の好きな英国俳優の一人(→詳しくはこちら)、ケネス・ブラナー。「マイティ・ソー」の時もビックリしたけど、おとぎ話の監督なんて更にビックリです。


Cinderella」(2015年アメリカ)

魔法使いの弟子

引き続きファンタジー映画です。
こちらも、あまり期待していなかった割には、楽しめました。

以前「ディス・イズ・ジ・エンド」を見た時には知らなかったジェイ・バルチェルが、弟子となる主人公を演じています。

オタクな青年がマーリンの後継者っていうのも斬新な発想ですが、物理に秀でているのは脳を普通の人より使う能力を受け継いでいるからっていうのが、妙に納得できたりして。

指輪があっても魔法のコントロールに苦慮していた主人公が、ここぞという時に都合よく使えるのが出来過ぎではありますが、コメディ要素も多い作品なのでまあいいや。

彼を指導する魔法使いのニコケイがなかなかカッコよくて、師匠ぶりも「キック・アス」を彷彿とさせました。あちらもコミカルだったしね。意外にその手の作品が合うのかも・・・?


The Sorcerer's Apprentice」(2010年アメリカ)

2016年6月 9日 (木)

ライラの冒険

このところファンタジーづいてきて、今回はこちらのちょっと見逃し気味シネマをセレクト。

原作は3部作なのに評判悪くて1作で頓挫したと聞いたので、あまり期待せず見始めたのですが、それほど悪くなかった気がします。
主人公の女の子が最初はあまり可愛く見えなかったのだけれど、見続けるうちに好感持ってきたし。

人間と動物が対になっているパラレルワールドの世界では、人間が死ぬ(殺される)と動物もはじけたように消えるので、死んだことが目に見えてわかりやすいのが面白いなと思いました。

ライラの守護霊(ダイモン)がまだ固まっていなくて、いろいろ変わっていたけれど、やっぱり最初のフェレットみたいなのが良かったかな?
私だったら、ペンギンかウサギがいいなーと思うけれど、自分で好きな動物を選べるわけじゃないんですよね?

ダーク・シャドウ」で見たばかりのエヴァ・グリーンが、ここでは珍しく良い魔女を演じていて、実は悪い奴なんじゃないかと疑ってしまいました。

また、ダニエル・クレイグは登場時間が意外に少なく、恐らく続編を当て込んでいたからでしょうが、敵らしき人たちに捕らわれたっきりだったのがあれれ?でした。


The Golden Compass」(2007年アメリカ)

ダーク・シャドウ

ダークなファンタジーがバートン・ワールド全開って感じで、なかなか楽しめました。

ジョニデが演じるヴァンパイアのバーナバスが200年後に墓から甦るという設定なので、車や公衆電話やマックのネオンサインに反応する様子が笑えます。

でも甦った時代が1971年なので、カーペンターズがブラウン管テレビの中から歌っていたりして、バーナバスには新しいものだらけでも、私たちにはちょっと古めかしい感じがするギャップも面白かったです。

バーナバスが居候するコリンズ家の使用人ジャッキー・アール・ヘイリーが、「ロボコップ」に続き、ここでもいい味!
コリンズ家の娘クロエ・グレース・モレッツは生意気なティーンエイジャー役が可愛かったし、魔女役エヴァ・グリーンは、このテの役柄がどハマりでした。


Dark Shadows」(2012年アメリカ)

イントゥ・ザ・ウッズ

相変わらずジェームズ・コーデンのトーク番組を楽しく見ていますが、以前「ワン チャンス」の時に見たいと言っていたこちらの作品をようやく見ました。

最近は「スノーホワイト」だの「ヘンゼル&グレーテル」だの「アリス・イン・ワンダーランド」だの新解釈の作品が多いけれど、こちらもそのブームに乗って作られたのか、おとぎ話の登場人物が大挙出演していて、複数の童話が絡み合うミュージカルでした。

パン屋の妹で魔女に連れ去られたのがラプンツェルだったり、ラプンツェルを見初める王子の兄がシンデレラを探す王子だったり、かなり拡大解釈&創作ではありましたが、パン屋のジェームズ・コーデンがメインで出演していたので満足でした。

オールスター・キャストで、メリル・ストリープ(「マンマ・ミーア!」)やアナ・ケンドリック(「ピッチ・パーフェクト」)、ジョニー・デップ(「スウィーニー・トッド」)が出ていますが、クリス・パインはミュージカルのイメージがなく、若干違和感あり。
しかも登場シーンは、ウルヴァリンか?と見まがう出で立ちでしたが、弟の王子とイケメン2人で歌うところはなかなかでした。

でも、一番のお気に入りはエミリー・ブラントで、最近は「ボーダーライン」や「スノーホワイト/氷の王国」など大活躍なのが嬉しい限りです。


Into the Woods」(2014年アメリカ)

2016年6月 7日 (火)

アンストッパブル

今は亡きトニー・スコット監督と、何度目かのタッグを組んだデンゼル・ワシントンの作品です。

その前に見た「デンジャラス・ラン」では、当時注目され始めのライアン・レイノルズと組んでいた彼ですが、ここでもやはり、「スター・トレック」に抜擢されて間もないクリス・パインが相棒でした。

1985年の「暴走機関車」のリメイクかと勝手に思っていたけれど、それとは別の、実話の映画化だったんですね。

そもそも暴走の原因となった機関士の危機管理がなってない気がしますが、暴走した後も、もっと早くに運転席に飛び乗れるチャンスはなかったのかな・・・?
そうすれば、デンゼルとクリス・パインの乗った列車が後を追う必要もなかったわけだし。

でも、安易な手段で会社の利益を守ろうとした上層部の対応もありがちだったし、実際に列車が止まるまではハラハラしました。


Unstoppable」(2010年アメリカ)

デンジャラス・ラン

相変わらずアクション系モードだったので、こちらの作品を視聴しました。

デンゼル・ワシントンが主演かと思ったけれど、当時は知名度が上がり始めたばかりのライアン・レイノルズ(「グリーン・ランタン」)が実質的な主人公でした。

元ベテラン・エージェントのデンゼルと、まだ新米のライアンが、敵対しつつも協力するっていうストーリーは王道で、ちょっと展開は違うけれど「スパイ・レジェンド」の師弟関係を思い起こさせました。

CIAエージェントは恋愛ご法度というのも常套ですが、ここでのラストはどういう意味だったのかな? 希望の見える結末になってほしいけれど、「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」のイーサン・ハント状態なのかもと思ったりもしました。

CIAの副長官役でサム・シェパード(「マグノリアの花たち」)が出ていて、彼が大好きな私は、久々に姿を見られて嬉しかったです。


Safe House」(2012年アメリカ)

アイランド

相変わらず先月見た映画を後付けで書いていますが、その日は週末実家に行かなければならなくなり、実家のレコーダーに録画したままのこちらの見逃しシネマを見ました。

ユアン・マクレガーとスカヨハがクローンだったとわかった時には、将来現実にありそうだなーと思いましたが、それで健康管理されていたのかと笑えました。移植臓器が肥大してちゃ、元も子もないですもんねbleah

2人を追いかけるジャイモン・フンスーがカッコよかったのですが、最近見かけないと思ったら、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」とかに出ているんですね。私が見てないだけで、コンスタントに活動しているようです。

見逃していた映画ですが、結構面白くて、最後まで一気に見られました。
監督は「トランスフォーマー/ロストエイジ」のマイケル・ベイで、この手の近未来アクションを撮らせたら、向かうところ敵なしです。


The Island」(2005年アメリカ)

2016年6月 6日 (月)

アフター・アース

ジェイデン・スミスが再びパパと共演したこちらの作品も見ました。

冒頭でいきなり宇宙船のようなものから投げ出される親子が映り、よくわかんないよーと思いながら見ていたら、「その3日前・・・」の表示。テレビドラマでは最近よくある手法ですが、かなり戸惑いました。

今では宇宙に住んでいる親子が、地球に不時着するのですが、地球は荒廃しているのかと思ったら、樹々の緑や鳥の群れなど、自然はそのままなんですね。地球の未来はこんなかなーなんて考えながら見ていました。

父親が息子のキタイに語る「危険は存在するが、恐怖は自分の心次第」っていうのが、現実世界にも通じる言葉で、なかなか良かったです。

ジェイデンは、眉が下がり気味で見るからに情けなさそーだったけど、ラストの戦闘シーンではきりっとした眉だったので、表情orメイクでそう見えただけだったのかも。
彼はどちらかというと母親似なのか、ウィル・スミスの隣にいても似ている感じはなかったのですが、洞穴の中から上を見上げて歯を食いしばっている顔は、パパそっくりでした!


After Earth」(2013年アメリカ)

幸せのちから

少年ジェイデンを見た後で、見逃していた幼い頃の作品も見たくなり、こちらを視聴。

単独主演で俳優らしくなった「ベスト・キッド」と異なり、こちらのジェイデンはパパの隣で楽しそうにごっこ遊びしている感じで、とっても可愛かったです。

これは実話なんですよね。当時流行ってたルービック・キューブの才能を認められて、証券会社のインターンに選ばれるっていうのもすごいですが、そもそもそんなに数字に強い彼が、なぜ医療機器のセールスマンになったのか、そっちも不思議でした。

見る前は、もっとお涙頂戴で、最初からどん底のボロボロ状態なのかと思っていたけれど、インターンで無給になるまでは何とか生活できていたようだし、医療機器も売り切ったけど税金を取られてホームレス、みたいな展開がリアルで、さすが実話!と思いました。


The Pursuit of Happyness」(2006年アメリカ)

ベスト・キッド

こちらはラルフ・マッチオ主演の同名映画のリメイク。原題はどちらも”カラテ・キッド”ですが、この映画ではカンフーに鞍替えしていました。

空手の先生である日本人ミヤギの代わりに、中国のハン先生にカンフーを習うので、またまた中国が舞台。世界を席巻する中国資本がハリウッドにもすっかり浸透しているんだなーと実感しました。

いじめっ子が中国人なのに英語が上手で、みんなインターナショナル・スクールに通っているのかな?と、余計なところが気になりました。
バイオリンの女の子も、いかにも中国の英才教育って感じですしね・・・。

ハン先生はジャッキー・チェンですが、何だかすっかりオジサンになりましたね。私は中学の頃、彼が結構好きだったのですが、私もオバサンなんだから、ジャッキーも年取って当たり前。月日の経つのは早いものです。

製作にウィル・スミス&ジェイダ・ピンケットの名があると思ったら、エンド・クレジットでは、パパやママに甘えた感じのジェイデンの姿を見せていて、やっぱ子供だなーと思いました。


The Karate Kid」(2010アメリカ)

2016年6月 5日 (日)

ジャッジ・ドレッド

こちらも「ロボコップ」同様、去年のリメイク祭りで視聴を挫折したクチです。

オリジナルのスタローン版を見たのもやはりずいぶん前で、詳細は忘れていました。ジャッジが警官兼陪審兼判事兼執行人なので、犯罪を見つけて死刑と裁定されると即時執行するのを見て、「そうだった、そうだった」と思い出しました。

最近の映画は残虐なシーンが当たり前なので、撃たれて血が飛び散るシーンもモロ見せ(「300」とかもそう)なのですが、どうも私はいつまでたっても見慣れません。

主演は「オールモスト・ヒューマン」や新版「スター・トレック」のカール・アーバンですが、顔はヘルメットでほとんど隠れ(口元だけ見えるバットマン状態)、結局最後までヘルメットを取らなかったので、誰でも良かったような・・・?

それに、ジャッジ同士が戦う時は、相手も同じ格好なので、どっちがどっちなんだか不明で、やられているのかやり返しているのかわからないと、逆に迫力を感じないんだなーと思ってしまいました。


Dredd」(2012年イギリス・南アフリカ)

ロボコップ

こちらも昨年の「リメイク祭り」で見ようとして挫折した作品で、今回再挑戦しました。

オリジナルのピーター・ウェラー版「ロボコップ」を見たのが20年以上前なので、ストーリーの違いがよくわからないけれど、こちらも中国資本が入っているのか、中国でロボコップが作られているという設定でした。

ジョエル・キナマンは、これでハリウッド映画の主役に大抜擢のスウェーデン人俳優と聞いたけれど、結局半分くらいは顔が隠れていたので、この出演でアピールになったのか疑問です。
これを機に彼がスターになったという話も聞かないし・・・。あ、でも、新作「スーサイド・スクワッド」とかに出てはいるみたいですね。

会社の指示でロボコップと敵対するジャッキー・アール・ヘイリーが、これまでのオタクや変質者キャラと異なり、ベテラン戦闘員だったのが意外で、でも結構サマになっていたので、ますます彼が気に入りました。


Robocop」(2014年アメリカ)

トランスフォーマー/ロストエイジ

1年ほど前に「トランスフォーマー2&3」を見た時に、続けて見ようと計画して挫折したこちらの作品をようやく見ました。

3時間近い長編でしたが、2時間で飽きてしまい、残りの1時間は余計だったかも・・・。もう少し凝縮してくれれば面白さが持続して良かったのにと思いました。

とはいえ、オートボットとディセプティコンの戦いは見ごたえあったし、バンブルビーのつぶらな?瞳は可愛かったし。
悪役のケルシー・グラマーやおトボケ入った科学者スタンリー・トゥッチもなかなかでした。

それまではシャイア・ラブーフが主演で若者の映画って感じだったのに、今回は父親マーク・ウォルバーグが中心なので、どうなのかと思いながら見始めましたが、若者向けには子供たちカップルもいたし、この設定でも自然に受け入れられました。

最近とみに増えた中国資本の影響を受け、舞台が香港だっただけでなく、中国人がメインにもエキストラにも大挙投入されていて、中国での興行収入がすごかったというのも頷けました。


Transformers: Age of Extinction」(2014アメリカ)

2016年6月 4日 (土)

ロード・オブ・クエスト

引き続き、能天気なファンタジー・コメディを見たくて、こちらをセレクト。「スモーキング・ハイ」が結構良かったので、同じ監督とジェームズ・フランコのコンビに期待したのですが、ちょっとイマイチでした。

理由としては、下ネタがかなりドギツくて(「テッド」とかの比じゃない)ついていけなかったこと、主人公の俳優(「ディス・イズ・ジ・エンド」にも出ていたダニー・マクブライド)が生理的に受け付けなかったこと、そして、ジェームズ・フランコはカッコよかったけど、ロン毛カールの王子ヘアが私の好みじゃなかったこと・・・bleah

また、「こんなコメディに出てんの?」と思ったナタリー・ポートマンは、さすがに下ネタの応酬には参加していませんでしたが、それでもビックリでした。
逆にゾーイ・デシャネルは、「銀河ヒッチハイク・ガイド」や「New Girl」でもコメディエンヌぶりを発揮しているので、納得でした。


Your Highness」(2011アメリカ)

ガリバー旅行記

原作は当時のイギリスを風刺した小説で、それがどうジャック・ブラックのコメディに変貌するのかと思っていましたが、現代劇にアレンジされていました。

直前に、レイ・ハリーハウゼンの1960年版「ガリバーの大冒険」も見たのですが、当然ながら特撮技術は格段に違うので、こちらは巨人のガリバーと小人のリリパット人が自然に同じフレームに収まっていました。向こうは向こうで味わいがあったけれど。

バミューダ・トライアングルで遭難したガリバーのiPhoneが、海にどっぷり浸かった後でも生きているばかりか、留守電まで聞けちゃうってどうよ!と思ったけれど、まあ良しとしましょう。

また、ガリバーがリリパット人を人形劇状態に使って、スター・ウォーズやタイタニック、果てはキッスのコンサート再現までやらせているのには笑いました。

最近気に入っているジェームズ・コーデン(「ワン チャンス」)が、リリパット人の一人で出ていてビックリ&嬉しかったけれど、出番が少なくて残念でした。


Gulliver's Travels」(2010年アメリカ)

イルカと少年 & イルカと少年2

アメリカン・アイドル」の審査員も務めたハリー・コニック・Jr.の感動作を、続編と共に鑑賞しました。

「イルカと少年」
怪我をしたイルカが運ばれる海の病院の、クレイ先生の娘ヘイゼルがおしゃまで可愛かったです。
実話を基にしたストーリーで、イルカのウィンターは本人役ならぬ本イルカ役なんだそう。

エンド・クレジットの前に、実際に義足の子供たちや大人までもが、ウィンターと触れ合いに来ている姿に感動しました。

監督が「アンタッチャブル」など俳優としても活動するチャールズ・マーティン・スミスだったので、驚きました。

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隣のヒットマン

その日は気楽なコメディを見たい気分だったので、こちらの見逃しシネマを視聴しました。

「フレンズ」のマシュー・ペリーが主人公の歯医者、隣に越してきた謎の男ブルース・ウィリスがマフィア御用達の殺し屋という、まさにピッタリなキャスティング。

歯医者の妻役ロザンナ・アークエットが、夫婦としては若干不釣り合いな気もしたし、モントリオール出身という設定なので妙なフレンチ・アクセントで話すところも違和感でしたが、そもそもが現実感に欠けるコメディですからね・・・。

ラストで、主人公の職業がなぜ歯医者なのか納得したし、期待してなかった割には思いの外楽しめました。


The Whole Nine Yards」(2000年アメリカ)

ナショナル・ギャラリー 英国の至宝

5月に見たまま記事をアップしていなかった映画の数々を、新生・簡易方式にて順次書いていこうと思います。
一つ目は、こちらのドキュメンタリーです。

今回特に興味深かったのは、古い絵の修復作業の舞台裏。過去の誤った修復を取り消したり、逆に将来新たな技術が出来た時に現代の修復を取り消せるようにしたりと、元の絵を損なうことなく手を入れるやり方に感心しました。
私も修復とかやってみたいと思ったけれど、根気のいる仕事だし、責任も重いし、大変ですよね・・・。

また、小学校に上がったぐらいの子供向けガイドから、美術教師を対象とした講義まで、幅広く情報を提供しているのにも驚きました。
私は美術館に行ってもオーディオガイドを借りることはないのですが、ガイドや解説って重要だなと実感。そういえば、パリのピカソ美術館で、ガイドにピカソの絵の見方を教わって目からウロコだったっけ、と思い出しました。

今度からは、日本で美術展に行く時もオーディオガイドを借りようと決意しました。


National Gallery (2014年フランス・アメリカ・イギリス製作)

2016年6月 3日 (金)

今日のつぶやき: SNS疲れ?

5月はブログが休み休みになっていました。世間で言ういわゆるSNS疲れとはちょっと違うのですが、記事を書く余裕がなくなってしまったのでした。

いろいろ原因を考えてみると、1番の理由として、今年から本格的に映画視聴に戻ってきたことが挙げられます。

海外ドラマの記事が中心の時は、たいてい1シーズンに1度か、それ以上の期間を空けて書いていました。
でも、映画の場合は、当然ながら1本見るごとに書くわけです。

わかりやすい粗筋を自分の言葉で考え、ネタバレしすぎない程度に感想を述べ、更に出演俳優のバックグラウンドが自分の記憶に間違いないかチェックして、と準備していると、もう1本映画を見られるぐらいの時間がかかってしまいます。

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