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2016年3月21日 (月)

アンナ・カレーニナ

19世紀のロシア。政府高官カレーニンの妻アンナは、浮気した兄の頼みで兄嫁ドリーをなだめにモスクワへ向かいます。そこで、ドリーの妹キティと婚約まで秒読みだった将校ヴロンスキーに会い、互いに一目惚れします。夫の元に戻ったアンナをヴロンスキーが追いかけてきて、ほどなく2人は社交界の噂となります。


何回も映画化されているトルストイの小説が原作で、私も1935年のグレタ・ガルボ版や1997年のソフィー・マルソー版などを見ていますが、世紀の悲恋のはずなのにコミカルなテイストが鼻について、今回は拍子抜けでした。

わざと舞台装置のように見せるセットも、私としてはいただけない気がしましたが、アカデミー賞を受賞した衣装はさすがに豪華だったし、ストーリーはかなり原作に忠実なようでした。


良識ある女性に見えるアンナが、どうしてキティの相手を奪ってしまうのか理解できませんが、理性も吹き飛ぶほどの一目惚れってことなんでしょうね。
私はアーロン・テイラー=ジョンソン(「アルバート氏の人生」)が好みじゃないせいか、視覚的な意味でもアンナに共感できませんでした。

元々ジュード・ロウ(「グランド・ブダペスト・ホテル」)のが好きだし、愛するアンナを許すカレーニンの寛容さにも頭が下がりました。ちょっと出来過ぎな夫だとは思うけど。
愛人の子を妊娠したと知ってガックリくるカレーニンは、見ていて本当に可哀想でした。

ヴロンスキーとの恋に破れたキティが、前から彼女を想っていた農場主のリョーヴィンと幸せになるのがいいですね。2人が、言葉に出来ない気持ちをスクラブルのアルファベットで示すところは微笑ましかったです。

衣装と同様にキャストも豪華。
主演のキーラ・ナイトレイと上述の2人の他、アンナの兄にマシュー・マクファディン、その妻ドリーにケリー・マクドナルド。ヴロンスキーの母にオリヴィア・ウィリアムズ、カレーニンの友人にエミリー・ワトソン、リョーヴィンにドーナル・グリーソン。

でも、私が驚いたのは、先ごろ「リリーのすべて」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィカンダーがキティ役で出ていたことと、ヴロンスキーの兄がラファエル・ペルソナ(「彼は秘密の女ともだち」)だったこと。

監督は、「つぐない」でもナイトレイとタッグを組んだジョー・ライトです。

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